ミシュランガイドで三つ星評価を受けた料理店の瓶詰食品から、食中毒を引き起こす「セレウス菌」が見つかり、自主回収をしていることがわかった。 問題の商品は、「高島屋」東京店で販売された、日本料理店「神楽坂石かわ」の「黒豆瓶詰」。製造した「漬善商店」によると、先月28日に神戸工場で製造した商品の中身が白く濁っていると、神楽坂石かわから連絡があり、保健所に届けたところ、中からセレウス菌が検出された。セレウス菌は、おう吐や下痢など食中毒の症状を引き起こす。漬善商店は、殺菌の段階で熱が全体に行き渡らなかったため、菌が繁殖したのではないかと話している。
高島屋によると、黒豆瓶詰は72個販売されたが、健康被害の報告はないという。
神楽坂石かわは、21日に発売された「ミシュランガイド東京2009」で、三つ星の評価を受けていた。
回収対象商品:「神楽坂石かわ 黒豆瓶詰230グラム」
賞味期限:12月30日、12月31日、09年1月1日の商品