行橋市内の自宅で今年5月、内妻の長岡テル子さん(当時48歳)を刺殺したとして殺人罪に問われた同市草野、無職、小勝和己被告(68)に対し地裁小倉支部は10日、懲役17年(求刑・懲役20年)を言い渡した。田口直樹裁判長は「これまでにも刃物を用いた事案が計8件あり、刃物を用いた犯罪に及ぶ傾向には根深いものがある」と指摘した。
判決などによると、小勝被告は、長岡さんから無気力な生活態度を非難されたことに腹を立て、5月23日午前2時20分ごろ、自宅で、長岡さんの背中を包丁で何度も突き刺し、失血死させた。
〔北九州版〕
毎日新聞 2008年11月11日 地方版