北朝鮮の核実験問題では、中国とロシアは共同歩調を取っていますが(関連付けニュースを参照)私が極東をまわったかぎり、一般の庶民は、腹のそこでは猜疑心の目でお互いを見ています。
悪口は本当にひどい。辛らつな表現で、侮辱しますからね。僕の取材帳には、ロシア人がいった中国人の悪口でいっぱいです。
政治の世界では仲が良いのですが、これはあくまで対アメリカへの戦略です。
日本とアメリカのような親交ではないのです。
山口組と住吉会はトップ同士では、兄弟の契りをかわしても、末端の直系団体は抗争を繰り返す。いまは静かな戦いでも、ひとたび、火がつけば血を血で争うことにもなるのです。
ロシア国内では、民族排斥運動がさかんになってきており、狙われているのは中国人です。
しかし、これからお見せするチャイナタウンの現状を見る限り、安価で劣悪な中国製品はロシア人の生活を支えているので、中国を敵対視してばかりもいられない。我慢して、あの「黄色いやつら」(ロシア語でこういうのですよ)の作った製品を作らなければいけない、と思っているのです。
やはり、現場を見ると、いろいろなことがわかってきますね。
これは、極東で最大の規模をほこるウスリースク市のチャイナタウンです
ここは、完全に中国です。コピー商品ばっかり。
Kくん、顔出しごめんね。
次はハバロフスク。よくみると、どこの市場も似たり寄ったり
ハバロフスクはアムール川の対岸が中国です。
ハバロフスクでは、地元知事がモロ中国より。
地元の銀行も、中国語表示です。
最後はモスクワです。モスクワも「黄色い脅威」は例外ではありません。
「黄色い脅威」とはイズベスチャの記者が名づけた表現です。
モスクワのチャイナタウンの写真は、貴重なものです。
絶対にまねはしないでください。中国人が自衛のため、すぐに拘束しようと
してきます。
私も、友人のUさんと一緒にいたところ、この写真を撮ったのですが、中国拳法の使い手が、私をつかみ、どこかに連れて行こうとしました。
今、思うと、かなり危ない取材でした。
この市場では、8月に爆弾テロが起こったところであり、かなりピリピリしています。犯人はアジア人を標的にし、10人の中国人が殺されました。
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/16223/
この市場です。
違法移民も多く、ロシアの軍隊がガサ入れするところです。奥の方は無法地帯に近いかもしれません。
by ana5
【元厚生次官殺傷事件】海外に…