社会
処置ミスの女児へ1億1000万 三田市民病院など
三田市民病院と同市内の医院は、二〇〇四年に受診した同市内の女児(4つ)に適切な処置をせず、重い障害を負わせたとして二十五日までに、神戸簡裁の調停により、女児側に計一億一千万円を支払うことを決めた。
市によると女児は〇四年十二月に高熱を発症。同医院で感冒と診断されたが、熱が続くため同市民病院で受診し「特に異常なし」とされた。その後も嘔吐(おうと)やけいれんがあり、同医院と病院で受診したが改善せず、兵庫県立こども病院(神戸市須磨区)に転送され、肺炎球菌による髄膜炎と分かった。
女児は脳炎を併発し、後遺症で自立歩行などが困難になった。現在、身体障害者手帳(一級)と療育手帳(総合判定A)を持っている。
今年四月、女児の両親が、適切な検査や処置をしなかったとして、市と同医院が介護費や慰謝料などを支払うよう、神戸簡裁に申し立てた。
市議会の議決を経て、十二月十九日に和解が成立する見込みで、市は一億一千万円の七割を負担する。市民病院の佐野博志院長は「早期診断できなかったことは遺憾で深くおわびする。再発防止に努めたい」としている。(本田純一)
(11/25 14:18)
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