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【コラム】 ものの値段ってどういう基準で決まっているの?

先輩に連れて行ってもらった時価のスシ屋。「うんめぇ〜!」と舌鼓を打ちつつ、さぞかし高いんだろうなぁ…と考えて、フト疑問が。このスシが高いのは何となくわかるけど、「なんでコレがこの値段!?」ってモノ、世の中には結構ありますよね?

たとえば、秋の味覚マツタケ。「香りマツタケ、味シメジ」なんていうように、味はそんなにおいしいと思わないのに、なんでマツタケってあんなに高いんだ?

最近は外国産も多いですが…
どうしてまつたけってあんなに高いの? でも、昭和40年代にまつたけの母体であるアカマツを食い荒らす“松食い虫”が大量発生し、松が枯れてしまったんです。その上、石油やプロパンの登場によって薪や落ち葉を燃料としなくなり、山を手入れする人が減った。その結果、落ち葉が堆積して土が肥え、多数の微生物が繁殖したので、まつたけが育ちにくい環境になったんです

実はこのマツタケ、昭和20年代には今の100倍もの生産量があり、値段もそれほど高くなかったんだとか。つまり、マツタケは生産量の低下により価格が上がったというわけなのだ。

とはいえ、同じようなものを売っているのに、場所によって値段が変わるのも不思議です。わかりやすいところでは銀座でしょうかね…。

老舗や名店が多いけど
オトナの街“銀座”はなぜ高級なの? 名店が出店し、現在の銀座のイメージの基礎ができたのはこのころ。またビジネスの街・丸の内と、政治の街・霞ヶ関の中間にあるという立地から、新聞社や出版社がオフィスを構え、銀座は情報の発信地としても栄えた。そして戦後には夜の街としての顔も出現。焼け残ったビルが進駐軍に接収され、銀座の街はそうした外国人のための高級な社交場と変容したというのだ。

江戸時代は職人の町だった銀座が、明治に入って洋風な町になったのがすべての始まりだとか。なるほど、銀座は歴史とともに高級さを身につけていったんですね。だから、安いものを並べるわけにはいかないというわけか。じゃあ、いろいろな場所にあるホテルでも、高級なところとそうでないところがあるのはなぜ?

コンラッド東京オープン
外資系の超高級ホテルが東京に続々オープンする理由は? 「ホテル側のウリは“浜離宮の眺め”“檜風呂付きカップル用トリートメントルームもあるスパ”“和モダンのインテリア”などですが、ホテル愛好家にとって価値があるのは、他の汐留のホテルにはない開けた浜離宮ビューと築地市場を眼下に見下ろせるマーケットビューですね」

ホテルの売りは、ズバリその眺め。確かに、白のふわふわガウンを着て、特大のブランデーグラス片手に六本木や表参道を見下ろせるなんて、ちょっとしたチャンピオン気分に浸れるかも。

…なんて妄想を膨らませてしまいましたが、一庶民としては身近なものの値段がさらに上がってしまわないか、引き続きウォッチしていきたいと思います。
(R25編集部)

ものの値段ってどういう基準で決まっているの?はコチラ

※コラムの内容は、フリーマガジンR25から一部抜粋したものです

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