ミス慶應2008特集ページ
エントリーNo.2 金田恵里さん(文学部2年)
彼女の名前をGoogleで検索すると、一番上に出てくるのは「ピアノ」―?
そう、彼女は芸大付属の高校で作曲を学び、なんと絶対音感まで持っているのだ。そんな人がなぜ慶應に?そしてなぜミスコンに?
そう思ったそこのあなた。このインタビューを読めば、わかります。
勉強にも真面目で、悩みはよくコケること。食べることが大好きなグルメで、しかもあの「二郎」にまで手を出したチャレンジャーでもあるという。
そんな聞けば聞くほど出てくる彼女の魅力も、きっとわかるはず。
■巻き髪は不評でした
―ミスコンに出るにあたって、周囲の反応はどうでしたか?
友達はよく喜んでくれますね。あと「そんなキャラじゃないじゃん!」って爆笑されたり(笑)。確かに自分でもそういうキャラではないと思うんですけど。
それと公式HPの写真なんですけど、巻き髪にしたのが「エリ、普段と違う」って不評でした(笑)。
―普段は巻き髪はしないんですか?
1回やろうと思ってコテを買ったんですけど、使いこなせなくて…もう1年以上机の中で眠ってます。あの写真が最初で最後ですね(笑)。
―ミスコンに出てから今までを振り返ってどうですか?
ピアノをやってたので「舞台」には結構慣れていて、人前に出ること自体は緊張しないんですけど、いつも弾くばっかりだったので喋るのはいまだに緊張してますね。
■マイペースで前向きです
―他の候補者を一言で表すと?
小川恵理子さん…1年生なのに大人っぽい。
関舞子さん …かわいい。いつも素で、素がかわいいみたいな。
橋本江莉果さん…優しいしかっこいい!女性として憧れ。
細貝沙羅さん …いつも一生懸命で可愛い。
本山華子さん …優しい。ブログが面白いです。
―自分を一言で表すと?
マイペースです。良い言い方をすると前向きですね。前向きっていうか何も考えてないだけかもしれないんですけど(笑)。
―他の候補者と比べて「これだけは負けない!」というところはどこですか?
爪の長さでは絶対負けないと思います。誰よりも短いです(笑)。ピアノ弾くから伸ばしたことないんですよ。マニキュアも塗れないし。
■作曲科出身。
―ピアノは何歳くらいから弾いてるんですか?
4歳くらいですね。幼稚園の頃から作曲をやってて、小学校5、6年生の時にはピアノのために大阪から東京に通ってました。ヤマハのマスタークラスってところだったんですけど、それが東京にしかなかったので。それが結構ハードだったので中学から東京に来て、高校は東京芸術大学音楽学部附属音楽高等学校っていう長い名前のところで(笑)、そこの作曲科に通ってました。
―作曲ってどうやってするものなんですか?
それを聞かれるのが一番難しいんですよ(笑)。小さい頃は何も考えずに短い曲をたくさん作ってました。でもだんだん考えるようになると1年に1曲くらいになって、最近は思いつかないとなかなか作れないですね。
―短いと言うとどれくらいなんでしょうか。
小学校3年くらいの曲だと4~5分ですね。もっと小さい頃だと1~2ページだったり。私はそんなに長い曲は作ってないんで、一番長くても12分くらいです。今はポップスを作ってるのでもっと短いですけど。
―作曲は「頭の中にメロディが浮かぶ」という感覚なんですか?それとも理論に従って?
理論は高校ですごく勉強しましたよ。対位法とか和声とかフーガを作る(※注)っていうのが作曲の実技で毎週あって、電車の中でもやってました。それが今曲を作る上で役立っているかはわかんないんですけど、一応作曲の基礎としてきっちりやりました。
対位法は音楽理論のひとつ。和声・フーガはそれぞれその理論の中の用語及びその理論によって作られた楽曲のこと。
―では、これからもピアノの道で行こうと?
「ピアニスト」っていうのは違うとは思ってますね。でも音楽だけじゃなくてどういう形であっても、自分で作曲したものを弾くとか、そういう「自分で作る・表現する」ような仕事をしたいなと思ってます。
―「こういう雰囲気の曲をよく作る」というのはありますか?
どちらかと言えば柔らかいというか、「癒し系」に近い感じの曲が多いですね。
―演奏会などにも出られたんですか?
ヤマハで作曲の発表をするコンサートがあるんですけど、それの全国大会みたいなものに毎年出てました。小学校の3年生くらいから中学の3年生までだから、5~6回ですね。
■優等生?
―東京芸大の付属高校出身ということですが、どんな高校でしたか?
1学年40人くらいで、全国から集まってきてました。その中でいろんな科に分かれてて、作曲科は生徒がいない年もありました。私の学年は二人でしたね。
―それじゃあ本当に狭い世界だったんですね。
そうですね(笑)。その狭いのが嫌だったのと、芸大の作曲科は現代音楽ばっかりで私はジャンルが違ったのでもともと行く気もなくて、ほとんどは芸大に行くんですけど私は慶應に行こうと思って。
―文学部では何をやってらっしゃるんですか?
今人間科学専攻にいるんですけど、いまだにどういうとこかわからないです(笑)。授業が一番自由に取れるのでいいなって思ったんですけど。
―成績は良いですか?
成績は結構いいですよ(笑)。1年の時はBが1、2個あってあとはAでした。
―真面目なんですね。
授業はマジメに出てるほうですね。取った授業はちゃんと出るし、サボることはないですよ。
■かなりのグルメ
―金田さんはグルメだそうですが、一番好きな食べ物は何ですか?
一番は母が作るご飯です。ハマってるのはピキヌーっていうタイカレー屋さんですね。先月は5回行きました(笑)。あと恵比寿にBIANっていうお店があるんですけど、石釜で炊く五穀米とコラーゲンのお鍋がおいしいです。 よく食べるのは黒酢と納豆とヨーグルトと、それにミューズリーっていう外国のシリアルみたいなのにハマってます。見た目は完璧に鳥のエサなんですけど(笑)。あとは豆乳も好きですね。
―ブログによると今年の夏はタイに行かれたそうですが、オススメのタイ料理はなんですか?
両方デザートなんですけど、マンゴーともち米にココナッツミルクをかけたものと、あったかいココナッツミルクに大きいタピオカが入ってて、それに冷たいココナッツアイスを入れたものがおいしかったです。あとはソムタムっていう青パパイヤのサラダとか、定番のタイカレーですね。でもタイカレーはピキヌーのほうがおししいです。
―では、日吉でオススメはありますか?
ひようらだと龍華っていう中華料理屋さんかなぁ。ラーメンもだいぶ制覇しましたよ(笑)。よく行ったのは武蔵家とハマトラですね。
―ブログには「ラーメン二郎」の写真も載せられてましたね。
あれは三田の二郎ですね。友達と40分くらい並びました。多分量は加減してくれたと思うんですけど、13分くらいで完食しましたよ(笑)。他の二郎は行ったことないですけど、あれ結構好きです。次は野菜マシでいきたいです(笑)。
―食べるのが好きなんですね。
はい、雑誌もファッションのじゃなくてグルメ雑誌のほうにいっちゃいます(笑)。
―逆に嫌いな食べ物ってありますか?
おいしくないものは別ですけど、絶対食べれないものはチューイングキャンディのメントスしかないです。味とか食感が無理で…。
■2度上げます
―ミスコンも残すところあと少しですが、残りの期間でしたいことはありますか?
声が低いので、声のトーンを2度くらい上げていきたいなと思います。
―2度ってどのくらいですか?
1オクターブが8度なので、ドとレの差ですね(笑)。
―では、残りの期間への意気込みをお願いします。
飾らずに素のままやっていきたいです。グルメ情報も書くので、ブログも見てくださいね。
取材:内田彬浩、川島碧