ダライ・ラマ14世から奉納された仏像=長野市の善光寺
長野市の善光寺はこのほど、チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世から小さな釈迦(しゃか)の仏像を奉納されていたことを発表した。
仏像は全身が金色の座像。金属製で高さ約20センチ。善光寺の代表役員らが今月6日、来日していたダライ・ラマ14世と東京都内で会談した際、本人から直接贈られた。
会談に同席した若麻績(わかおみ)信昭(しんしょう)・寺務総長によると、ダライ・ラマ14世は長野市で4月にあった北京五輪の聖火リレーで、善光寺がチベット問題をめぐってスタート地点を返上した経緯に触れ、「仏教者の立場を優先してくれて、ありがたかった」と感謝の意を述べたという。(渡部耕平)