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ロッテは24日、埼玉・狭山市内のホンダ野球部合宿所でドラフト2位指名した長野久義外野手(23)と初の入団交渉を行い、最高標準額の契約金1億円プラス出来高払い5000万円、年俸1500万円を提示した。巨人入りを希望する長野は「じっくり考えたい」と態度を保留したが、チーム残留が濃厚の模様。来秋ドラフトでの巨人入りを目指す可能性が高まった。
社会人として礼儀を尽くした。長野は安藤強監督(44)とともに、合宿所の玄関で瀬戸山隆三球団社長(55)らを出迎え、帰りは車に乗り込むまで直立不動で見送った。「すごく熱心で誠意が伝わってきた。話を聞いてみて、ゆっくり考えさせてくださいとお伝えしました」緊張した面持ちで、初交渉を振り返った。
ロッテはドラフト2位指名ながら、上限の契約条件となる契約金1億円プラス出来高払い5000万円、年俸1500万円を提示。長野は「評価していただいていることについては、ありがたいし、感謝しています」と謝意を表した。「じっくり考えて決めたい」と慎重な姿勢に終始したが、その胸中はチーム残留に傾いているようだ。
日大4年だった06年の大学・社会人ドラフトで、巨人入りを熱望。日本ハムからの4巡目指名を拒否し、ホンダに入社した経緯がある。社会人では日本代表として活躍するなどレベルアップ。今年のドラフトでは1位指名を打診してきた球団もあったが「巨人以外なら残留します」との意向を伝え、筋道を通した。ロッテの誠意をありがたく思いながらも、巨人入りへの希望を貫きたいとの意思も強い模様だ。
「まだ相談する方もいるので、自分の中でも、じっくり考えていきたい」周囲の意見に耳を傾け、熟考する意向を示した。次にロッテと会う時には結論を伝えるかとの問いに「そう思ってもらっていいです。最後は自分で決めたい」と前を見据えた。安藤監督も「あまり引き延ばしても、球団の方に迷惑がかかる」と早期決着が望ましいとの見解。ホンダの新チーム始動日となる12月8日までに、最終決断することになりそうだ。
(2008年11月25日06時00分 スポーツ報知)
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