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Part4:厚狭&新下関

2008年11月25日

山陽新幹線0系「こだま号」各駅停車の旅も、いよいよ大詰めの本州最西端へとやってきた。この先、九州に入ると、小倉、博多とも「のぞみ」駅なので、厚狭と新下関の両駅がフィナーレを飾る「こだま」停車駅である。

厚狭駅新幹線口から徒歩5分ほどの田んぼの中にある寝太郎神社。千町ヶ原のほぼ中央にあり、寝太郎を祭神として祀る。新幹線厚狭駅の下りホームから望むことが可能で、厚狭停車の「こだま」に乗れば確実に見える

けれども、厚狭と新下関とは性格が全く異なる。なぜなら下関を知らぬ人はいないだろうが、厚狭を知る人がどれほどいるだろうかということだ。事実、旅が日常の私でさえ、かつて厚狭駅で乗り換えたことはあったが本格的に途中下車するのは初めてとなった。予備知識も何もないまま駅員氏に駅周辺の観光地を尋ねる。すると待ってましたとばかり、「寝太郎神社ですわ! ほら三年寝太郎、子どもの頃読んだことありまっしゃろ!」と、言われた。かくして、厚狭駅前の寝太郎像を仰ぎ、田んぼの中に鎮座する寝太郎神社を参拝し、とどめは駅前の千原玩雅堂謹製の長州銘菓「寝太郎餅」を土産に求めた。まさに寝太郎三昧の厚狭駅途中下車となったが、ま、それもこれも途中下車の恩恵である。

寝太郎像。かつては葦の繁る沼地だったこの地を、誰かが厚狭川をせき止め、水門と水路を造り、素晴らしい美田に変えた。これこそ3年間寝続けた寝太郎の仕事とされる

JR在来線側の厚狭駅。その厚狭駅を見つめて立つは寝太郎像

千原玩雅堂謹製の長州銘菓「寝太郎餅」。厚狭駅のキヨスクで販売されるほか駅前の千原玩雅堂でも購入できる

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