ロンドン――英国で新生児をトイレの水で流して死亡させる事件の裁判が24日にあり、被告の女性は「出産を知らなかった」とし、無罪を主張した。AP通信が報じた。
被告はウェールズ・カーディフの検視官裁判所で、妊娠は自覚していたが、出産時の痛みはお腹の具合が悪いと考えていたと主張。便器内に胎児の足を発見し、事態を初めて知ったと述べた。
昨年12月28日の事件で、胎児を便器内から引き揚げ、蘇生を試みたが失敗したとしている。その後、遺体を自分の車のトランクに入れていた。
その後、遺体隠匿の罪などで執行猶予付きの判決を受けていた。検視官裁判所は、胎児の死亡の経緯などを調べていた。