ミス慶應2008特集ページ
エントリーNo.4 橋本江莉果さん(商学部2年)
第一印象は「エリカ様」の別名にふさわしいオーラに圧倒されるがインタビューがはじまると包み隠さず、自身をさらけ出す彼女の魅力にすっかり引き込まれた。「写真のイメージとは違う」と言われることが多い彼女だが、その理由がわかるインタビューです!
■ミスコンは楽しい!
―読者モデルをはじめたきっかけは何だったんですか?
お母さんと渋谷を歩いているときにスカウトされました。一人でいるときに声掛けられたら警戒したと思うんですけど、お母さんと一緒だったので比較的安心でした。お給料は少ないですが(笑)。楽しいから全然苦にならないですね。
―ミスコンに出てから何か変わったことはありますか?
両親は可もなく不可もなくって感じで、特にこうしたほうがいいよとか、特に口を出してきたりはしないですけど、電話とかで話してるとこからみると内心はうれしいみたいです。やっぱり慶應のミスコンは世間的に見たら花形だし、喜んでくれていると思います。ちなみに、周りの友達は結構びっくりしている感じですね。私はミスコンっていう所謂女の子っぽい華やかなものに出るようなキャラではないので、友達は結構びっくりしてました。「なに、そのギャグ!?」みたいなこと言われました(笑)。最初はそんな感じだったんですけど、最近ではなんだかんだでみんな応援してくれています。自分自身に関して言えば、ミスコンが始まってから撮影やイベントがあって時間をとられることがあって確かに忙しくて大変ですけど、やっぱり楽しいですね。楽しければ何でも良いと思ってるので!楽しくなかったらやってません(笑)。
―他の候補者を一言で表すと?
小川恵理子さん…ほんわかしてるけど、しっかりもの。1年生なのにすごくしっかりしてます。
金田恵理さん …素敵女子。強く優しい女性です。
関舞子さん …ひまわりみたいなハチ公。誰に対してもソフトで感じがいいです。
細貝沙羅さん …古風な美人。黒髪が似合います。
本山華子さん …クールビューティー。ブログで見せる面とは違って普段は静かでほんわかしてます。
―ちなみに自分自身はどんな感じだと思いますか?
単純に表すと「猫」。性格はわかりやすい性格だと思います。できれば100%キレイにやりたいんですけど、いつもどっかが絶対抜けちゃってます。何か1個やると次のことを忘れちゃったり(笑)。そこはちょっと直したいですね。
■ギリギリな自分が好き
―成績、単位はどんな感じですか?
Cばっかりです(笑)。Aは「あんの?」って感じですね。でもそんなCばっかりとってる自分が好きだったり(笑)。そこでAをとっちゃたら、変な言い方ですが、逆につまらないです。「やっぱギリギリだよねー(笑)」っていう具合がちょうど良いですね。私はあまり成績にこだわるタイプではなくて、上に上がれればいいかな~くらいで、私にとってAでもCでも同じアルファベットなんですよ。
―ニューヨーク校での生活について教えてください。
慶應ニューヨーク校ってホント独特の世界観があるんですよ。学外の人が抱いているニューヨーク校のイメージとはまったく違うと思います。場所も、”鹿”が出るようなところにあってバスかタクシーを呼ばないと街に出られないんですよ。しかも、私はニューヨーク校を日本から受けたので、アメリカでは寮生活でした。寮では相部屋ですし、共同生活なのでよくぶつかり合いました。自分を含め女の子ってセンティブでガーリーな部分があって、そういうので悩んだ時期もありました。だけど、それによって得たものは大きかったです。授業もすべてがすべて英語で行われるわけではなかったんですが、英語は日常会話までなら大丈夫です(笑)。
―単身でニューヨークに行くことに不安があったと思いますが、なぜニューヨーク校だったんですか?
両親の勧めですね。私自身、ヒップホップとか洋楽とか好きだったし、「ニューヨーク帰り☆」っていう肩書きに釣られた感はありましたね(笑)。でも、もう当分NYはいいですね。それより最近はじめてLAにいったんですけど、めちゃくちゃ楽しかったんですよ。LAに住みたくなったくらい。ニューヨークみたいなちょっと真面目な空気感が好きな人もいると思うんですけど、私はLAみたいなポップで楽しい感じの方が好きですね。何よりあったかいですし。
―洋楽好きということですが、どんなのを聴くんですか?
昔は洋楽にめちゃめちゃこだわっていたんですが、今はそこまでこだわりはないですね。ビルボード(※注)に載っている流行りの曲を聴くくらいで。日本人の歌手では、AIちゃんが特に好きですね。海外に出てきてる境遇とか、そういったとこが自分に共通点があったり、『リアル』なとこ本当に大好きです。
■「人」にハマってます。
―男に生まれ変わったら何をしたいですか?
まずイケメンがいいですね(笑)。あとは・・・男の友情を味わってみたいです。イメージですけど、男の友情って超分厚くて裏表がないじゃないですか。そんな本気で付き合える感じが羨ましいです。
―理想の男性像は?
男らしく、包容力・向上心があって、真のやさしさを持ち、曲がらない芯の通った自分を持ってる尊敬できる人!好きになる人はいつもバラバラでその時好きになった人が理想って感じです。
―では、子供は何人くらい欲しいですか?
二人ですね。私は一人っ子で、別に日常的に寂しいわけじゃないんですけど、例えば親を看取るとき、親のことを知っているのが私だけなんだなって最近ちょっとしんみり思うんですよ。親との記憶を共有できる人がいたらいいなって。親との記憶を共有できる人が少なくとも1人は欲しいなぁと思います。ふとした時に確認し合えますしね。だから二人は欲しいです。わがままを言ったら、お兄ちゃんと妹が理想ですね。
―一人暮らしだそうですが、自炊とか洗濯はするんですか?
ここ一年くらい全然してません。最初は料理教室とか通っていたんですけど今はめっきりです(笑)。洗濯も大量に溜まっちゃったり(笑)。家事は苦手です・・・。
―最近ハマってるものとかありますか?
市販のあずきバーです(笑)。あれはたまんないです。あと、「人」にハマってますね。友達とか仕事で知り合った人と接していると「こんなひともいるんだぁ」って思うほどアツい人たちが多くて、超楽しいです。男女問わず、とにかくみんな裏表が全くなくて心から素直なんですよ。今まで出会ったことのないような人たちばかりで、一緒にいるだけで本当に楽しいです。
―ミスコンもあと少しですが、今までを振り返ってみてどうですか?
そうですね、思えばあっという間でしたね。これからもこれといって普段のスタイルを変えるつもりもないし、変わらないと思います。ただ、せっかくミスコンに出てるんで、友達に会ったら「よろしくね」くらいいうかもしれないですね。
―今まで話してみて橋本さんは非常に自分を確立しているように見受けられますが、今後どのような人物を目指していますか?
自分を持っていながらも、常に相手に感謝して相手の立場を考える人間でいたいですね。もう当たり前のことですが、例えば本当に仲がいいからって、相手を傷つけるような否定的なこと・相手の気持ちを考えずに思ってることを平気で言ったりするのとかは絶対したくないですね。人間はどうしても自己中心的になりやすいですから。
―ありがとうございました。
取材:勝部一志、川島碧