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三原港にて出港を待つ鷺浦港、向田港行きフェリー「幸運丸」。鷺浦港、向田港は三原港から6kmほど離れた瀬戸内海に浮かぶ佐木島のフェリー港。佐木島にとって幸運丸はライフラインの定期船

三原駅から分岐する呉線の快速「瀬戸内マリンビュー号」。瀬戸内海の海岸線を走る呉線は風光明媚な路線で人気も高い

さて三原も初の途中下車駅となった。新幹線を降りてまず驚いたことは、ホームの真下に石垣があったことだ。一体何の石垣かと見れば三原城跡とある。私はこれまで新幹線の駅から最も近い城は広島県の福山城だと思っていた。まさにプラットホームに隣接して石垣があり、その先には天守閣が聳えているからだ。けれども明治時代に三原駅は、三原城跡の真上に造られたことを初めて知る。それもこれも一瞬にして通過してしまう「のぞみ」では分からないこと。各駅停車「こだま」で途中下車したからこその発見となった。

三原駅の隆景広場。堂々たる天守台の右には新幹線のプラットホームが接近し、よく見ればプラットホームの橋桁の真下にも石垣はある。つまり三原城の真上に三原駅は造られたというわけだ

三原駅の駅前広場に鎮座する小早川隆景像。小早川隆景は毛利元就の三男で竹原小早川氏の養子となり、17代当主として沼田小早川氏を相続し、両小早川氏を統一し三原城を築城した。小早川隆景は戦国随一の智将としても名高い

三原の次の東広島駅も「こだま」のみ停車の駅ということで途中下車はしたものの、駅員氏の「残念ながら近くに観光地はありません。周辺は新興工業団地なのです」という答えに東広島はパスし、次の新岩国駅にて途中下車する。

三原駅のコンコース。三原城天守台へは駅構内を通らないと入場不可

三原駅の名物駅弁「鯛の浜焼弁当」950円。瀬戸内海の美味が一箱に

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