(cache) 古代地中海世界へ思いをはせる大理石アート -MSNスキルアップ-

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古代地中海世界へ思いをはせる大理石アート

Vol.12 モザイクアート講師 山本 宏先生

見るからに荘厳な雰囲気が漂うモザイクアート。絵画の手法の一つだという。いったい、どんな手法や材料で作っているのだろうか。モザイクアート教室のArt Espaceを訪ねてみた。

古代地中海世界へ思いをはせる大理石アート

ハンマーは、最高の超硬刃を使用。中には日本の職人による特注品もある。

ハンマーは、最高の超硬刃を使用。中には日本の職人による特注品もある。

色とりどりの大理石で模様や図像を紡ぐように、一つの芸術作品を形成するモザイクアート。作品完成に至るまで、どれだけ時間がかかるのか・・・。「初心者なら、1回2時間半の授業を4~6回で一つの作品が作れます」と語る山本先生。

日常での使用を前提に施したりと、建築と密接な関係があるモザイクアート。

日常での使用を前提に施したりと、建築と密接な関係があるモザイクアート。

まずは大理石を自分でカットすることから開始。割り台に固定された刃とモザイクハンマーの刃で大理石を挟むようにして割っていく。テッセラと呼ばれるモザイクピースの大きさは10mm角を中心に細かいものだと3~5mm角と、道具の豪快さからは想像がつかない細かい技だ。

大理石本来の色を見るために、霧吹きで水をかける。

大理石本来の色を見るために、霧吹きで水をかける。

「カットした大理石の大きさや色を見ながら、どこに配置するかを決めていくんです」。石は自然素材なので、一見同じように見えるが二つとして全く同じものはない。こうした作品の細部からも、趣の深さが伝わってくる。

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