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シャープ:グーグルOS携帯の商品化へ 来年にも発売か

左手前が松本雅史・シャープ副社長。19日開かれた同社の携帯電話説明会で撮影
左手前が松本雅史・シャープ副社長。19日開かれた同社の携帯電話説明会で撮影

 シャープは19日、都内で開かれた携帯電話の秋冬モデルの説明会で、米グーグルのOS(基本ソフト)「アンドロイド」を使った携帯電話の商品化を検討していることを明らかにした。同社のスマートフォンは、これまで「ウインドウズ・モバイル」を採用しているが、松本雅史副社長が「アンドロイド端末を出してほしいという要求も出ている。技術的な素地はあるので、キャリアの意向に合わせる」と述べ、来年にも発売したい意向を示した。

 同社は、リナックスOSを使った携帯情報端末「ザウルス」を開発しており、松本副社長は「アンドロイド端末の開発も同じくリナックスベースなので、効率が悪くない形で考えたい」とし、海外展開も検討するという。

 同社では、国内と海外の台数シェアを「半々にする」ことを目指し、欧米向けのスマートフォンビジネスの規模を拡大する方針。併せて中国市場でのシェア拡大に力を入れる。松本副社長は「スマートフォンのビジネスは伸びる。中国では、アクオステレビのブランドを生かして販売していきたい」と期待する。また「国内で通用するヒット商品は、海外では値ごろ感などが合わないこともある。海外専用モデルの開発が中国向けとしても必要。中国では高機能機種だけでなく、普及価格帯もラインナップに入れたい」と話した。

 一般の携帯電話では、大手3社から秋冬モデルとして8機種を発売。NTTドコモ2機種、ソフトバンクモバイル1機種には、800万画素CCDカメラと超高感度画像処理エンジンを初めて搭載。今後、順次CCDに置き換えていくという。長谷川祥典・通信システム事業本部長は「ライバルはコンパクトデジタルカメラ。多くの人が携帯電話とデジカメの両方を持っているが、携帯電話だけで済むようにしたい」と話した。【岡礼子】 

2008年11月19日

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