2008年11月21日 (金)

喜寿司

2008/11/21

連れ合いの帰宅が遅くなると言う事で、夕刻、喜寿司に。

小肌、鯖をつまみで。

握りは、小肌、鯖、小鯛、平鱸、僅かに残っていた皮付きの鯛、間八、平目、小トロ、中トロ、等々を。

小肌は穏やかで、じんわりと旨味が感じられる。鯖は何時もの鞍掛けで。ナチュラルな感じで、美味いとしか言い様が無い。小鯛も噛み締めると、旨味が口中を満たす。平鱸は良い感じの食感。間八は山岸さんが鞍掛けスタイルで供してくれて、心の中で感じ入る。握りとしても美味しかった。「今日は、平鱸と間八を中心にお代わりかなぁ」と思っていたが、次の平目を食して、「改心」した。「何処産」の物かは忘れたが、身に微妙な締りがある。噛み締めた時、微妙に感じる「得も言われぬ弾力」が、食感的に非常な快感を齎す。

平目をお代わりする。「今日はサクッと帰ろう」と思っていたが、ぶっ飛んだ。

小トロは肌理が細かく、中トロは滑らかな食感と品の良い脂にやられた。中トロをお代わりした様な気がする。

お会計は、27000円なり。また「行っちゃった」が、満足としか言い様が無い。喜寿司の「横綱相撲」にすっかりやられて(笑)しまった。

2008年11月20日 (木)

すし柿崎

2008/11/20

夜、遅めの時間に、2人で柿崎に。個人的にちょっと気を遣わないとならない事が出来、一緒に行った人間に飲み食いさせる。

平目や昆布〆、等々をつまみで頂き、握りは、「何時もの私の好みではなく、一般的に一通り食べさせた方が良いだろう」と思い、適当にお任せする。

鯖は相変わらず、ナチュラルな感じと、後口にじんわり残る旨味が素晴らしい。その他、普段は食さない、サシの入った中トロや大トロ、大トロ炙りも食した。柿崎の鮪は、一般受けする「サシの入ったサク」だと思っていたが、狙い通り、連れて行った人間は満足してくれた。来月奥さんの誕生日らしいのだが、早速その場で予約を入れていた。

お会計は、36000円位だったか? この程度で、「懐柔」出来るのなら、安いものだ(笑)。

2008年11月18日 (火)

喜奈古

2008/11/18

夕刻、八王子の近くに居た。若いのと飲みに行く事になり、ちょっと距離はあったが、喜奈古に向かう。

小肌、鯖、平目、昆布〆、等々を、つまみで。小肌は「本日〆た」との事。悪くは無い。鯖もナチュラルな感じ。昆布〆も穏やかな感じ。

前回一人で来た時は、こちらが「大トロの炙りを始めた元祖」との事だったので、玉葱ソース掛け等、様々な「皿」を頼んだのだが、大体傾向は判ったので、今回は若いのに幾つかの大トロ炙り料理を出して貰う。

握りは、煮切りを引いてくれないタイプ。シャリは特に印象が残らない感じ。この店は、握りと言うジャンルを離れ、大トロを使った料理を食す場合に、個性を発揮すると思う。

お会計は、36000円位だったか?

2008年11月17日 (月)

人形町天ぷら屋

前回食した牡蠣の天ぷらが印象に残ったので、閉店時間の30分前だったが、顔を出す。

残念ながら、牡蠣は売り切れだった。平目と蛸をつまみで頂く。

人参と玉葱があり、揚げて貰う。今は亡き親父が、30年位前、家で良く揚げていた。父親の作った物とは比べ様も無いほど上品だが、何故か無性に懐かしさを感じた。

キス、メゴチ、海老、椎茸、等を頂き、プチ穴子丼で締める。締めは、天茶か天バラが好きなのだが、残念ながらかき揚げがメニューに無い。「小柱は無いけど、帆立で良ければ作りますよ」とご主人。「帆立では・・・」と、下町風の濃いタレを使う穴子丼にして見たが、ちょっと微妙かも。

お会計は、8500円なり。前回は、牡蠣の天ぷらや国産シシャモを結構食して10000円だったので、お会計はアバウトなのかも知れない。然しながら、良い店だと思う。

2008年11月13日 (木)

人形町天ぷら屋

昨日、後半の記憶が飛んでいる事に不安を抱き、人形町天ぷら屋に連投。

「何か粗相はしませんでしたでしょうか? ちゃんとお会計しました??」と、私。
「(粗相は)何もありませんし、(会計も)大丈夫でしたよ。帰る時、ふらついていたから、一寸心配したけど」と、ご主人。

近海物のシシャモ、牡蠣、平目をつまみで。牡蠣は大きさ、質的には、跳び抜けている訳ではないが、美味。生と、天ぷらで食す。天ぷらに感じ入った。牡蠣の中がホコホコして、甘く、非常に美味い。牡蠣の天ぷらは、お代わりをする。平目は、身は小さいが、食感は良く、まさに「つまみ」として、最適。

天ぷらは、椎茸、キス、穴子、メゴチ、烏賊、海老、等々を。カラッと揚がって、サックリしていて、美味い。

お会計は、10000円なり。これだけ食して10000円は、良心的だと思う。肝心の天ぷらも美味く、魚介類のつまみも良い。ピンクの桜塩も、良い(笑)。私は、天ぷら屋に行くと、お会計は20000円からスタートで、30000円オーバーも良くあるので、「食べたい物を食べたいだけ食し、この会計」と言うのは、非常に評価できると思う。今後も、ちょくちょく、寄らせて頂きたい。良い店を見付けた。

こちらで、ささっと食して、喜寿司や柿崎の「握りで締める」・・・と言うのも良いかも知れない。

2008年11月12日 (水)

人形町天ぷら屋

夕刻、人形町の天ぷら屋に。ロケーションは、私がお世話になっている方のご自宅の裏手なのだが、ここにこう言う店があるとは、知らなかった。

「刺身や貝類、塩辛等も美味い」と聞いていたが、生憎、本日は築地が休市のため、限定された品数であった。

鯵をつまみに貰う。勿論、生のままだが、なかなか良い鯵。生姜ではなく、山葵で頂いたが、本山葵で美味い。「山葵が美味いですね~」と言うと、「山葵がちゃんとしてないと、折角の魚が駄目になっちゃうからね」と、ご主人。〆てあると最高だったのだが、天ぷら屋にそこまで求めてはいけないだろう。

風邪気味だったが、何時に無くハイペースで飲み、15分位で300mlの日本酒を2本空ける。その後、お燗に移行したが、後半は記憶が飛んでいる。

天ぷらは、衣がからっと揚がり、サクサク良い食感。塩はピンク色をしていたので、「アンデスの桜塩ですか?」と聞いたら、「その通りだけど、良く分かったね」と、ご主人。

海老、キス、メゴチ、烏賊、椎茸、等々を食したが、美味かった気がする(笑)。

どうやってお会計して、店を出たか、記憶が飛んでいる。その時は、意識があった筈だが。

それから、そときちに行って、ポークソテーを単品で食し、すがやで、また出て来た岡山県産の翠峰と柿を買い、焼きそば屋でソース焼きそばをテイクアウトし、帰宅する。久々の完全自動運転状態。

帰宅後、連れ合いと焼きそばを食した様だが、その後、意味不明な発言を連れ合いにしてしまったらしく、「プチ修羅場」が・・・。「本当は君の事は愛していないんだ」とか、余りにも危険な発言を連発していたらしい。

「酔っている時の言葉は深層心理を表しているのよ」と、連れ合い。非常に不利な「戦局」に、自らを追いやってしまった。私は自らを瀬戸際に追い込む事が趣味で、土俵際で形勢を逆転する性質がある。人呼んで、「土俵際の魔術師」と・・・。

2008年11月11日 (火)

ワインは、高くつくなぁ・・・。

早い時間に、浜町のイタリアンに。

ともかく、魚のカルパッチョが無性に食したかった。

パスタ等は食べたくなかったので、基本的にコースしかない時間帯だったがアラカルトを所望する。「アラカルトにすると、デザートとコーヒーが別料金になり、サービス料が10%つく事になりますが、宜しいでしょうか?」、との事だったが、別に構わない。

「魚のカルパッチョは出来るか?」と聞くと、「今日はほうぼうがございます」、「当店のカルパッチョは、通常サラダ仕立てになりますが」との事だったので、皿に切り身を並べる形でお願いする。

ワインリストを見ると、イタリア料理店で申し訳ないが、アルザスのゲビュルツトラミナーのグランクリュがあり、気分的にそれを選ぶ。

肉類をガッツリ食したかったので、鹿と鴨をお願いする。鴨は「コンフィがある」との事で、「おかしいなぁ」と思いつつ、仕方無く。

ほうぼうのカルパッチョは、これはこれで美味しかった。思わず、お代わり(笑)を。ワインは、Charles Koehlyと言う造り手だったが、中々芳醇な口当たりで、良い具合。

鴨のコンフィは、やはり今一。敢えてレストランで 食べる物ではない。一人でワインのフルボトルを頼んだので、赤を追加するのは厳しく、アビニョネージのヴィンサントが気になっていたので、お願いする。深い琥珀色になっており、重厚な甘さが素晴らしい。

デザートにチーズを所望したが、ゴルゴンゾーラが「食べ頃にはまだ早いか?」とも思ったが、非常に美味しく、お代わりしてしまう。ヴィンサントとの相性も抜群。

お会計は、36000円なり。ワインが23000円位行っている筈。私は、料理と同等以上にワインを重視するので、結局、寿司以上の「単価」になってしまうなぁ。

「今度は普通の鴨肉を食べたい」と店の人に言った所、「本日も、ございますよ」との事。ランチのコースに鴨のコンフィが選べたので、私が「鴨を食したい」と言ったのを「鴨のコンフィ」と店員が勘違いしたのかなぁ??

店を出て、葉巻に火を点ける。他に客も居なかったので、店内でヴィンサントと合わせて喫ったら、より満足出来たと思うが・・・。

2008年11月10日 (月)

人形町G寿司

2008/11/10

人形町で、遅い昼を摂ろうと思ったが、どこも開いておらず。しばらく探すと、G寿司と言う所がまだやっていた。

一軒家で、店の中は、趣のある雰囲気。

しかし、ネタケースを見ると、典型的な「終わっている」街場の寿司屋。

鯵、鯖、小肌、妙な色をした白身、平目、穴子を握りで。

鯵は何だか微妙だか、悪くは無い食感。鯖は白くなっており、見るからに嫌な感じ。飲み込むのに苦労する。小肌はただ酢の味がするだけ。サイズ的にはコノシロ。妙な色の白身は、味わいもへったくれも無い。平目は食感はまずまず。穴子は炙ると食せ無くはない。

夜は、息子さん夫婦が、店を切り盛りするとの事。

こんな味のある「器」があるのに、このネタはどうしたものか。

志のある、今時の若手職人がこの店を持っていたら、それこそ非常に良い寿司屋になるのに、残念である。何故、こんな仕事を放置するのか、勿体無くて仕方が無い。

お会計は、4700円なり。〆る仕事をちゃんとしてくれれば良いだけなのだが、返す返すも、勿体無い。

2008年11月 7日 (金)

喜八

2008/11/07

夜、八王子に居た。御茶ノ水でヘロヘロになりつつ、下車。腰痛がきつい。連れ合いの帰りが遅いのと、今季、喜八の漬け込みの牡蠣を食べていないので、喜八に向かう。

つまみで、生の牡蠣、平目昆布〆、漬け込みの牡蠣、細魚おぼろ添え、あぶらぼうずの肝、鮪の筋を炊いた物、新作のヅケ、等を頂く。平目の昆布〆は、ふっくらとした食感で、優しい感じの昆布〆。漬け込みの牡蠣は、ミルキーさが絶妙に残り、美味。味付けは甘目だが、滑らかで、舌に馴染む。細魚のおぼろ添えも美味い。あぶらぼうずの肝は初めて食したが、爽やかな感じで、良い具合であった。鮪の筋を炊いた物は、上品な味付けで、身肉の繊維一本一本の食感が楽しめた。新作のヅケは、滑らかな食感と品の良い脂が、やはり美味い。

握りは、鰯、牡蠣、赤貝、中トロと言うか小トロと言うか、サシの入っていない色合いの艶かしいトロ、等々を頂く。鰯は滑らかで美味。牡蠣は煮詰めはどうかと思っていたが、噛み締めると口中で牡蠣の甘さと煮詰めの甘さが具合良く混じり合い、これはこれで美味しい。煮切りでも頂く。トロは、何とも形容し難い薔薇色のグラデーションの美しいサクであったが、肌理の細かい脂と、滑らかな食感、甘さが口中に広がり、美味であった。幾つかお代わりをする。

お会計は、26000円位だったか? トロにやられて(笑)しまったが、美味かったなぁ・・・。

2008年11月 6日 (木)

都内K寿司

2008/11/06

夕刻飲みたくなって、家から近いK寿司と言う街場の寿司屋に入って見る。

ご主人は、この地で32年と言う、大ベテラン。お子さんはいらっしゃるそうだが、跡は継がず「俺が立てなくなったら、終わりだよ」との事。近隣では、F寿司が、やはり跡継ぎが居ない。寿司S、B寿司は、何れも独身の息子と老いた母の組み合わせ。街場の寿司屋の未来は暗そうである。

お通しで白子が出て来る。ちょっと緩く、鮮度的には微妙。嫌な臭いは無かった。鯖、小肌、皮付きの鯛を切って貰う。鯖はナチュラルな感じと言えば、そうも言えなくは無いが、僅かに生臭さを感じる。街場の寿司屋の鯖としては、イケる方だと思う。小肌は酢が利き過ぎだが、許容範囲か。厚めに切られた皮付きの鯛は、鯛の旨味には欠けるが、食感的には、悪く無い。牡蠣があると言うので、生だったが、頂く。身は貧弱な感じ。殻付きで供されるが、既にポン酢がかけられており、ブルーになる。

握りは、墨烏賊、鯖、鯛、鰈、カワハギ、鱈子、イクラ、穴子、等々を。墨烏賊は若い個体。食感的には微妙かな? 鯛は厚く切ったつまみの方がイケた。握り用に薄めに切ると、身に味わいが無い為、一寸きつい。鰈は「松葉鰈」との事。何時が旬だか分からないが、シコシコした食感は悪くは無かった。カワハギは身だけの握り。肝はどうしたのだろう? 鱈子は美味かった。「鱈子ご飯」は安全パイ(笑)だと思う。イクラは、「お前、筋子だろう!」と言う感じの物であった。穴子は、意外(失礼)にも、イケる。鱈子と共に、今日の双璧(笑)。

鱈子をお代わりして、締める。お会計は、10000円なり。かなり微妙なゾーン。

地元密着型の店で、その点は、非常に良いと思う。ご主人は、「大将」と言う感じで、人柄に好感を持った。

2008年11月 5日 (水)

喜寿司

2008/11/05

夕刻、新富町での用事が終わる。そのまま新大橋通りを水天宮の交差点まで、タクシーで向かう。

先週末感じた味覚の違和感が無くなって来たので、再度柿崎で試そうかと電話するも、出ず、そのまま喜寿司へ向かう。

お通しで、塩辛が出て来る。小鯛、鯖、皮付きの鯛、等々をつまむ。相変わらず小鯛は、噛み締めると美味い。イクラをシャリを盛った小鉢で頂く。まだ皮の硬さは気にならない様な。

握りは、墨烏賊、鯖、真カジキ、中トロ、等々を。墨烏賊は「親」の方。鯖は好きな鞍掛けスタイルで。真カジキも、変形鞍掛けで。蛇腹の部分(なのか?)を大胆に使ったワイルドな外観(笑)だが、脂がしつこくなく、美味。中トロは剥がしなのか、非常に滑らかな舌触りで、美味い。別の部位の中トロをお代わりする。山岸さんが私の好きな鞍掛けスタイルで、贅沢にネタを使った形で、供してくれた。脂が上品で、肌理が細かく、悶絶する。お代わりをする。鮪は、基本的には赤身を好むのだが、昨今、喜寿司(あと、他の幾つかのお店)では、中トロと言うか、小トロと言うか、ともかくトロの部位をお願いする様になった。中トロと言っても、脂の入り過ぎているサクは、好きではないが。色の美しいサクを見ると、つい、食したくなる。

それにしても、理由は分からないが、山岸さんの出してくれる鞍掛けスタイルの握りが、好きとしか言い様が無い。

お会計は、26000円位だったか。あの悩ましい中トロにやられたか?(笑)

すがやで、まだあった翠峰を2房買占め、帰宅する。今回の物は同じ山形物でも、前々回購入した物よりは、皮が剥き易い。皮を剥いて、ラップで包み、冷凍して、シャーベット状にして食すのも、美味いと思う。今季は、本当にこれでラストかな?

帰宅後、パルタガス・セリーP2のボックスを開ける。市場に最初に出て来た年の物かな?非常に「濃縮感」のある吸い口で、他のピラミデ物より、かなり「お得感」(笑)がある様に思う。

2008年11月 4日 (火)

青木

208/11/04

無性に青木の牡蠣が食したくなり、向かう。

鮑の肝の塩辛、甘海老の味噌、唐墨をつまみで。鮑の肝はフレッシュな感じで、作り立てなのかな? 甘海老の味噌は濃厚で、酒が進む。唐墨は、通常の物、通常の物を炙った物、ハーブ塩の物を食したが、炙った物の食感に驚愕した。良くある固目に仕上げた唐墨は、炙っても不味いが、今回の物は全く違う。ソフトに仕上げた唐墨なので、炙ると、中身はしっとりホクホクで、表面はからっと仕上がる。「サックリ&シットリ」と言う前代未聞の唐墨の新境地。感動した。これは握りでもイケるんじゃないかなぁ。

そして、お目当ての牡蠣を、先ず、つまみで。汁をたっぷり入れて頂き、啜りながら食す。心に染み入るなぁ・・・。身も汁も熱々で供されたが、牡蠣は少し冷ました方がより美味しいと思う。汁は熱燗で割って飲んだら、今でも一升近くいけると思う。記憶が飛んで大変な事になると思うから、やらないけど。

握りは、アラから。炙らず、生のままで握って貰う。ちょっとクチュクチュした食感と、脂の甘さが、非常に美味しい。青木のアラの握りは、他とは一寸次元が違う気がする。青木初のカワハギも握りで。他店と同様、「肝の欠片」を握りに乗せるのだが、カワハギの食感&身質が、やはり一味違う様に感じた。「出世したカワハギ」の様な。牡蠣も握りで頂く。牡蠣がシャリを包む様に握られており、見た目も非常に結構。身がプリッとしており、ホコホコと甘く、これは極楽。お代わりをする。

結局、牡蠣はつまみでも再度お代わりし、仕込んでいた物を、全て私が平らげた様だ。酔っ払って、記憶が定かではないが、ご主人から「10個食っちゃったよ!」見たいな、非難のお言葉(笑)を頂いてしまった様な気がする。今日は「牡蠣の気分」だったので、貪り食ったが、申し訳ない事をした。

お会計は、36000円なり。う~ん。「教育的指導料」が入っちゃったかなぁ・・・。ご迷惑をお掛けしました。しかし、炙った唐墨と、牡蠣のつまみ&握りは、絶品だと思う。

余談だが、久いちの牡蠣も好物なのだが、たまたま初めて作った時に私がお邪魔していて、20個仕込んだ内の18個を「美味い美味い」と私がお代わりしまくり、その様を見て「レギュラーメニュー化する事を決めた」と、ご主人が言っていた。自覚は無かったが、私は牡蠣が無性に好きな様である。もっと、牡蠣(蒸したり、漬け込んだり、一仕事を加えた物)を活用する寿司屋が増える事を期待する。

結構酔っ払って、104に電話し、ヤンヤンの電話番号を聞き、連絡する。「手打ち麺が復活している」との事で、ヤンヤンに向かう。おばちゃんが「ええ、再開しましたよ」と言うので、韮ソバを頼む。食して見ると、細い。冷やし中華には良いかも知れないが、「ピロピロ&モチモチ」した食感が欠けており、心の中で落胆する。おばちゃんも、その辺りを認識しており、「『太く打って』って言っているのに、やらないのよ」との事。良く分からないが、麺を打ってる職人の拘りなのだろうか??

2008年11月 1日 (土)

すし柿崎

2008/11/01

朝食で、村上重の千枚漬を食す。昨晩もそうだったのだが、何か苦味を感じる。もう何年も食べているが、こう言う事は無かったので、おかしいと思う。私の方に問題があると言う漠然とした仮説が立ったが、余り深く考えない事にする。

昼過ぎに、昨晩の対応の続きで、外出する。18時過ぎには終わったが、帰り道、浜町で降りて、柿崎に寄る事にする。朝の件で、柿崎で食べ慣れた物を食し、どう感じるか、試しても見たかったので。

連れ合いに「柿崎寄るけど、来ない?」とメールを入れると、「19時位に帰るとの事だったので、夕食を作りました。食べないのですね? 私は行きません」と、これまた胃潰瘍が再発しそうなジャブが返って来る。連れ合いは、平日仕事をしているので、帰って来てから夕食を作って貰うのも大変だろうと、外食をしていたつもりなのだが、この間も「私の料理を食べたくないから、外食してるのですか? だったら無理して食べなくても良いです」と言われ、非常に旗色が悪い。ここ7~8年、毎日外食するのが 私のライフスタイルであったが、改めねばならない時期に来ているのかも知れない。やる気のある内にやって貰わないと、「第二の悲劇」が引き起こされるやも知れないし・・・。

お通しで、白子と桜煮が。白子はコクには欠けるが、すっきりとしていて、これはこれで。

腹が減っていたので、先ず、干瓢巻をお願いする。ひめこ、白身昆布〆をつまみで。うーん。困った事に、日本酒と山葵に、苦味を感じる。やはり、私の体調がおかしい事を確認した。

鰯、赤貝、鯖、昆布〆、赤身、鰹、等々を握って貰う。鰯は滑らかで美味。赤貝は「閖上の対面(だったか?)で採れたもの」との事。言われて見れば「若干身が硬い」様な気もするが、美味かった。鰹はすっきりとした、食感の良い物。

次の客が来た所で、切り上げる。お会計は、15000円強なり。

すがやで、また入荷した翠峰、次郎柿、富有柿を買う。先日買った翠峰が、「皮が剥き難く、酸味も若干あった」と聞いてみると、どうも最初に買ったのが岡山県産の最終物で、次に買ったのは山形県産の物との事だった。今日のも山形県産。岡山県産の方が、全然美味しいと思う。

帰宅後、連れ合いは「何も食べずにいた」との事で、夕飯を摂る。「あなたは自分勝手だ」と責められ、胃が痛くなる。ここ数年、自分のしたい様に自由に生きて来たので、他者と合わせる事を、「リハビリ」(笑)して行きたいと思う。しかし、胃潰瘍は治ったと思うのだが、胃腸の具合が良くない。

食後、オヨのデデューの98年のボックスを開ける。98年は、リリース当初は「巻きもきついし、何だかなぁ」と思っていたが、ここに来て吸って見ると、キャビネット物にリングが付き出した近年の物よりは「遥かにマシ」な気がしている。

2008年10月31日 (金)

青空

2008/10/31

とある件を、面倒臭くて放置していたら、一寸大変な事に。久し振りに夜遅くまで、アルコール抜きで処理に当たる。22時前に終了したので、何処かで飲みたくなる。喜八、銀座会員制寿司屋、等々悩んだが、久し振りだったので、青空に行く。

細魚の昆布〆を卵黄、芽葱を入れて混ぜたつまみを久々に食す。私はこれが好き。また、冷酒用のぐい飲みが、手に持った具合が良く、非常に気に入る。

小肌、鯖、キスの昆布〆をつまみで。小肌は丁度一匹で一貫サイズの物だったが、変に包丁を入れないで、そのまま出て来る。私も内心「そうして欲しい」と思ったのだが、この供され方で、一寸やられる。食してみると、〆方も大きさにあった具合の良い物で、清々しく、非常に感じ入った。後で、握りで食そうと、心に誓う(笑)。鯖はナチュラルな感じで、美味。生姜醤油を出してくれたが、何もつけずにそのまま頂く。キスは気を利かせてくれたのか、職人さんが一手間掛けてくれた。そのままでも良かったが、こう言う心遣いは嬉しい。

握りは、小肌、細魚昆布〆、キス昆布〆、鯖、等々を。小肌はあっさり目だが、〆加減が絶妙で、非常に美味かった。細魚は昆布の味がふわりと薫る感じ。キスは旨味がより移っている感じで美味しい。

蒸鮑がある事に気付き、しかも色艶がかなり良い感じだったので、堪らず、つまみで頼む。何時もより小さ目に出されたが、間近で見ても、色が違う。噛み締めると口中に旨味が広がり、やはりこちらの仕事は素晴らしい。つい、お代わりをしてしまう・・・。

小肌等を、お代わりし、締める。

内心ドキドキしたお会計は、25000円なり。これは、想像していたより安く、内容を考えると、満足度はかなり高い。途中、隣にご年配のご夫婦が見えたのだが、ご主人の方が、香水&加齢臭が混ざり合って、かなり強烈だった。それで、一気に食欲が減退したのが、「奏功」(笑)したのかも知れない。ご本人は奥さんと楽しげに食事をされていたので、私も文句は無いが、ただ、参った。

「来月中には白子が入って来ます」との事なので、また楽しみに待ちたい。ご馳走様でした。

結構酔っ払って、帰宅し、村上重の千枚漬を食したところ、苦味を感じた。何だろう??

2008年10月29日 (水)

千枚漬

Genkan

今日から、日本橋高島屋で、村上重が千枚漬の樽を持って、出店して来ている。

早速、キロ単位で購入。

即行で帰宅し、白飯と共に食す。村上重のマークの通り、十文字に包丁を入れる。根昆布からのとろみ、昆布の旨味、蕪の甘みと、後口に残る蕪の独特の味が渾然一体となり、「美味い!!」と拳を握り締める。今回の物は、塩気も良い塩梅。

まさに「蕪の昆布〆」で、これは握りにしても美味いと思う。煮切りでは無く、昆布出汁を強く取って、適度に煮詰めて、塩を溶かして冷ました物を引いて食したら、最高では無いだろうか??

500グラム単位で袋に入れて貰ったが、一人で食べ尽くす様な勢いで、貪り食う。

今季初の村上重の千枚漬を、心から堪能した。少なくとも、日曜までは、ガンガン食すぞ。

2008年10月28日 (火)

おけい寿し

2008/10/28

早い時間におけい寿しに。

昨日〆た鯵、今日〆た鯵、小鯛、鯖、平目昆布〆をつまみで。鯵は、先代とは違う方向に行ってしまった様な。塩が足りず、旨味が出ていない気がした。後で聞いたら、鯵自体、「今日のは、何時も使っている所と違う」との事だった。小鯛は味が抜けている様な感じを受けた。鯖は滑らかで美味い。

漬けハマ、鯖、キス昆布〆、平目昆布〆、赤貝、皮付きの鯛、等々を握って貰う。漬けハマはやはり美味しい。噛み締めると、良い感じ。鯖はナチュラルな感じで、先代の仕事に似ている。イケる。キス昆布〆は噛み締めると滋味深く、美味。皮付きの鯛は、腹側なのか? なかなか、食感が愉しめる感じ。

漬けハマ、鯖、キスを何度かお代わりし、胡瓜を巻いて貰い、締める。お会計は、15000円なり。

今日伺って思ったのだが、先代の仕事とどうしても比較してしまう。「居ない人」を「今居る人」と比較しても、余り意味が無い。分かってはいるのだが、どうしてもそう言う観点で見てしまう自分が居る。これは余り良くないと思った。先代の〆物の握りは、忘れ様が無いが、今のご主人にそれを求めてしまうのは止めようと思う。今あるおけいのご主人の握りがどうしても食べたくなるまで、暫く時間を置こうと思った。新しい店として、まっさらな状態で、ご主人の握りを食べる心の準備が出来るまで。

日本橋高島屋で、生ハムを大量に購入し、帰宅する。明日から始まる「味百選」には、村上重も出店し、千枚漬の樽を持ち込む筈である。恐らく、私はキロ単位で購入する事になるであろう。これから暫く、「千枚漬と白飯を食す日々」が始まる。恒例だから、仕方が無い。「う○こ」(失礼)が、蕪で白くなるまで、食べまくるのだ(笑)。

私は、「鞄オタク」でもある。

エルメスやゴヤール、ヴィトン、等々を幾つも持っているが、先日ふと思った。「ちょっと飽きて来たな」と。

そこで、私は、新たな鞄を検討する事にした。

「一番ダサい鞄は何だろうか?」自問自答した末、「アタッシュケースだ!」との結論に至った。アタッシュケースの中でも、ジュラルミンのタイプを持っている人間を見ると、どうしようもない馬鹿に見えて、香ばしさを感じてしまうのだが、逆に「それはアリかも知れない」と思ってしまった。「廃れて、誰も持たない物を使うのも良いのではないか?」と。

調べてみると、ゼロハリのアタッシュケースにカラーバリエーションがある事を確認し、中でも、現在廃版色であるグレイシャス・ブルーと言う色にターゲットを定めた。

大きさは、B5版サイズの物と、A3版サイズの物の、どちらにしようかと迷ったが、B5版のそのカラーは市場に見当たらず、A3版サイズの物をネットで購入した。

実物が届き、実際手にして見ると、余りの重さに慄いた。これ、真面目に重いよ。鞄の重さじゃないよなぁ。外見は鞄だが、「鞄の形をしたトレーニングツール」だと確信した。

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早速、使用したが、偶々朝の通勤ラッシュの時間に出かける事になり、「流石にこれ持って車内に入ったら、デカイし、当たると痛いし、顰蹙買うよなぁ・・・」と、タクシーで移動する事にした。

一体誰が、こんな重い思いをして、このアタッシュケースを使うのであろうか?? ジュラルミンのアタッシュケースが激減している理由が良く分かった。今まで、この類のケースを持っている人を見掛けると、心の中で馬鹿にしてたが、実は、彼らは「戦っていた」のだなぁ・・・。この重さと。認識は改めたが、これは歩行用じゃないよ。

「握りより重い物を滅多に持たない」(笑)私としては、今後の継続使用を考えると、激しくブルーになるなぁ・・・。

2008年10月27日 (月)

喜寿司

2008/10/27

夕刻、激しい雷雨の後、人形町に。

柿崎に電話すると、「今日は席が埋まってしまって・・・」との事。これは、めでたい!!

喜寿司に向かう。

鯛、平目、小肌、鯖、墨烏賊、等々を握りで。鯛は食感的には私の好みを過ぎていたが、割と旨味がある。鯖は鞍掛けスタイルで。美味なり。墨烏賊(親)は久々だが、この歯切れの良さは、非常に好み。

塩辛をつまみで。唐墨も頂く。喜寿司ではこれまで、基本的に握りしか食さなかったので、つまみ類を気にしていなかったのだが、「10年前位から作っていた」との事。ソフト系の仕上がりで、こちらの様な老舗にしては「モダンさ」を(勝手に)感じ、ちょっと吃驚した。お代わりする。

活け海老、小鯛、イクラ、干瓢巻、等を食し、イクラを多めにちらしをお土産に作って貰い、締める。余談だが、こちらのちらしは、バラちらしではなく、吹き寄せである。それが何故かは聞いた事が無いが、ちょっと気になるかも。

お会計は、30000円強なり。お土産が5000円としても、ちょっと割高な気がしないでもない。まあ、こう言う時もあるかな。

すがやに寄る。「今シーズンは終わった」と言われていた山形の翠峰が2房入っており、買い占める。蜜柑、柿を買う。ラフランスをおまけに付けてくれた。

帰宅後、翠峰を食したが、粒は幾分縦長で、皮はこれまでより硬目で、皮離れも悪い。味も幾分酸味が感じられた。同じ山形の翠峰でも、作っている所が違うのかな?

2008年10月25日 (土)

パケット通信料

定額になるはずだが、ちょっと、ドキドキ(笑)。

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2008年10月24日 (金)

神楽坂寿司幸

2008/10/24

帰り道と方向が変わってしまい、益々ご無沙汰になってしまっていた神楽坂寿司幸に。

平目、平目昆布〆、小肌、鯖、細魚、墨烏賊、椎茸、等々を、握りで。平目は適度な食感が心地良い。昆布〆は身が硬くならず、昆布の旨味が移った優しい感じで、美味い。小肌は小振りの物。塩気を幾分強く感じたが、噛み締めると味わいがあり、美味い。何か、清々しく、背筋が「シャキッ」と伸びる様な感じがする。鯖は脂が乗っているが、やはりくどさが無く、噛み締めると味わい深い。細魚は今日の一番の目的。酢に潜らせ、海苔を挟んだ握りなのだが、酢の鮮烈さと、塩で〆た細魚の玄妙な味わい&食感、挟んだ海苔のアクセントが入り混じって、まさに「口福」としか言い様が無い。「美味いなぁ~」と心の中で、悶絶する。墨烏賊はやはり海苔を挟むのだが、烏賊を通して海苔の色が仄かに分かり、風情が感じられ、私は好きだ。椎茸は何時もながらの肉厚で、美味しい。

小肌、鯖、細魚、等々をお代わりする。久々だと、ご主人の握りの美味さが、余計染みるなぁ・・・。

バラちらしを2人前お土産にお願いして、締める。お会計は、幾らだったか、忘却の彼方。

自分が目的にしていた物を食せ、非常に満足して、帰路に着く。ご馳走様でした。

帰宅後、連れ合いとバラちらしを食したが、非常に美味かった事は、言うまでも無い。

2008年10月22日 (水)

喜八

200810/22

事情があり、朝一で久里浜に向かう。馬喰横山で東日本橋に乗り換えたら、丁度、特急三崎口行きが来たので、乗り込む。大門で座ったが、京急の椅子は酷く、椎間板ヘルニア持ちの私は、久里浜に着く前に、腰が非常に辛くなる。その後、豊田に移動しなければならなかったが、腰が破壊される一歩手前に。夕刻、中央線で死にそうになりながら、御茶ノ水に帰還。「これは飲まねばやってられない」と思い、喜八に。

細魚のおぼろ添え、蒸鮑、煮ハマ、子持ち昆布、数の子、等々を、つまみで。細魚のおぼろ添えは、お気に入り。煮切りをかけないと「どう言う感じになるのか?」前から試したかったので、それでお代わりするも、煮切りを垂らして貰った方が美味いかな(笑)。

握りは、鰯、小肌2種、甘鯛昆布〆、赤貝、等々を頂く。鰯は食感が滑らかで、美味しい。小肌は、静岡の物と、九州の物だったか? 静岡の物は、適度に脂を持ち、滑らかで美味しい。九州の物は、幾分スッキリした感じで、食感は静岡の物よりしっかりしていた気がする。甘鯛昆布〆は、良い感じ。赤貝は、心なしか、厚みが幾分増した様な。

牡蠣、新作のヅケは、残念ながら無かった。「もしかしたら、今日は築地は休みだったのかも知れない」と、ふと思った。

お会計は、21000円強なり。目的の物が食せず、今日は少し不完全燃焼かな? またの機会に。

2008年10月20日 (月)

喜寿司

2008/10/20

昼に、喜寿司に。

穴子が煮上がるのは、この時間の様で、夜の営業用に冷ましてタッパーに入れ、冷蔵庫に置いておくのだと思うが、実はこの時の穴子が、最も美味しいと思う。すかさず、握りでお願いする。スフレの様な食感で、非常に具合が良い。この穴子で、「穴子ちらし」とか作ったら、殺人的に美味いと思う。

小肌、小鯛をつまみで頂く。小鯛は、相変わらず味わいがある。

平目、鯖、小肌、小鯛、等々を、握って貰う。

お会計は、15000円強なり。

ふと、思ったのだが、何時も必ず供される「溜り漬」が、今日は出て来なかった。前回訪問時「漬かりが浅い」様な気がして、ブログにも書いたのだが、もしかして・・・。だとしたら、いや、お恥ずかしい。

2008年10月19日 (日)

久いち

2008/10/19

そろそろ漬け込みの牡蠣が出ているのではないかと思い、久いちに電話をする。普通、「今日のネタに何があるか?」を電話で聞く様な「はしたない真似」をしないのだが、今日は2人で行き、相手に食べさせたかったので、ついご主人に「牡蠣ありますか?」と伺ってしまった。「牡蠣も唐墨もありますよ」との事で、2人で向かう。

牡蠣と殻墨をつまみで頂く。牡蠣は、心なしか、昨シーズンの物より小振りな感じ。また、漬け汁の甘さが若干強い様な気がした。味わい自体はとても良いが、甘さが舌に重く感じられた。私の体調が風邪気味で良くないので、そのせいかも知れない。唐墨は、こちらでは「粒々感」が残るタイプの物が好きな私のために、仕込み中の物をわざわざ出して頂き、恐縮する。

カワハギもつまみで。肝にポン酢を掛けた物に、身をつけて食すのだが、肝も身も、美味い。私にはポン酢の味が邪魔(笑)だったので、抜いて貰い、お代わりする。何もつけないで、身に肝を乗せただけで、十分美味い。肝の甘味も味わえる。前回頂いた、「肝醤油」で和えた物がとても美味かったので、機会があれば、再び食したい。

蒸鮑も頂く。「黒鮑も使う事にしたので、通年で蒸鮑を提供出来ます」との事。漬け汁の味は、やはり美味い。ご主人の味のセンスは素晴らしいと思う。鮑の食感が、つまみとして食すには、私には柔らかい様な気がしたが、今日は2人で来ているので、次回訪問時に、「食べ込んで見たい」(笑)と思った。

握りは、小肌、鯖、カワハギ、等々を。

お会計は、33000円位であったか。堪能した。牡蠣は、今季も、こちら、青木、喜八で、食べまくりたい(笑)。

2008年10月16日 (木)

喜寿司

2008/10/16

空しさに、喜寿司へ。こう言う時は、山岸さんに癒して貰うのが一番かと。

鰆と鯛を握って貰う。鰆と言うと、すし匠系の鰆の仕事を思い浮かべるが、それとは異なるも、食感・味わいとも、中々美味い。鯛は皮付き。食感を楽しむタイプかな。腹側、背側をお代わりする。

小肌、春子、鯖を、つまみで頂く。春子は相変わらず、噛み締めると、良い味わいが。

鯛(腹側)、鰆をお代わりし、鮪を握って貰う。赤身はしっとりした食感で、非常に良い。中トロは背の部分なのか、肌理細かく、爽やかな脂が素晴らしい。

溜り漬が、何時もより漬かりが浅く、今一つの様な気がして、巻いて貰うのは止めた。

お会計は、幾らだったか、忘却の彼方。

すがやで、南水、かおり梨、最後に残っていた翠峰2房を買占め、帰宅する。南水、翠峰を貪り食い、気を失う(笑)。この翠峰は山形の物らしいが、「今年はお仕舞い」との事。来年も愉しみにしたい。

夜中、胃痛で目覚め、少し吐く。胃潰瘍の痛さではないとは思うも、ちょっと良くない感じがする。

microSDHC 8GB(Sandisk)

YouTubeの動画をダウンロードしまくっていたら、2GBのmicroSDの容量が逼迫してきた。

N95では「SDHCは使えない」と聞いた記憶があったが、何とSandiskのmicroSDHC8GBが2280円であったので、「無駄にしても良いかな?」と思い、購入する。

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N95に差し込むと、「容量7572MB」と、あっさり認識した。早速、動画やCDから録音した着信音の数々を移行。Theme DIYで作成し、microSDに格納していた「待ち受け画面」だけは上手く移行出来なかったので、作り直したが、あっという間に「N95 8GB」の出来上がり(液晶の大きさは違うけど)。

microSDHCは16GBも出ており、私の使い方では、容量的に不足する事は無くなると思う。16GBは、既に10000円を切っており、「凄い時代になって来た」と驚くばかりである。

2008年10月15日 (水)

すし柿崎

2008/10/15

連れ合いの帰宅が遅くなるとの事だったので、一旦帰宅したが、夜、柿崎に向かう。

昆布〆、鰤、鯖、をつまみで。昆布〆は心持ち、漬かりが浅いかも。ナチュラルな〆方の鯖は、つまみで食しても美味い。

握りは、鯵、鯖、小肌、鰯、ひめこ、赤貝、等々を。鯖は相変わらず美味い。小肌は未だ良い感じの大きさ。赤貝は食感、味わいとも申し分無い。

お会計は、19000円強なり。

余談だが、今日も、余り客が入っていなかった。この寿司&奥さんの接客があれば、もっと流行る筈だと思うのだが。

2008年10月14日 (火)

青木

2008/10/14

早い時間に、青木に。

今年の唐墨をつまみで、豪快に頂く。相変わらず、青木の「ソフト唐墨」は、傑作だと思う。

握りは、平目、クエ、牡蠣、等々を。平目は好きな食感で、旨味もある。クエは何時もの通り、そのままと、炙って頂く。私としては、そのままのクチュッとした食感が好き。牡蠣も美味しい。自家製の言わば「オイスターソース」が引かれる。牡蠣は、つまみでも頂く。蒸汁も貰うが、味わいが深い。

「これ食べてみますか?」と平目の縁側が。縁側は滅多に食べないのだが、非常に立派で、普通の白身のサク位の大きさがある。味わい&食感は、深く、玄妙で、今日の「一期一会ネタ」。この日、この縁側を食す事が出来た人は幸運であろう。この平目、「縁側は立派だったのですが、身は大した事が無かった」との事である。

お会計は、25000円位だったか? ご主人に遊んで貰うのは、非常に愉しい。

2008年10月12日 (日)

N95大容量バッテリー

価格は高かったが、純正品ではない大容量バッテリーを購入した。

概観は、電池の部分が盛り上がった形になる。

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動画を再生しても、バッテリーの「持ち」は満足出来る物となった。これなら、一日一回の充電で行けそうである。良い買い物をした。

2008年10月 9日 (木)

銀座会員制寿司屋

2008/10/09

夕刻、八王子の近くに。中央線で腰痛が悪化するも、銀座会員制寿司屋に電話する。「予約客の為で出せない魚もあるが良いか?」との事だったが、ある物で結構なので、2人で向かう。

握りは、平目、鯵、鯖、鯛昆布〆、小肌、鮪、等々を。平目は熟成感がある。しっとりとした食感が心地良い。鯵、鯖も良い感じ。鯛昆布〆はねっとりとした食感と、昆布の旨味がとても良い。小肌は噛み締めると滋味深く、非常に美味しい。鮪は爽やかな脂が美味。

蒸鮑がつまみで出て来る。ナチュラルな味わいが美味。海栗を巻いて食す。

今日のラインアップは、完成度が高く、非常に満足した。シャリの大きさが関係しているのか分からないが、平目にしても、味わいが凝縮された様な感じがした。同じネタを通常の大きさのシャリで食したらどう感じるのか、興味深く思った。

ご主人のセンスは、やはり相当な物だと思う。お会計は、42000円なり。

酔っ払っていた為、2人でヤンヤンに向かう。やはり今日も手打ち麺は無かった。職人探しに苦労されている模様。「中々時間を守る人が居ないのよ」との事。小腹が空いていたので、止むを得ず、一品料理をオーダするも、やはり美味しくない(笑)。あの手打ち麺の「韮木耳そば」が無いと、この店は厳しいと思う。暫く様子を見てみよう。

2008年10月 7日 (火)

きよ本

2008/10/07

青木を出て、昨日に続き、きよ本に連投。

今日は、ご主人の前に促される。既に酔っ払って定かではないのだが、ご主人から「昨日はすみませんでした」という様な事を言われた気がする。何でだろう? ご主人も、このブログをご覧になったのだろうか?? とある寿司屋のご主人からも、「結構、関係者が見ていますよ」と言われた事があったが・・・。もしそうなら、素人の戯言なので、大目に見て下さい(笑)。

小肌、鯖、皮付きの鯛、鰹、ヅケ、等々を、握りで。鯖は昨日より味わいがある様に感じた。皮付きの鯛は相変わらず良い感じ。鰹も食感が滑らかで、美味しい。ヅケは昨日の物より、漬かりが浅く、色が綺麗。食感も幾分ねっとりした所があり、美味しい。これが、奈可田のヅケなのだろうか? だとすると、このベースがあったら、からくが「あのヅケ」に辿り着くのは、比較的容易かった様に思われる。このヅケは、好み。

昨日握って貰った職人さんが、烏賊の塩辛を出してくれた。昨日食して、美味しいと思った事を忘れていた。心なしか、昨日より、味に深みが出て来た様な気がする。貝柱や海老を混ぜた青木の塩辛も美味いが、純粋な烏賊の塩辛としては、新橋鶴八、栄寿司と並んで、非常に好みである。

ばらチラシをお土産に貰い、締める。お会計は、酔っ払って、忘却の彼方。

シャリの大きい、クラシカルな握りで、私は好みである。また、伺いたい。

青木

2008/10/07

早い時間に、牡蠣を食したくなり、久々の青木に向かう。

入店すると、カウンターは、ずらりと外国人客で埋まっている。「何事か?」と思うも、入り口に近い席に促される。どうも、外国人の料理人が何かの企画で来ているらしい。一般の外国人の和食に対する味覚には首を傾げるものがあるが、料理人がどう感じるのかは、非常に興味深い。企画をしたのは日本人女性だが、この試みのフィードバックがあるなら、是非知りたいと思う。青木のご主人は、インターナショナルな対応力に秀でているとお見受けするので、外国人料理人との「交流」に関して、リーダーシップを取って頂きたいと思った。日本で通用しない紛い物の寿司で、外国人の妙な東洋趣味に媚を売るのでは無く、ちゃんとした正しい江戸前寿司を彼等に理解させて欲しい物だ。

外国人客への料理も丁度出され始めたところで、私がこのままカウンターに居ると、ご主人も気が散ってしまうと思ったので、莫久来、鰹のつまみ、牡蠣の握りを4つ頼み、早々に切り上げる。
お会計は、10500円なり。目的の牡蠣の握りを食せたので、満足した。

蛇足だが、ご主人から、「この間はすみませんでした」と声を掛けられた。何の事だろうか? ここで「苦言」を呈した事を、ご覧になっているのだろうか? まさかね。一素人の戯言ですから・・・。

きよ本に向かう。

2008年10月 6日 (月)

きよ本

2008/10/06

奈可田から独立したきよ本に。エレベータを降りると直ぐ店内で、ちょっと面食らう。カウンターの手前にご主人が居り、奥に2番手の職人さんが。

客は他に居なかったが、奥に促される。ご主人は、「奈可田時代の客」対応専門の様だ。暫くして、奈可田時代の客と思しき年配の女性が来る。自分の店を出して、握りの業を見せる事無く、昔の客との談笑している様を見ると、余計なお世話だが、「何の為に独立されたのか?」と少々理解に苦しむ。まあ、昔の店の客と、一見とを「区別」する事は必要だと思うが。

握りは、鯛、鯛(皮付き)、昆布〆、小肌、鯖、赤貝、鰹、ヅケ、等々を。皮付きの鯛は食感が中々快感。昆布〆は「はしぐち」と同じ様な、優しい感じ。これはこれで美味しいなぁ。小肌は余りピンと来ない。鯖は未だナチュラルな感じだが、悪くは無い。奈可田系は、〆た光物が弱いと思うが、こちらも一緒の様だ。赤貝は味わいが無く、美味しくない。ヅケは色がどす黒く、美しくない。こう言う色にするのであれば、それこそ私でも出来ると思う。また、からくの様なネットリ感が出て、個性を出している訳でも無く、余り美味しくない。鰹は良い感じ。

つまみで、煮鮑を数切れ貰う。味付けが良く、これは美味。

太巻をお土産に貰い、締める。お会計は30000円弱なり。この店を選択する理由が、良く分からない気がした。奈可田に長く通った人向けの店かな? 何度か通えば、この「壁」を突破出来るが、そうする必然性が余り無い様な気がする。機会があったら、また寄って見ようと思う。

日曜日に、喉を痛めた為、加湿器を購入し、帰宅する。序でにヴィトンのラウンドファスナータイプの長財布も購入する。エピの白色の物。約90000円なり。

2008年10月 3日 (金)

YouTube

非常に遅れていてお恥ずかしいが、最近、YouTubeの面白さに嵌ってしまった。

現在、愛用している、NokiaのN95にMobiTubiaと言うソフトを入れ、ガンガンダウンロードしている。Eric Woolfonや、Steve Balsamo、Michel Polnareff、Jean-Jacques Goldman、等々の映像を、「こんな物があるのか!」と見ている。Polnareffは高音が出なくなってしまったのか? 歌声に明らかな衰えを感じる。もう何歳なのかなぁ??

しかしながら、N95の素敵なバッテリーが、映像を40分程度再生していると切れてしまい、純正品ではない大容量バッテリーに手を出そうかと、思案中。

Balsamoが出て来るWoolfsonのインタビュー映像、同じくBalsamoのImmortalのビデオクリップ等は、最高に良い。

Balsamo1 Balsamo熱唱。

2008年10月 2日 (木)

鮨池澤

2008/10/02

今日は何となく、初めての店に行って「やさぐれたい」と言う気分だったので、銀座の鮨池澤に飛び込みで行く。

入ってみると、カウンターに同伴客が一組居た。女性の方が紙巻を吸っており、初っ端から気分が最悪になる。何時までも吸い続ける様だったら、「止めてくれないかな」と言おうと思ったが、ほどなくして、お椀を頼んで、会計して行った。

いつも以上に、ハイペースで飲む。牡蠣、アン肝、蝦蛄の爪、等をつまみで。牡蠣は異常に塩気が強かった。酒が進んでしまう。

握りを直ぐに頼んだが、その時は既にベロベロ状態。真子鰈、小肌、鯵、鰯、鯖、のどぐろ、赤貝、等々を食す。真子鰈は特に印象に残らない。小肌は2枚漬サイズ。食べて美味しく感じない。鰯は滑らかで美味しかった。鯵、鯖は普通かな。のどぐろの食感は良かった。赤貝は香りが足りない。のどぐろをお代わりする。

柳鰈の一夜干を焼いて貰う。酔っ払って、大理石の様な外観の美しいトロを握って貰い、締める。

結構飲んで、お会計は23000円なり。高いとは思わないが、〆物に、印象が残らなかった。すし椿だったら、この内容で40000円位取られるかも知れない。機会があったら、酔っ払わない内に、握りを確かめて見ようかと思う。今日は貝類のつまみが種類があった。つまみ系に重点を置いている寿司屋なのかも知れない。

2008年10月 1日 (水)

神保町鶴八

2008/10/01

早い時間に、神保町鶴八に。

例によって、塩蒸しをつまみで。鶴八系の蒸鮑は食感が残っている方なのだが、今日の物はそれにしても歯応えが強すぎる様に思われた。

握りは、鯛、小肌、鯖を。鯛は皮を湯霜にした物。やはり、白身の食感は、好みに合う。小肌は酢が馴染んでいない。夜から明日にかけてが「食べ頃」の様な感じを受けた。鯖は余り脂の多い物はこちらは使わないのだろうか。〆加減は、これはこれで悪くは無いが、やはりもう少し寝かせて、落ち着かせたい気がする。

鯛、小肌、鯖をお代わりし、穴子を頂く。

ご主人と会話していると、米を刈り取りに行っていた関係で、昨日まで休みだったとの事。小肌は昨日仕込んだとの事だが、食べた時点では、まだ早い様に思われた。塩蒸しも、そう言う慌しさの中、蒸し時間が何時もより若干短かったのかも知れないと、推察される。或いは、固体差かな??

塩蒸しをつまみでお代わりして、締める。お会計は、15000円強なり。

今ひとつ、不完全燃焼かなぁ。

2008年9月30日 (火)

喜八

2008/09/30

午前中、八王子の近くに居た。何故か無性に荻久保二郎が食したくなり、荻窪で下車し、遅い昼を摂る。ネットでは、荻久保二郎の評判は良くないが、私はあの味は好きである。カネシ醤油のインパクトが感じられ、食欲をそそると思う。何時行っても行列している神保町二郎で数回食したが、私は美味いと思わない。ちょっと食べ過ぎて、激しく胃がもたれる。二郎は、食べた後に後悔するなぁ(笑)。

夕刻、早目の時間に、喜八へ寄りたくなる。

胃がまだもたれていたので、焼酎の炭酸割を飲む。何となく、胃が軽くなった様だ(笑)。

お通しで、白魚が出て来る。瑞々しく、プリプリした食感が心地良い。何か、清々しい気分になる。煮切り無しで食した方が、美味い気がした。

先日あったカワハギは、今日は無かった。しかし、牡蠣があったので、つまみで頂く。前にも増して濃厚な口当たりで、これは美味しい。何度かお代わりをする。牡蠣は半分に切られていたが、濃厚な半身と、そうでない半身との食感の差が激しい為、切らないで貰い、丸ごと頂いて見る。口中で丸ごと味わえば、「均一化して良いかなぁ」と思ったが、ちょっと濃厚さが薄まってしまう気がした。結局、また半分に切って貰い、濃厚さをより濃厚に味わう。これは美味しいなぁ。ポン酢を付けず、そのまま食す事を、強くお勧めする。塩水で塩味はついているし、何よりも、クリーミーな甘味を堪能して欲しい。濃厚な部分のみを用いて握りにしても、非常に美味いと思う。

鰯、活け鯵、赤貝、等を、握りで頂く。鰯は滑らかな口当たりが、美味しい。活け鯵も、心なしか、何時もの物よりしっとりとした食感で美味。赤貝は、既に剥いてあった物で、ちょっとブルーに。そんな差は出ないとは思うのだが、「オーダーしてから殻を剥く」と言う「儀式」が、より食欲を増す事は、事実だと思う。剥いてあるのを使い切ってから、再び赤貝を注文しようと思ったが、先に酔っ払ってしまい、果たせず(笑)。

新作のヅケを握りで頂く。相変わらず、滑らかで、蕩ける食感が心地良い。以前、最初に作られたこのヅケは、醤油味がより強かったのが、今日の物は、洗練され、完成度が遥かに上がっていた。恐らく、この味で、今後も出るのだと思う。醤油味が強かった為、前回食した時は「ほんの数粒、山椒が欲しい」と書いたが、今日の物であれば、不要。また、煮切りを引いても、美味しいと思う。鮪の特別な部位を使用しているこのヅケは、大袈裟に言うと「ヅケの歴史」を塗り替えた仕事だと思う。特にヅケ好きの方には、一度食される事を強くお勧めしたい。このヅケは、私の寿司ライフに於ける、「ヅケの終着駅」かも知れない。絶賛したい。

お会計は、22000円弱なり。新作のヅケについては、何故、こう言う物を考え出す事が出来て、更にこの味に纏め上げる事が出来るのか、ご主人の発想力&味のセンスに感服する。固定化されている様に見える江戸前寿司の世界だが、まだまだ新しい可能性が沢山ある様な気がする。

帰宅後、ポール・ララニャガの地域限定ロブストを喫る。発売当初吸った時は、ネガティブな印象だったが、ここに来て、僅かな黒砂糖のテイストと、幾分スモーキーな感じが非常に良い様な気がしている。何箱かストックして置きたい。

2008年9月29日 (月)

すし柿崎

2008/09/29

連れ合いが遅くなるというので、柿崎に寄る。

白バイ貝、もずくがお通しで。バイ貝は肝が美味い。

握りは、小肌、鰯、真子鰈昆布〆、ひめこ昆布〆、鯖、等々を。小肌はまだジャスト一枚漬サイズ。〆具合も良く、美味としか言い様が無い。鰯は適度に脂が乗っており、滑らかな食感で、美味しい。両昆布〆は味わい深く、噛み締めるとしみじみと美味い。鯖も良い感じ。

小肌、鰯、ひめこ、鯖を、お代わりする。どれも、噛み締めて味わい深く、飲み下した後、舌や鼻腔に余韻の残る満足すべき握りであった。

余談だが、先日近くの食料品店で買った柚子こしょうのネタを出したら、「これですか?」とご主人が出した物が、まさにそれだった。「買った所は違いますけど」との事だが、私が知らないだけで、あの柚子こしょうは「有名なんだなぁ」と一寸驚いた。もう20年弱、私は愛用しているのだが。

しかし、早い時間ではなかったが、最初から最後まで、客は私一人だった。先日、兄と来た時も、そうだった。ご主人のこの握りで、奥さんのあの接客があれば、もっと流行って良いと思うのだが・・・。

お会計は、19000円強なり。今日食したネタは、どれも味わい深く、満足した。

すがやで、林檎、梨、柿、葡萄を購入し、帰宅する。品種を聞かなかったが、葡萄が美味しかった。これは、リピートしたいなぁ。

その後、コイーバ・マデューロの一番短いやつを喫る。久々だったが、相変わらずこの「焦げ焦げしい」(?)テイストは、好きになれない。

2008年9月27日 (土)

喜八

2008/09/27

夕刻、急遽、銀座会員制寿司屋に行きたくなる。電話するも、今日は休みであった。候補を思案したが、牡蠣を目当てに、2人で喜八へ向かう事にする。

然しながら、牡蠣は無かった。先日の台風だか、暴風雨だかで、波が荒れて、「牡蠣の身が流されてしまった」との事。実に勿体無い。残念!

赤貝の酢の物がお通しで。これも美味しいなぁ。赤貝の身と紐を酢に潜らせて、適当に包丁を入れただけで供されても、美味いと思う。

鮑、蛤がつまみで出て来る。鮑は何時もの喜八の物より、歯応えが残る。つまみとして食す場合は、今日の物の方が食感が愉しいように思う。蒸し方より、鮑の種類が違うのかな? 「後で、つまみでお代わりしよう」と心に誓う(笑)。昆布〆、カワハギ、煮蛸も頂く。昆布〆は良い感じの具合。カワハギは身に肝が載る。美味なり。ご主人は煮切りを垂らしてくれたが、私一人で食す場合は、何も付けないで頂きたいと思った。新作のヅケも出て来る。やはり「くちゅっ」とした舌触り(?)が心地良い。

握りは、小肌、活け鯵から。小肌は相変わらず、こちらの鰹の効いた煮切りが、ドンピシャ。鯵は久し振りの、この食感。赤貝、穴子、赤身、中トロ、等々を頂く。

連れが満腹だった様なので、締める事にする。お会計は、37000円なり。私としては、新作のヅケ等を、握りでもう少し食べたかったのだが、止むを得まい。純粋に味わうには、食い物は一人で食さないと「集中出来ない」と思った。と言っても、最近は一人でも、即出来上がってしまうので、余り変わらないけど(笑)。

2008年9月26日 (金)

喜寿司

2008/09/26

人間ドックの為、浜町のクリニックに。身長が伸びていて、吃驚した(笑)。

終了後、良い時間だったので、喜寿司に向かう。

握りで、鯛、鯖、小鯛、鰹、中トロ、穴子、等々を。鯛は旨みが、幾分微妙な感じ。鯖は鞍掛けスタイルで。脂の乗りはそれ程でもないが、身質がしっかりしていて、これ位の方が良いかな。もう少し寝かすと、もっと美味いと思う。小鯛も今ひとつ漬かりが浅い気がした。鰹は爽やかながら、身肉が蕩け、美味なり。中トロは「剥がし」。脂の肌理が細かく、すうっと融けて行く。たまにはこう言うマグロを食すのも、良いなぁ。穴子は、喜寿司では久し振り。スフレの様な食感で、中々具合が良い。

印籠詰めを頂き、締める。お会計は、23000円なり。昼につまむには、ちょっと行っちゃったなぁ。

食料品屋を何となく覗くと、何と私の一番好きな柚子こしょうが2瓶置いてあるのを発見した。即ゲットする。お店の人に「この柚子こしょう一番好きなのですが、常時扱っているのですか?」と伺うと、「某料亭の料理人さんが『これで無ければ駄目』と指定してきたので、入れる様にしたから、常備はしておきますよ」との事。私も色々な柚子こしょうを試して来たが、「終着駅」(笑)がこれだったので、そこの店の料理を食べて見たくなった。新宿伊勢丹か池袋東武でしか買えなかったので、近所である此処でゲット出来るのは、非常に嬉しい。

2008年9月25日 (木)

銀座会員制寿司屋

2008/09/25

個人的に凹む事があり、何処か一人でやさぐれ様と思い、最近ご無沙汰の銀座会員制寿司屋に。

握りで、鯛(だったっけ?)、小振りな間八(汐子と言うらしい)、槍烏賊の昆布〆、小肌、鯖、鮪数種、ヅケ、等々を。汐子は食感が愉しめ、非常に良かった。槍烏賊の昆布〆は中々良い感じ。そのままつまみで噛み締めると、更に味わい深い。こう言う「工夫」に出会うと、本当に嬉しい。小肌は良い感じに締まっていて、噛み締めると旨味が口中に広がる。何度もお代わりする。食い尽くした様で、別の小肌も貰ったが、食感も、味わいも違った。〆物は奥が深いなぁ。こちらのヅケも久々であったが、今日の物は幾分スッキリした感じではあったが、美味だった。

結構酔いが回り、締める。お会計は、23000円位だったであろうか? こちらの「つまみと握りを合体させたコンセプト」は、非常に着眼点が良かったと、改めて思う。

酔っ払って、久々の自動運転モードに。ヤンヤンに顔を出すも、オバちゃんが「今日も手打ち麺ないのよ」と。下に職人は居た様だが、麺は打てないのかなぁ。この店にあの麺が無くなったら、存在意義自体がなくなるので、どうしたのだろう?? 

夜テレビで「矢場とんの味噌ダレ」が出ており、連れ合いが「食べて見たい」と言っていたのを思い出し、矢場とんで、わらじカツ(笑)を2つテイクアウトし、家路に着く。帰宅して、わらじカツを皿に置くと、結構なボリュームにちょっと怯む。酔っ払って、勢いで食さないと、結構辛いと思った。胃がかなり、もたれる。連れ合いは、半分でギブアップ(笑)する。

2008年9月24日 (水)

鮨山沖

2008/09/24

私としては珍しく、19時前後に寿司屋に向かう事にする。思案した挙句、帰り道にある山沖へ。

この時間帯だけあって、男女の先客が2組居た。店はご主人一人で切り盛りしているので、「時間がかかるかな?」と思い日本酒をチビチビ飲む。結局、握りを食す前に2合飲んだら、体調が悪かったのか、結構酔っ払う。

握りは、鰯、小肌、えぼ鯛、小鯛、等々を。鰯は良い感じの漬かり具合で、挟んだおぼろとのハーモニーが心地良い。これは美味いと思う。えぼ鯛はこの店では初めてだが、小鯛と両方ある時は、ご主人のその日の気分で、どちらかを昆布〆、もう一方を酢〆にするとの事。今日は、えぼ鯛が昆布〆で、小鯛が酢〆だった。小鯛の昆布〆を食したかったので、ちょっとブルーになったが、えぼ鯛の昆布〆も中々美味かった。小鯛の酢〆も美味いと思う。

イクラを小鉢で貰い、幾つかお代わりして、締める。お会計は、13000円なり。シャリが弱いと思っていたが、酔っ払っていたので、今日は「スッキリした印象」しか覚えていない。もう少し、塩気を効かせても良い様な気がするが、こればっかりはご主人の好みだから、仕方が無いかな。

2008年9月22日 (月)

喜寿司

2008/09/22

早い時間に、鯖、小鯛を食したくて、喜寿司に。

光物は、小肌と鰯のみであった。一気にブルーになる。

握りは、平目、鯛、小肌、鰯、墨烏賊、赤貝、等々を。イクラを小鉢で頂く。平目は割りと好みの状態。鯛はピークを過ぎている様に思った。小肌は今日もジャスト一貫サイズ。漬かり加減は、浅目かな? 鰹と鮪を。鰹はダイナミックに鞍掛けスタイルで。爽やかな感じだが、身は蕩ける。脂が多い訳ではない。この感じは非常に好み。鮪は赤身と背トロを。蕩ける食感だが、脂が爽やかで、とても美味い。鰹と背トロをお代わりする。

溜り漬を巻いて貰い、締める。お会計は、27000円なり。目当ての物が食せず、この勘定は、ちょっと微妙。感覚的に今日は、10000円位高い様に感じた。こう言う日も、あるかな。

2008年9月19日 (金)

おけい寿し

2008/09/19

所用があり、夕刻まで豊田に居た。結構、精神的に疲れ、早い時間に何処か寄る事にする。御茶ノ水で下車し喜八に行くか、ご無沙汰している銀座会員制寿司屋に行くか、思案するも、結局、東京駅で降りて、おけいに行く事にする。

昆布〆、昨日〆た鯵、今日〆た鯵、今日〆た春子、昨日締めた小肌、今日〆た小肌をつまみで。全体的に塩気が強めに感じられ、身が締まり気味になっている様な印象を受けた。

握りは、鯖2種から。採れた所が違うとの事。脂が大目の物と、ほどほどだが、結構身が詰まっていて、食感が良い物とを。後者の方が好みかな。小肌、鯵、春子、漬けハマ、等々も頂く。小肌、鯵は、塩気がやはり強目に感じる。春子は先代と仕事が違う様に思うが、これはこれで美味しいと思う。今日の収穫は漬けハマ。後味に甘さが幾分重く残るが、先代の仕事と比べても、何ら遜色が無い美味さだと思った。春子やこの漬けハマの様に、軸が決まると、非常に使い勝手の面で良くなる。ご主人に話を伺うと、「(漬けハマは)村瀬さんは時間を掛けずにさっとあの味が出せたのですが、これは幾分レア気味に茹でて、村瀬さんより長く漬け込んでいます」との事であった。同じ様な食感に持って行くために、色々な工夫がある様だ。後口に甘さが若干重く残ったのは、漬け込む時間が長くなった事に起因するのであろう。大変だと思うが、頑張って欲しいと思う。〆物の「あの旨み」も再現してくれる事を期待したい。

漬けハマを、何度かお代わりして、締める。今日は、おけいに寄って良かった。お会計は、17000円位であったであろうか?

結構酔っ払い、店を出て、高島屋方向に歩くと、ラーメン屋があり、つい寄ってしまう。山頭火とか言う店だったが、麺もスープも糞不味く、食えた物ではなかった。スーパーで売っている生ラーメンの方が遥かに美味いと言う代物。麺を一口食し、スープを啜り、会計をする。この店は、こんな物を売って、恥ずかしくないのかなぁ。まあ、食わずに済んだ方が身体には良いので、「不味くて食えない物を出してくれてありがとう」と感謝すべきか?

高島屋に寄り、宗達の昆布と、特設で出展していた所の出汁用昆布を購入し、帰宅する。

2008年9月18日 (木)

石火矢

昨日、親父さんから電話が会ったので、久々に石火矢に向かう。ここの親父さんとは、「付かず、離れず」の関係だが、死んだ親父と年齢が近い事もあって、単なる店主と客以上の「感情」を持っている。

焼き鳥においても、「お任せ」を好まない私だが、親父さんの適当さに根負けし、好きな様にお願いしている。

「身体の調子が悪い」との事だったが、首や肩が痩せて来ている様に見えたものの、「病的な痩せ方」ではないと思うので、一安心。

日本酒、焼酎を飲み、焼き鳥を一頻り食した後、会計を済ませると、親父さんが「ちょっと、良いとこ行こうよ」と言う。「しょうがないなぁ・・・」と苦笑しつつ、営業時間中だというのに、店をスタッフに任せ、何時もの中野のフィリピンパブ(笑)へ向かう。お会計は8500円なり。今日のレバ刺しは、コクがあり、非常に美味かった。

このフィリピンパブは、女の子の質が低く、且つ水割りの水が水道水で糞不味いのだが、ある理由があって親父さんが好きなのだから仕方が無い。

親父さんの歌を何曲か聞き、他愛の無い話をして、お会計は、36600円なり。「ゲゲッ」と思ったが、久し振りに親父さんと飲めて、非常に楽しかった。

2008年9月17日 (水)

喜寿司

2008/09/17

早い時間に、何処に行こうか迷う。神楽坂寿司幸、喜八、銀座会員制寿司屋、宮葉、等々、思案するも、結局、帰り道の喜寿司に寄る。やはり、酔っ払って、直ぐ家に帰れるのは、楽である。

鯛(背身)、鯛(腹身)、平目、小肌、鯵、鯖、小鯛、墨烏賊、等々を、握って貰う。鯛は皮を湯霜にした物。喜寿司では珍しいかも。ある大きさ未満の物を、そうしているらしい。背側、腹側の食感、味わいの違いを楽しむ。平目はそこそこ好きな食感。小肌はまだ「ジャスト一匹漬」。結構な風情と味わい。鯵は今いち脂に欠ける。鯖は結構な脂の乗り具合。大きさからして、「鞍掛けスタイルで出してくれるか微妙かなぁ・・・」と思ったのだが、山岸さんは私の心の内を察してくれて、それで置いてくれた。この位の脂を持つと、鞍掛けでは口に重いかも知れない。しかし、鯖の握りは、「このスタイル」が好きなのだから、仕方があるまい(笑)。小鯛は最初つまみで、後から握りを貰う。噛み締めた時、口中に広がる旨みは、流石としか言い様が無い。美味いなぁ・・・。

鯛(背身)、鯛(腹身)、鯖、小肌、小鯛をお代わりして、締める。酔っ払って、お会計は忘却の彼方。

すがやで、ハウス物の柿、懐かしい二十世紀、幸水を買って、帰宅する。

酔っ払って、リクライニングチェアでサンチョのベリコソを喫っていると、石火矢の親父さんから連絡が来る。「身体の調子が良くないから、店に顔出してくれよ」との事。明日、寄って見よう。

2008年9月16日 (火)

青木

2008/09/16

昼に久々の青木に伺う。バイト(?)の女性が電話した時に出て、ちょっと嫌な感じがしたが、悪い予感が的中。ご主人は不在であった。

いきなりテンションが下がる。

平目、クエを握って貰う。平目は食感が心地良い。旨みも感じられる。クエは炙りと生で食したが、生の食感と脂の味が何とも言えず快感。白身は流石だと思う。しかし、握りの形が頂けない。底辺が広がったおむすびの様な美しくない形。口当たりも良くないし、一気にブルーになる。

蒸鮑をつまみで。久し振りに食すと、大分柔らか目に感じた。肝の仄かな苦味が身肉に移っていた一頃の蒸し方と、方法を変えたのだろうか? これは、今日始めて感じたのではなく、ちょっと前にそう思っていたのだが、本日の蒸鮑を食して、改めてそう思った。海鼠腸もつまみで。滑らかで、且つコクのある美味い物であった。醤油も使っているのかな?

鯖を握って貰い、鯵、小肌をつまみで。鯖は脂がさっぱりとしてはいるが、なかなか良い感じの〆具合。美味しい。鯵は軽めに〆てある。個人的にはちょっと寝かせて貰いたいが。小肌はサイズ的には良い大きさなのだが、〆の仕事は余り感心しなかった。鯵を握って貰う。「寝かした物があるかどうか?」伺ったところ、「止めました」と職人さん。こちらの客層には「そのニーズ」は無かった様だ。

平目、クエをお代わりして、締める。お会計は25000円弱であったか?

久々にご主人に遊んで貰いたかったのだが、幾らネタは一緒でも、あの握りで、この価格を取られると、釈然としない物がある。こちらも「食べ手」としてコストをかけているので、提供する側も、もっと真摯に臨んで貰いたい。青木のご主人の素晴らしいところは、「提案型」である事だと思う。こちらの嗜好が分かると、私が好みそうで、食べた事の無い物を、色々と楽しみながら教えてくれた。私はその事に非常に感謝しているが、他の職人さんは、仕込んである物を単に出す「サービス係」の様に思えてしまう。それは仕方の無い事かも知れないが、それ故、営業時間中はご主人が店に居ないと駄目だと思う。こちらも、安心して食べる事に集中出来ないし、会計に不満が出てしまう。余計なお世話だが、「西麻布店を出した事は、鮨青木として本当に良かったのだろうか?」と、ふと思った。個人的には、青木と言う寿司屋の魅力が落ちたと言うか、中途半端になってしまった様な気がする。

不完全燃焼状態で、これまたご無沙汰のヤンヤンへ行く。韮そばを頼むも、麺が手打ち面でない。何時ものオバちゃんも居らず、従業員に「麺違うよ」と言うと、「今、職人さんが居ないの。もう少ししたら帰って来るけど」との事。麺を食す気がせず、韮や木耳のみを食べる。かえって、その方が身体には良かったか?(笑)

食後に、銀座コネスールで買った、リングが付いたオヨのデデューを初めて吸う。デデューのフローラルなアロマが見出せなくも無いが、全体的に退屈なテイストになってしまった気がする。駄目な時は、何をやっても駄目だなぁ・・・。

2008年9月14日 (日)

久いち

2008/09/14

久し振りに、2人で久いちに。

イクラ、カワハギ肝和えをつまみに。イクラはナチュラルな感じの味付け。カワハギはコクがあり、酒が進む。美味いなぁ。何度か、お代わりをする。鮑の殻にシャリを敷き、海栗を乗せて、焼いて貰う。海栗は特別好きではないが、中々趣向が面白い。連れは、何か「臭い」を感じ取った様だ。蒸鮑をつまみで。汁の味が良く、ご主人のセンスの高さを改めて感じる。

握りは、小肌、鯵、鯖、縞鯵、キス昆布〆、鰹、等々を。小肌は噛み締めると滋味深い。鯖は〆たてだった様で、もうちょっと馴染んだ方が美味いと思う。キス昆布〆は2つ残っていた物を頂いたが、昆布の味わいが堪能出来、非常に好み。

結構、酔っ払う。お会計は、34000円位だったか?

10月になって、漬け込みの牡蠣が出て来るのが、今から愉しみである。
居住地が変わって、最近浅草から足が遠のいているが、漬け込みの牡蠣&唐墨のシーズンになれば、意識して伺おうと思っている。

2008年9月12日 (金)

喜寿司

2008/09/12

帰宅途中、何となく寄りたくなり、喜寿司に向かう。

小肌、平目、鯛、墨烏賊を握って貰う。小肌はジャスト一貫サイズの物。佇まいが美しく、しかも味わいがある。平目は食感が中々良い具合。鯛は小振りだが、皮を湯霜にしてあり、私の好みの感じ。先日の鯛の素晴らしい旨みには及ばないが、今日の鯛も味わい深い。墨烏賊は何時もの歯切れの良さ。

小鯛と鰯をつまみで頂く。こちらの小鯛は、何時食しても、味わいが深い。つまみでは小鯛の味わいを堪能できるし、握りにすれば、挟んだおぼろとのハーモニーを愉しめる。

鰹、赤身を握りで。鰹は腹身の所か、蕩ける。赤身はしっとりした身質で、美味なり。鯛、小肌、小鯛をお代わりする。鯛の旨みを味わい、小肌の酢で口中を爽やかにし、小鯛の味わいを噛み締める。この「3連発」に酔った。

溜り漬を巻いて貰い、締める。お会計は、23000円弱であったか? 

帰りに、何故か魚久に寄る。前に何時来たか思い出せないが、産地の表示を見て、驚いた。近海物が殆ど無い。中国はもとより、南米で水揚げされた魚の「京粕漬」は食べる気がしないなぁ。国内で採れたと言う表示のあった、真鯛と烏賊を購入する。

帰宅して、リクライニングチェアでアップマンNo.1の92年物を喫る。現行品とは別物のアロマと味わい。エリック・ウルフソンのミュージカル「ギャンブラー」を聴いていたら、暫し気を失う。特に、「You'll be far away」は名曲だと思う。詩の内容を考えると、女性が歌うのは仕方が無いのだが、テノールで朗々と歌い上げても素晴らしいと思う。アンドレア・ボチェッリあたりが、カバーしてくれないかなぁ・・・。あ、「ガウディ」の「Lonely song」も。

2008年9月11日 (木)

すし柿崎

2008/09/11

兄と数年振りに飲む。銀座の寿司屋にしようと思ったが、柿崎に行く事にする。

今日は何時ものパターンを止め、お任せで。

真子鰈、縞鯵、鮪、昆布〆、蒸鮑、等をつまみで。今日の蒸鮑は、歯応えがあったような。

握りは、一枚漬の小肌、鯖、赤貝、ひめこ、等々を。

「今日は、柿崎を選択して良かった」と思うも、お会計は64000円なり。

何故、この様な金額になったのか、良く分からない。兄に支払いをさせる事になっていたので、ちょっとこれは不味いなぁ。

理由が分からないので、伺うのを暫く止め様と思う。非常に後味が悪かった。美味かっただけに残念である。素直に銀座の寿司屋に行って置いた方が良かったと、激しく後悔する。

[追記]
酔っ払って記憶がぶっ飛んでいたが、兄が「ワイン飲もう」と確かシャブリの1erクリュか何かをボトルで頼んだ事を思い出した。多分小売価格で6000円位するだろうから、店では12000~18000円はしたのではないだろうか?

また、普段食さない、大トロの炙り等も頼んだ様だ。ワインとそれらで、+20000円前後になるだろう。となると、純粋な寿司代は4万数千円程度になる。まあ、こんなものだろう。

お店に疑問を持ってしまい、失礼しました・・・。

しかし、飲んだシャブリは、シャルドネの麦わらっぽさが抑えられており、ある程度日本酒を飲んでからなら、握りを邪魔する事は無いと思った。シャブリとしてはどうかと思うが、寿司屋で飲むには、良い選択だと思った。実は、最近マイブームのレオンベイエのキュベ・デ・コント・デギシェム・リースリングで、寿司を食してみたいと思っている。持ち込み料を10000円位払っても良いので、試してみたいなぁ・・・。

2008年9月10日 (水)

喜寿司

2008/09/10

夕刻、何となく喜寿司で飲みたくなった。

握りで、小肌、鰯、小鯛、墨烏賊、平目、鯛、赤身、等々を。小肌は私の好きなジャスト1枚サイズ。爽やかで、かつ味わいが深い。鰯はもう少し寝かせると最高だと思う。小鯛は噛み締めると味わいが深く、口中に旨みが広がる。墨烏賊は何時もの歯切れの良さ。喜寿司今季初の平目は、中々良い感じ。肝をつまみで頂いたが、濃厚な感じで、美味かった。鯛は私の好きな食感を過ぎた物だったが、味が良く、舌の上に旨みが広がる。これは今日の「一期一会ネタ」だなぁ。

蒸鮑があったので、つまみで頂く。なかなか立派な鮑。今日はナチュラルな味わい。

小肌、平目、等をお代わりして締める。

お会計は、31000円弱なり。ちょっとこれは行っちゃったなぁ。まあ、美味かったから良しとしよう。

明日は、柿崎だ(笑)。

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