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白鳥遊ぶ倉敷川沿いの倉敷美観地区。美観の名に恥じぬ見事な白壁の家並みが連綿と続く。手前は今年3月17日にオープンした星野仙一記念館。星野仙一は倉敷市の生まれで岡山県立倉敷商業高校から明大を経て、 中日ドラゴンズへ。館内には思い出の品200点が展示されている

さて、「こだま」各駅停車の旅を続けよう。岡山の次は新倉敷に停車する。実は小生、かつて倉敷を旅したことはあるが、新倉敷駅で下車するのは初めてのこと。それだけに新倉敷駅からのアプローチは新鮮だ。山陽本線なら2駅だが、地元の話も聞きたいのでタクシーを利用した。まず最初に案内されたのが白壁の家並みが続く倉敷美観地区だった。1時間ほど散策し次の目的地「倉敷チボリ公園へ」と告げると、「いよいよ終わりじゃけん」という寂しそうな答えが返ってきた。北欧デンマークの世界最古のチボリ公園と提携し、華々しくオープンしたテーマパークだったが、わずか11年で閉園に追い込まれるとは、誰が予想したであろうか。0系こだま号は使命を全うしての引退だが、その1カ月後、倉敷チボリ公園は莫大な負債のみ残し幕を閉じるのである。

古い「日本経済新聞」の書体が珍しくて思わずスナップした1枚。よくよく見れば居酒屋で、古きよき時代の琺瑯(ホウロウ)の看板が懐かしさを誘う。倉敷駅前の昭和町にて


新倉敷駅のプラットホームに到着する新大阪始発の0系新幹線「こだま639号」博多行き。新大阪~博多間を直通する「こだま号」は上下合わせて3本だがその中でも、この「こだま639号」が所要時間5時間10分と最も遅くて楽しめる

新倉敷駅で販売される岡山の名物駅弁「祭ずし」。1000円。祭ずしの由来は、江戸の昔、岡山藩を治めていた殿様が、倹約令を出し、祭りの時のお神輿やお囃子、ご馳走まで禁止された。そこで庶民は、ご飯の中に山海の珍味を、ぜーんぶ混ぜて隠してしまったとさ


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