2008年 11月 25日
高松市の小学校給食の食材に針混入
高松市の2つの小学校で学校給食用に納入していた冷凍ブロッコリーの袋に針が混入しているのが見つかりました。針が混入していたのは高松市の四番丁小学校と二番丁小学校の給食で納入した冷凍ブロッコリーで四番丁小学校の女性調理師が袋の中に長さ3センチの針が2本入っているのを見つけました。また二番丁小学校でも冷凍ブロッコリーから同様の針1本が見つかりました。高松市教育委員会がすべての小学校でブロッコリーの使用を中止したため児童に健康被害は出ていないということです。この冷凍ブロッコリーはメキシコで冷凍梱包されたものを東京の会社が輸入し、琴平町の業者に卸しているということです。高松市教委では警察に連絡するとともにあすから給食でこの業者のブロッコリーを使用しないことを決めました。

香川用水の取水制限が解除
高知県の早明浦ダムの貯水率回復に伴い今年7月から行われていた香川用水の取水制限が25日、解除されました。早明浦ダムの貯水率は今月22日に約4カ月ぶりに60%を越え、25日、午後5時現在63%となっています。ダムの貯水率は今年8月31日に0%になりましたが上流域では先月、平年を上回る雨量を観測し、貯水率が徐々に回復していました。吉野川水系水利用連絡協議会は冬場の水利用の見通しが立ったことから25日、午前10時に香川用水の取水制限を解除し、四国地方整備局に設置された渇水対策本部を解散しました。香川県をはじめ高松市など7市5町の渇水対策本部もこれにあわせて解散しました。

真庭石灰工場の労災事故 書類送検
去年12月、真庭市の石灰工場でレンガが崩れ、4人が死傷した事故で、作業を請け負っていた業者の役員2人が25日、岡山地方検察庁津山支部に書類送検されました。業務上過失致死傷の疑いで書類送検されたのは、作業を請け負っていた倉敷市茶屋町の有限会社入江工業所の59歳の男性社長と、当時32歳の男性取締役の2人です。この事故では去年12月24日午前9時過ぎ、真庭市山田の中山石灰工業で、石灰を作る炉の修理中に内部のレンガが崩落し、作業をしていた男性1人が死亡したほか、3人が重軽傷を負いました。警察によりますと、男性社長ら2人は事故当時、禁止されているレンガの解体と搬出を同時に行っていたほか、レンガの崩落を防ぐ措置を怠っていた疑いです。

賃金未払いで倉敷市の旅館を書類送検
従業員の賃金を支払わなかったとして、倉敷市で旅館を営む会社と社長の男性が労働基準法違反の疑いで岡山地方検察庁倉敷支部に書類送検されました。倉敷市の旅館業、くらしき石山花壇と、社長の69歳の男性は従業員50人に対し今年4月から2カ月分の賃金、あわせて約808万円を支払わなかった疑いです。倉敷労働基準監督署が今年6月、文書で支払い勧告しましたが、改善されなかったため書類送検しました。くらしき石山花壇は今年5月末に廃業しています。また従業員6人に8カ月分の賃金、約890万円の支払わなかったとして倉敷市の呉服販売業、カガワと54歳の役員も書類送検されました。

岡山市役所に大量のビラ張られる
25日朝、岡山市役所に北朝鮮のら致問題などに関するビラ約60枚が張られているのが見つかりました。警察が建造物損壊の疑いで調べています。ビラが張られていたのは岡山市役所の本庁舎南入口付近です。25日、午前6時半ごろ巡回中の警備員が「岡山市行政は拉致被害者を見捨てた」などと書かれたビラ59枚が張られているを見つけました。岡山市によりますと24日午後4時半に警備員が巡回したときには張られていなかったということです。また、岡山市富田町の朝鮮総連岡山県本部でも「北朝鮮粉砕」などと書かれたビラ15枚が張られていたのが見つかりました。警察が建造物損壊などの疑いで調べています。

自転車が高速バスと衝突 1人重傷
25日朝早く、岡山県美咲町の国道で自転車が高速バスと衝突し、自転車に乗っていたお年寄りが大けがをする事故がありました。25日午前6時15分ごろ美咲町の国道53号線で道路の左端を走っていた自転車が高速バスと衝突しました。この事故で自転車に乗っていた美咲町のパート従業員、常安咲子さん(77)が太ももの骨を折る大けがをしました。高速バスには14人の乗客が乗っていましたがケガをした人はいませんでした。警察の調べによりますと自転車の常安さんが道路を横断しようとしたところバスの左側面に衝突したとみられています。高速バスは東京から岡山駅へ向かっていて警察がバスの運転手から事情を聴くなどして事故の詳しい原因を調べています。

年末ジャンボ宝くじ発売
1等、前後賞合わせて3億円が当たる、年末ジャンボ宝くじが、25日、全国一斉に発売されました。岡山市内の売り場では、朝9時の開店と同時に発売を待ちかねた人が宝くじを買い求めていきました。今年の年末ジャンボ宝くじは1等、前後賞合わせた3億円が70本、2等の1億円は140本で、億万長者のチャンスが210本と今年発売されたジャンボ宝くじの中では最も多くなっています。また、ジャンボ宝くじの発売30周年を記念し100万円が当たる特別賞が新しく7000本用意されました。年末ジャンボ宝くじは来月19日まで販売され、大晦日に東京で抽選会が開かれます。

おかやまIT経営力大賞
ITを活用して業務の効率化などを進めている企業を表彰するおかやまIT経営力大賞の授賞式が25日、岡山市で行われました。この表彰は岡山県内の企業のIT化推進を目指す協議会が、初めて行ったもので6つの団体が賞を受賞しました。このうち大賞を受賞した岡山市の両備タクシーセンターは電話してきた顧客の電話番号から客の位置が瞬時に分かるシステムや、GPSを使って最も顧客に近いタクシーを配車するシステムを導入し、配車の効率を向上させたことが、評価されました。このほか、ICカードを使って園児の通園を管理するシステムを導入した、岡山市の共生保育園など5つの団体が優秀賞などを受賞しました。