日本慢性期医療協会は11月21日、厚生労働省に対し要望書を提出した。要望書には介護療養型医療施設について書かれており、2009年度の介護報酬改定について、5%以上のプラス改定を要望している。
要点は以下のとおり。
1.救急病院からの依頼によって、急性期治療後の患者を受け入れた場合、入院後1カ月に限り1日100単位の急性期受託加算の新設。
2.在宅や特養などの施設から急変した慢性期患者を受け入れた場合、入院後1ヶ月に限り1日100単位の急性期受託加算の新設。
3.日常生活機能評価表で退院時3点以上改善した患者が3割以上であれば、重症患者回復病棟加算として入院患者1人1日につき50点を加算。
4.認知症自立度判定基準ランクIV以上の患者については、1人1日につき30点を加算。
5.ユニットケアの入院患者1人1日につき50単位を加算。
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