タロットで前世を知る方法その3
次に内側の具体的なアドバイスや前世の中身を覗いてみましょう。
前世から引き継いできた感情では「隠者」が出ています。常に何かの教え(生きるとは何か?死について)を人へ伝導することを生業にしていた過去の自分ですが、その感情はいつも内面に向いてきたようです。ある意味、人に教え伝えることで、自分自身を知ることを拠り所にしていたのかも知れません。自分の内面に焦点を当て感情を抑えていたような感じがします。別の言い方をすれば「冷静」「クール」なのでしょう。あまり喜怒哀楽を表に出さなかったのでしょう。
前世からの精神には「ワンドの6」が出ています。
「ワンドの6」は白馬に跨った男が栄誉のオリーブの冠を被
り、凱旋している様子です。自信ありげなカードです。
「ワンドの6」は自信を持ち続けること。自分を自分で鼓舞することの大切さを教えているようです。また周囲の男たちも「棒」を持っています。これは油断してはいけない、という暗示でしょう。
弱気になっている時には自分を鼓舞し、上手くいっている時は有頂天にならずに油断しないこと。前世の精神性は、自らを律しながら鼓舞する積極性が感じられます。ただ全面的に自分に自信を持ちながらも有頂天にならぬようなバランス感覚が精神の大きな流れだったのではないでしょうか。
具体的な現在の自分に対して、二枚のアドバイスを読んでみましょう。
肉体的な助言には「ソードの6」が出ています。旅から旅へ移動し、疲れがたまるようなイメージです。後姿が疲労感を感じさせます。背中を丸めながら、旅をしている姿はあまり堂々とした感じがしません。胸を張って、大道を旅していくことが大切なようです。私は猫背なのですがそれを戒めているような気もします。疲れが溜ったらゆっくりと大地の上で充電することが大切なのでしょう。
最後は魂への助言です。「カップの5」です。
「カップの5」はさびしげな印象を受けます。男が倒れたカップに焦点を合わせ、後ろにある倒れていないカップに気付いていません。この男は前述の「隠者」のカードに似ています。
倒れたカップは、自分の失敗・過去の後悔を暗示しているのかも知れません。だとすれば、過去に囚われるな、というアドバイスでしょう。また、同時に 未来への不安かも知れません。自分のやるべき事が失敗しないか不安なのです。ですから、動こうとしません。これは先の不安によって大切な行動を怠るな、と いうアドバイスでしょう。魂を前向きにすること。明るさ、楽天的な魂を持つことを啓示しているようです。
尚、タロットを使った前世リーディングの解釈が上手くいかない、わからない場合はお気軽に「小町」にお尋ねください。
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