社会 : 出産考える会が妊婦の声アンケート あす駒ケ根で中間報告
更新:2008-11-25 6:00
今年4月から昭和伊南総合病院(駒ケ根市)が分娩の取り扱いを休止したことに伴い、伊南地域の妊婦がお産に際して感じた不安、不便さなどを聞こうと、地域の母親らでつくる「安心して安全な出産ができる環境を考える会」がアンケートを行っている。9月末までに回収した分の結果がまとまり、26日と12月5日に中間報告会を開く。
アンケートは、上伊那地方の産科医療が集約化された前と後に出産した母親の声をデータとして把握する狙い。昨年11月から来年3月までに出産した伊南四市町村の人全員を対象に、各市町村の協力を得て乳児の3カ月健診の折を基本に集めている。
設問は計19問。妊婦健診や出産に関して利用した医療機関、自宅からの交通機関、入院にかかった時間、不安や不便、満足に思ったことなどを聞いたり、行政や病院などに望むこととして相談窓口や夫の有給休暇などの必要性を質問している。
報告会は両日とも同じ内容で、26日が午後7時、12月5日が午前10時から。会場はともに同市の駅前ビル・アルパ。入場無料。