タロットで前世を知る方法その1
タロットは「占い」だけのツールではありません。逆にタロットを「占い」だけに使うのは宝の持ち腐れとも言えます。タロットは「セラピー」にも使えますし、イメージトレーニングにも応用ができます。今回は、前世を読む方法をお伝えしましょう。
<前世リーディングに入るまでの瞑想法>
前世リーディングの実践では意識を集中し、過去の自分に遡るイメージを作ることから入ります。
タロットで前世を読む前の準備段階として瞑想をします。座禅を組んでも構いませんし、椅子に腰かけてもいいです。仰向けに寝ても構いません。手は軽く握るように(卵を持っているイメージ)してください。力は抜いてください。楽な姿勢がポイントです。
最初に、みかんを思い浮かべてください。目を瞑ったほうがやりやすいかも知れません。みかんを右手に持ったイメージをします。みかんの香りや重さ、できれば触った感触を思い浮かべます。※みかんが苦手ならば林檎でも構いません。
そのみかんを右手から左手に移します。重さや感触が左手に移るようにイメージします。また右手に持ち替えます。それを数回繰り返します。
次にそのみかんを後頭部に持っていきます。このみかんはどこにでも移動できるみかんですから、頭の後ろのところに浮かんでいるようにイメージします。
みかんがイメージできたら、大きく深呼吸をします。最初に大きく息を吸い込み、息を
ゆっくり吐いていきます。その時に数字の「3」を頭に浮かべます。次にまた大きく息を吸い込み、吐く時には数字の「2」を思い浮かべます。最後に息を吐く時には一輪の花が咲いているイメージを思い浮かべます。花はなんでも構いません。
次に自分の右腕に意識を傾けます。右腕のすみずみまで思い浮かべます。そして右腕がだるく脱力した感じになるようにイメージします。「右腕が重い」と言葉を繰り返します。すると次第に右腕が重くなってきます。
十分リラックスして脱力感が得られたら、自分の過去に戻るイメージを行います。最初は1年前の自分へ、次に5年前の自分、高校時代、中学校時代、小学校時代の自分を思い浮かべていきます。3歳の自分から赤ちゃんの自分へ、そしてお母さんの子宮の中に入っていくような感じです。映画のフィルムを逆戻しするイメージです。どんどん過去に遡り、時を超える想像をします。光が過去に流れていき、その中に自分が溶け込むようなイメージがやりやすいでしょう。
ゆっくりと目を開けます。少しづつ手足の指を動かし、タロットを持ちます。この目を開けて、タロットを眺めるとすごくはっきりと目に飛び込んでくるように感じられるはずです。タロットを表にして、象徴カード(シグニフィケーター)を一枚出します。象徴カードは「コート(宮廷)カード」から選びます。たとえば、男性でしたら「キング」「ナイト」、女性でしたら「クイーン」「ペイジ」・・その時の自分の雰囲気で選んで構いません。別に男性だからといって「ペイジ」を選んでも構いません。
シャッフルはテーブルの上でかき混ぜることです。カットは3つのパイル(山)に分けて混ぜることです。シャッフルもカットも十分に(納得するまで)行います。
シャッフル・カットの方法は下記のアドレスに詳細が描かれています。
http://shigeuranai.typepad.jp/futurestone/2008/01/post-a9c0.html
http://shigeuranai.typepad.jp/futurestone/2008/01/post-b68d.html
<タロットを展開する>
中央に象徴カードを置きます。
カードを1つに束ね、それを4つのパイル(山)に分けます。各パイルの上から二枚目を抜き出して、「2」から「9」の位置に配置します。
注意点は、「意味」に囚われないことです。あくまでも「絵」のイメージを読んでいきます。
この展開法は、2重円のように外側が大きな流れを示し、内側が具体的なアドバイスを示すように配置されています。
また正位置・逆位置にこだわる必要もありません。逆位置が出た場合、これは何かのメッセージかな?と直観した場合は注意する程度で構わないでしょう。
次回では、実際のリーディング事例を行います。
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