24日昼前、宮崎市高岡町で、普通トラックが横転し、軽油が、近くの大淀川に流れ出ました。事故があったのは、宮崎市高岡町上倉永の県道で、24日午前11時40分頃、走っていた普通トラックが、道路脇のガードレールに衝突し、そのまま横転しました。この事故で、トラックの燃料タンクから、軽油約3リットルが漏れ、道路脇の用水路を通じて、大淀川支流の江川に流れ込んでいるのが確認されました。このため、消防などでは、河川にオイルフェンスを設置するなどして、軽油の回収にあたっています。その後の調べで、大淀川への流出も確認されたことから、宮崎市の富吉浄水場では、約2時間にわたり取水が停止されましたが、断水などの影響や河川の異常は見られないということです。
24日は3連休の最終日でしたが、えびの市の九州縦貫自動車道では、闘犬用に育てられた土佐犬が、23日夜から一時、行方が分からなくなりました。土佐犬は、24日午後になって、近くで死んでいるのが発見されましたが、付近の住民にとっては、連休どころではない騒ぎとなりました。(外山記者リポート)「土佐犬は私の後ろの高速脇の茂みで死体となって発見されましたが、その間、住民には不安が広がりました」23日夜7時ごろ、えびの市上江の九州縦貫自動車道で、走行中の普通トラックから犬の輸送箱が落下し、中にいた体長1.2メートル、体重約38キロの土佐犬が逃げ出しました。土佐犬は、闘犬用に育てられた犬で、えびの市では、防災無線で市民に注意を呼びかけるなど、現場付近の住民の間には、一時、不安が広がりました。このため、警察で現場付近の捜索にあたっていましたが、24日午後0時半ごろ、輸送箱が落下した場所から、約200メートル離れた道路脇の竹やぶで、土佐犬が死んでいるのが発見されました。土佐犬がようやく発見されたことに、住民たちは、胸をなでおろしていました。
森林セラピー基地に認定されている北郷町の猪八重渓谷入り口に、飫肥杉のチップを敷き詰めた新たな森林広場が、お目見えしました。24日は、午前中あいにくの雨模様となりましたが、散策に訪れた若者たちや家族連れが、早速、広場に立ち寄っていました。行楽客たちは、敷き詰められた木片の香りと、木の葉を踏みしめる様な感触を味わいながら、のんびりとした時間を満喫していました。(行楽客)「香りがとってもいい。見た目も良い。嗅覚と視覚の両方で楽しめる。」また、近くにあるかけ流しの温泉の足湯も人気で、色づく山々を眺めながら、疲れを癒す人たちの姿も見られました。
科学の実験で、クリスマスツリーを作りました。もみの木に見立てた高さ5センチほどの緑色の針金、子供たちが、「尿素」を溶かした水をふりかけると……数分後、まるで雪のような白い結晶が、あらわれました。(子供たちは)「おもしろかった」「飾って友達に自慢したい」完成を心待ちに、ツリーを持ち帰った子供たち。眠りにつく、24日深夜には、雪に覆われたようなクリスマスツリーが出来上がります。
親子で、オリジナルのクリスマスリースを製作です。宮崎市の県福祉総合センターでは、親子連れなど約40人が、リース作りに挑戦しました。参加者たちは、松ぼっくりやリボンなどを思い思いに飾りつけ、出来上がったクリスマスリースを手に、満足気な様子でした。(子供たち)「できました!」赤い羽根共同募金の活動の一つとして開かれたこの催し、集めた参加費は、県内の子育て支援などに活用されます。
日向市では、「親子サッカーフェスティバル」が開かれました。このイベントは、遊びを通してスポーツを好きになってもらおうと、日本サッカー協会が、全国各地で開催しているものです。24日は、小学2年生以下の子供と、その保護者約150人が、ボウリングやゴルフと、サッカーを組み合わせたゲームに挑戦しました。(参加者は)「楽しいです。」「子どもも喜ぶし、子供との交流もあったりしてとても良いです。」参加者たちは、親子で、楽しい一時を過ごしていました。
産科や小児科をはじめ、医師不足問題が深刻化する中、医師や医学生が立ち上がりました。医師不足への対策を国へ求めようと、県内の医療関係者が署名活動を始めました。署名活動を始めたのは、24日結成された「医師・医学生の署名を進める宮崎の会」で、24日は、宮崎市で、医師や医学生など約50人が参加して、結成集会が開かれました。結成会では、まず、全国自治体病院協議会の、邉見公雄会長が記念講演し、リスクの高い、産科や小児科の医師が、減っている現状などが報告されました。そして、勤務医が働きやすい環境の整備や、大学の医学部の定員増加を国に求めることなど、4つの案を決議しました。(会の呼びかけ人宮崎生協病院・日高明義院長)「根本的には医師の不足だろうと。それを解決しない限りは、進まないだろうと認識しているので、そのことに関して、県内の先生、または医学生にこの状況を理解してもらって、大きな声を上げようじゃないかと」会では、今後、医師不足解消をめざして、県内の医師や医学生をあわせた数の過半数にあたる約3200人分を目標に署名を集め、国へ提出したいとしています。
九州・山口の知的障がい者たちの男子バレーボールチームが、都城市高崎町で、一緒に練習に汗を流しました。23日と24日の2日間、都城市の高崎総合体育館で行なわれた合宿には、県内外から3チーム、選手25人が参加しました。めざすは、来年の「全国障がい者スポーツ大会」。トスやレシーブなど、コーチの厳しい指導にも負けません。知的障がい者たちにとって、素早い判断能力を求められるバレーボールは難しいスポーツですが、練習の成果は、徐々にあらわれていました。(みやざきスーパーフェニックス・鹿島泰明さん)「相手のチームのフェイントの拾い方を、まあ、見て勉強したいです。」(みやざきスーパーフェニックス・堀之内健一監督)「ほかのチームのスパイクの子を見て、あんな風になりたいとかですね。レシーバーは、またレシーバーで、そういう刺激を、各チームがお互い受けてる様な感じがあります。」選手たちは、元気に声を掛け合いながら、交流を深め合っていました。
県の教育委員会が、県内の公立の小中学校などを対象に実施した調査で、児童生徒による暴力行為が増加していることが分かりました。県教育委員会によりますと、昨年度、県内の公立の小中学校や高校などで発生した、児童生徒による暴力行為は95件と、前の年度を13件上回り、5年連続で増加しました。内訳は、高校が52件と最も多く、中学校が39件、小学校が4件となっていて、暴力の対象は、生徒間の暴力が62件、教師への暴力が16件となっています。また、1000人あたりの件数は0.74件で、全国平均の3.77件と比べると、低い水準にあります。県教育委員会では、暴力行為が増加した理由について、「今回から、けがをしていない軽いものも含めるよう、暴力行為の定義を広げたため」と説明しています。このほか、いじめの認知件数は381件で、前の年度の283件に比べ大幅に減少しましたが、インターネット上で他人を中傷するなどの、いわゆる「ネットいじめ」も、25件確認されたということです。
東京ディズニーシーのクリスマスイベントに出演する、延岡市のゴスペルグループ「ジョイコールのべおか」のメンバーが、最終練習を行いました。ジョイコールのべおかは、東京ディズニーリゾートの、25周年記念クリスマスイベントに出演する、全国60グループの1つに、県内で唯一選ばれました。メンバーたちは、11月27日のステージに向けて、仕事と両立させながら、これまで猛練習を積んできました。(【指導担当】ジョイコールのべおか・菊地敬子さん)「歌というものが、特にゴスペルというジャンルの歌が、歌う事によって、そして聞いた事によって、こんなにもすばらしいんだという事を多く広く一般の人にも知っていただきたいと思う」ジョイコールのべおかのメンバーは、26日宮崎を出発し、27日のイベントで、「ジングルベル」などクリスマスにちなんだ4曲を披露します。
日本一のスイートピーの産地となっている北郷町で、今年も収穫作業が本格的に始まりました。ピンクや紫など、鮮やかに色づいたスイートピー。北郷町大藤にある、根井政市さんのビニールハウスでは、11月初めから家族とパート従業員が、花の収穫作業に追われています。今年のスイートピーは、台風の影響で、苗の植え付けが、例年より2週間ほど遅れましたが、このところ続いている冷え込みのおかげで、色づきや品質は良いということです。贈り物として人気の高い、スイートピー。北郷町では、あわせて37戸の農家が栽培していて、今シーズンは、約2000万本が全国に出荷される見込みです。収穫作業は、12月から年明けにかけてピークを迎え、卒業シーズンの春まで続きます。