2008年11月25日 18時7分更新
医師不足を解消するために大学の医学部の定員を増やす国の計画に伴い、岡山県内では来年度、2つの大学で合わせて20人、入学者が増やされることになりました。
大学の医学部への入学者の定員は、昭和50年代には全国で合わせて8280人でしたが、その後、段階的に減らされ、昨年度は7625人となっていました。
しかし、各地で医師不足が深刻化していることから、国はこれまでの政策を転換して医学部への入学者を増やす計画を決め、来年度は全国で693人増やすことにしました。
これに伴い、岡山県内の大学の医学部の入学者の定員は今年度に比べて、岡山大学で10人増えて110人、川崎医科大学で10人増えて110人となります。
2つの大学では県内の地域医療で活躍する医者を増やすため、すでに県内の高校出身者を優先的に入学させる枠を設けたり、地域の病院での勤務を希望する学生に奨学金を給付するなどの対策をとっているということです。