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沿革・組織・役員


日本国際問題研究所(JIIA)は、中・長期的視野にたって国際問題を研究することを主たる目的とした総合的な国際問題研究機関です。
その活動範囲は国際関係・外交問題の基礎研究および外交政策企画立案のための国際情勢の調査研究を中心に、外国研究機関との研究交流・共同研究、外国研究員の招聘、国際シンポジウム・セミナー・講演会などの開催、資料の収集、広範な出版活動など多岐にわたっています。
これらは、当研究所の設立趣意書に規定されている、

(1) 国際政治・経済、国際法の諸科学の発展を図り、
(2) 国際問題の調査研究のための諸手段を設け、
(3) 国際問題の情報・知識・思想の交換を促進し、
(4) 全国の大学を通じて国際問題に関する研究を奨励し、
(5) 海外の諸大学・研究機関との交流を図る、

の5つの方針に基づき、これを一貫して拡大、発展させたものです。



沿 革



当研究所の設立にあたっては、故吉田茂元首相が大きなイニシアチブを発揮しました。
第二次世界大戦後、日本が国際社会と調和を図りつつ生きていくためには、国際問題に関する研究を深め、知識の普及を図り、また諸外国との交流を活発化させていくことが必須条件でした。
このことを痛感した故吉田元首相は、1959年(昭和34年)12月に当研究所を設立し、自ら初代会長に就任されました。
翌1960年9月には外務省所管の財団法人として認可され、1976年からは解散した社団法人・欧ア協会の業務をも継承しました。
以来、わが国の中核的な国際問題研究機関として発展を遂げ、その活動の成果は、国の内外において高く評価されるに至っています。



    理 事 長     所   長

神川 彦松 (1959.12-68.4)
久保田 貫一郎 (1962.1-65.5)
別府 節弥   (1965.5-68.4)

    理事長兼所長
徳永 太郎 (1968.4-69.9)
島津 久大 (1969.9-73.12)
高橋 通敏 (1973.12-77.10)
大野 勝巳 (1977.10-80.10)
中川 融  (1980.10-84.5)
新関 欽哉 (1984.5-90.4)
松永 信雄 (1990.4-99.3)
小和田 恆 (1999.3-2003.1)
佐藤 行雄 (2003.2- ) 友田 錫 (2005.4- )


組 織 ・ 財 源



当研究所は、顧問、会長、副会長、理事長、所長などの役員のほか、研究員および職員から構成され、その組織の概要は下図のとおりです。
財源は政府からの補助金、会員からの会費収入および出版物収入を主体とする事業収入からなっています。
また、故鹿島守之助氏、故松下幸之助氏、故湧永儀助氏およびアンバサダー国際文化交流財団の拠出金による4つの基金が設けられています。
また、当研究所の調査研究活動は、これら事業活動費により賄われているほか、外部の公的ないし民間機関からの特別の委託や助成によるものも数多くあります。



役 員



会     長    
会長代行
副 会 長
服部 禮次郎 セイコーホールディングス名誉会長
副 会 長 松永 信雄 元日本国際問題研究所理事長兼所長
副 会 長 岡田 明重 三井住友銀行特別顧問
顧     問 平泉 渉   鹿島平和研究所会長

理 事 長 佐藤 行雄
 
専務理事 兼)所長 友田 錫
常務理事 兼)事務局長 藤原 稔由
 


(2007年7月1日現在)

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