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錦帯橋を錦川の河原から仰ぎ見る。なるほど見事な、木造アーチ橋だ。日本三名橋の筆頭に数えられるだけのことはある。錦帯橋は延宝元年(1673年)、3代藩主、吉川広嘉の時代に完成した。増水時にも流されないよう橋脚にも橋桁にも巧みな細工が施されている

岩国といえば、清流錦川に架かる日本三名橋、錦帯橋と、錦川河口付近に生息する天然記念物のシロヘビなどが有名だが、その錦川に沿って走る「錦川鉄道清流線」のことはあまり知られてはいない。その錦川鉄道の乗り場は、実は新幹線新岩国駅プラットホーム南端の真下にあるのだ。けれども私と一緒に新岩国駅で下車した乗客は、バス、タクシー乗り場へと向かい、私以外は誰一人、錦川鉄道を利用しなかった。それもこれも錦川鉄道の駅名が御庄駅であることに起因するのでは? もし御庄駅が、新岩国駅に改名し、新幹線接続駅をアピールしたなら、少なからず利用客は増えると思うのだが。

ロープウェイに乗って岩国城へと登る。そこは岩国市内を一望する山城で、眼下には錦川と木造5連の錦帯橋が見えた

田園地帯をのどかに走る錦川鉄道清流線。国鉄時代の岩日線を継承した第3セクター鉄道であり、岩国~錦町間の38.3km(内5.6kmはJR岩徳線)を1時間05分で結ぶ

天然記念物、岩国のシロヘビ。アオダイショウの突然変異で世界でも岩国だけに生息する。全長180cm、胴回り15cm、眼はルビーのように赤い

岩国名物、その名も「岩国寿司」。新岩国駅売店にて480円。岩国寿司の発祥はその昔、山城の岩国城にて保存食としていかに長持ちさせられるか考案されたもの。殿様も好んだことから「殿様寿司」とも呼ばれ、年々豪華になったとされる

Part4:厚狭&新下関
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