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　小中学校の同級生だった男女２人に対し「絶対殺す」との脅迫文を送ったとして、警視庁捜査１課は２２日、脅迫の疑いで東京都大田区、大学生三宅孝次郎容疑者（２４）を逮捕した。同容疑者はさらに、この同級生の男性名を使って出身小学校に脅迫文を送ったことも認めている。かつて、この男性にいじめられ“積年の恨み”を持っていたといい、屈折した復讐（ふくしゅう）だったとみられる。

　調べでは、三宅容疑者は昨年５月下旬ごろ、大田区に住む小中学校の同級生だった男女２人に、中学校の別の同級生の名前を使い「必ず殺す。おれが一生つきまとってテメイ（原文ママ）の弱いとこ弱いとこついてってやるよ」などと書いた脅迫文を送った疑い。

　一方、今年１０月中旬には、三宅容疑者が卒業した大田区内の小学校に、昨年５月の事件で被害に遭った男性名で「最強の卒業生より　学校の生徒数人に痛みを教える。包丁で腹と片目を刺す」などと書かれた脅迫文が届いた。警視庁では、この脅迫文送付も三宅容疑者の犯行とみて、威力業務妨害容疑でも調べている。

　この男性は脅迫された上、自身の名前を「脅迫犯」として使われたとみられる。三宅容疑者はいずれの脅迫文送付も認め「（名前を使った）男性にいじめられた恨みが忘れられなかった。学校脅迫で犯人扱いさせて困惑させ、徹底的に痛めつけようと思った」と供述しているという。

　［2008年11月23日7時52分　紙面から］

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