このページの本文へ
ここから本文です

Part1:新倉敷&新尾道

2008年11月17日

「♪タンタラタンタン…タン」。

新大阪駅を発車した途端、車内スピーカーから出発を告げるチャイムが流れた。その懐かしい旋律に私は思わず聞き惚れてしまった。

現在、1日10本の0系新幹線「こだま号」が、最後の定期運行に就いているが、その全列車が山陽新幹線オリジナルのフレッシュ・グリーン塗装から、開業当時そのままのアイボリーホワイトと新幹線ブルーのツートンカラーに塗装し直された。それだけでも懐かしいのに、車内のチャイムも2003年まで使われていた懐かしのメロディーが復活したのである。私は写真が本業なので、もちろんスチールカメラは常に携行しているが、この時ばかりは、音も録音可能なムービーカメラを持参しなかったことが悔やまれてならなかった。

懐かしい0系新幹線の公衆電話とテレカ自販機。これまた0系と同時に引退へ

そして車内を歩いてみれば、公衆電話やトイレ、灰皿など、0系ならではの懐かしの備品がそこここに点在していた。灰皿といえば、今や喫煙可能な列車は風前の灯となったが、この0系新幹線は古いだけに喫煙車の比率も高い。0系こだま号は6両編成だが、その内2両が喫煙車なので、33%の喫煙車率だ。けれども、それもこれも11月30日まで。0系こだま号の終焉とともに、新幹線の喫煙車は激減し、愛煙家にとってはより厳しい現実が待っている。

山陽新幹線“こだま”各駅停車の旅 トップへ

あなたのご意見をコメントやトラックバックでお寄せください

ここから下は、過去記事一覧などです。画面先頭に戻る バックナンバー一覧へ戻る ホームページへ戻る

日経BP社の書籍購入や雑誌の定期購読は、便利な日経BP書店で。オンラインで24時間承っています。

ご案内 nikkei BPnetでは、Internet Explorer 6以降、 Safari 2以降、Opera 8以降、Netscape 8.1以降またはHTML 4.01/CSS level 1, 2をサポートしたWebブラウザでの閲覧をお勧めしております。このメッセージが表示されているサポート外のブラウザをご利用の方も、できる限り本文を読めるように配慮していますが、表示される画面デザインや動作が異なったり、画面が乱れたりする場合があります。あらかじめご了承ください。

本文へ戻る