『一番になって当たり前だ。労働意欲が違う』
2005年09月25日
『一番になって当たり前だ。労働意欲が違う』とある友人がそういう話をしていた。ひとつ前のブログにも書いた京都の木村さんだ。彼は大学院に通いながら予備校の仕事をして、なおかつベンチャー企業の取締役をしている。その予備校では人気ナンバーワン講師だ。
なんて不遜な、と普通は思われるけど私はその通りだと思う。仕事をがんばっている人というのは
『不眠不休は当然』
『月間400時間以上労働当然』
『休みなし当然』
『勉強して当然』
という人たちだ。これが普通の人たちになると
『土日は休みたいのが当然』
『月間労働時間は法廷基準168時間程度でそれ以上は残業代』
『いつも睡眠時間が足りない』
『勉強はしたくない』
という意識に落ちてしまう。また、こういう人たちが多いのも事実なんだし、言い換えればこういう人たちの中で本気でがんばればTOPになれて当然という事だ。
彼の担当英語なんだけど、授業はとても面白くて、授業の最中に
『受験勉強のために英語をするな!』
と教えているらしい。英語という手段を勉強することによって人生の選択の幅が広がる。だからこそ英語を勉強すべきだ。大学に合格して遊んでばかりで英語忘れたらどうなる?就職の際も不利になるし、人生の選択肢自体も狭くなる。生涯年収が変わってくるんだぞ!と教えているとの事だ。
そして、今、授業を受けに来ている世代というのは親が就職氷河期や経済の不況を経験している親の子供たちだからそういうことには真剣に耳を傾けるらしい。確かに、私たちの世代、ちょうど8〜10年前の受験勉強のころにそういうことを言われてもぴんとこなかっただろう。
彼の一番になって当然という発言と、予備校に通う生徒たちの意識を聞くと、日本も変わってきたなあとかなり実感した。多分、これからは中間所得層がどんどん消えていって富裕層と年収300万円以下の層にどんどん分かれていくんだろうなあ。政治ではその流れを止めることはできないだろうから、自分が努力するしかない。がんばろう。