千葉県八千代市島田台の民間病院、しのだの森ホスピタル(石田正之院長、267床)で、精神科に入院中の男性が右腕を骨折した状態で見つかった問題で、県警八千代署は25日、同病院の看護師、赤谷真吾容疑者(27)=同県市川市高石神=を傷害容疑で逮捕した。
調べでは、赤谷容疑者は10月29日午前1時ごろから同15分ごろにかけて病棟を巡回中、入院中の男性患者(47)の腕を強くねじるなどの暴行を加え、右腕骨折と神経まひで3カ月の重傷を負わせた疑い。男性患者は別の病院に搬送され入院中。
赤谷容疑者は「病室を巡回した際、患者の腕は既に折れていた。患者が言っていることは妄想」などと容疑を否認しているという。この患者は発生当初から「看護師に折られた」と話し、当時同室だった別の患者2人も暴行を目撃していた。
同署は、立ち入り調査した県からの報告を基に捜査し、赤谷容疑者が就寝時間を過ぎても起きていた患者に立腹し暴力を振るっていたと判断した。【寺田剛】
毎日新聞 2008年11月25日 12時17分(最終更新 11月25日 12時23分)