生還しました。
2008年11月18日。午前11時すぎ。愛犬のラナと伊豆半島をシーカヤックでツーリングをしていた僕は、東伊豆の城ガ崎灯台沖で強い南西風と、それに伴う大波に巻き込まれた。川奈港を出航した朝のうちは無風だったが、あっというまに海上は強まり、風速15メートル、波高は3メートルまで上がった。この状況で航行するのは不可能と判断した僕は、最初のエスケープ場所に予定いていた直近の富戸港に引き返すことを決め、すぐに退避を試みるが、失敗。激しい追い波をかぶってコックピット内が浸水してしまった。
ふたたび反転し、バウを波頭にむけたまま沖合へエスケープするものの、波はどんどん高まり、途中で自力航行不能となる。この間、横波をくらって二度ほど転覆しかかったが、ローブレスで持ちこたえてなんとか浮き続け、漂流した。その後排水作業をしながらハンディGPSで自艇の現在位置を確認。携帯電話で陸上の仲間と「118番」に救助を求める。連絡を受けた第三管区海上保安庁・下田海上保安部の指令で、羽田空港から救助ヘリ、伊東港から小型救助艇、近くの海域からは無線で救助要請を受けた釣り船が出動。午後12時45分頃、僕はラナともども無事に救助された。
風が吹き始めた午前11時ごろから救助されるまでの約1時間45分のあいだ、僕は生と死の狭間にいた。城ガ崎海岸は絶壁に荒波が打ち寄せる難所で、この日も波のサイズは尋常ではなかった。僕はライフガード(水上安全法救助員)の資格を持ち泳力には自信があるが、あの海況で港へ泳ぎ着くのはもう無理だった。カヤックが沈んだら、なにかひとつでもミスをして転覆したら、途中で漕ぎ続けることをあきらめていたら、僕はもう死んでいた。これは大げさな例えでもなんでもない。僕のカヤックは波をかぶって完全に水船となり、助けられた時にはもう腰のまで海面下に沈んでいたのだ……。
僕はまさに九死に一生を得た。
「海をなめている」「スキルと経験の不足」「初歩的な判断ミスだ」今回の海難事故を公表したら、そんな声が殺到するだろう。まったくその通りで、返す言葉もない。僕は愚かで、力も無く、決定的なミスを犯した。いまこれを書きながら僕は自分がなじられている姿がリアルに想像できる。だが、それでも敢えていえば、今回僕がしていたツーリングは冒険ではない。夏の終わりから尺取り虫方式で続けてきたこのツーリングは、ほんとうに慎重に進めていた。海況が冬型になり、西風が吹いたらもう旅は終わりだということもずっと意識していた。でも、ミスを犯してしまった。 だから僕が遭遇したような事故は、どんな人にも起こりうると僕は思う。しかもおどろくほど簡単に……。だから僕はこの海難事故を隠すのではなく正直に報告し、「海ではこんなにもあっさり人が死ぬ」ということをちゃんと伝えなきゃならないと思った。それが生き延びた者の義務であり、こうして助けてもらったこの命の代償だ。
今は2008年11月19日の正午過ぎだ。
救助されたあと、僕は仲間のカメラマンに抱えられて帰宅し、ひとりになると恐怖と安堵で泣き出した。目をつぶると波が繰り返し繰り返し襲ってきて、震えが止まらなかった。でもそのあと、疲れ果てて眠ってしまった。そしてさっきベッドから起き出し、塩まみれのラナにゴハンをやったところだ。僕もたっぷり水を飲み、食事をとり、今はしっかりしている。 救助されてからまだ24時間も経っていないが、僕は自分をもう一度奮い立たせた。そしてGPSのログデータを海図上に書き出し、携帯電話の通話記録をノートに書き出した。これからキーボードに向かい、事故の一部始終をなるべく詳しく書き出そうと思う。
昨日、僕が死ななかったのはひとえに「運がよかっただけ」だ。でもその反面「自力で生き延びた」という実感もある。運が悪ければ死んでいた。でも運がいいだけでも助からなかった。何回かあった“絶体絶命”をなんとか切り抜けた。それは運ではなく、スキルや、経験や、装備のおかげだった。精神的な態度や、ラナが一緒だったということもある。いろんなことが僕の命を繋いだ。
僕はいま「生と死を分けた分岐点」がどこにあったのか、ちゃんと見極めたいと思っている。そのために、当日の自然の動きも、自力がやったことも、僕のミスも、愚かさも、思い上がりも、正しい判断も、必然も、偶然も、すべてを含めて書き記すつもりだ。思い出すのがすごく怖いから、この作業には時間がかかるかもしれない。それでもちゃんと書き記そうと思う。プロの書き手として、ここは踏ん張らなきゃいけないとも思う。
この文章をいつ、どのメディアに発表するかまだ決めていない。遠い将来になるかもしれない。でもいつの日かどこかできちんと発表し、多くの人に読んでもらいたいと思っている。そして今後もアウトドアの楽しみや、シーカヤックで海を旅する喜びが、みんなの中に続いて欲しいと願っている。
このブログを読んでいるみなさん。家族と友人のみんな。僕は生還しました。ラナも元気です。だからもう心配いりません。
そして昨日あの海から僕を救い出してくれた、友人の山田真人君、第三管区海上保安庁のみなさん、富戸漁港のみなさん、本当にご迷惑をおかけしました。もうしわけありません。 そして本当にありがとうございました。このご恩は絶対に忘れません。
2008年11月19日 暖かい自宅にて
ホーボージュン
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コメント
ばかっ
投稿: | 2008年11月21日 (金) 04時52分
ご無事でなによりです。
ほーボーさん、これからも楽しい記事を期待して待ってます。
Patagonia渋谷でホーボーさんのスピーカーシリーズを聞き、
目白で服部さんのスピーカーシリーズでお会いしたものより。
投稿: tamaden | 2008年11月21日 (金) 20時54分
>この国の人間はみな“冒険的な”匂いのする行為を糾弾するのが大好きなのだ。
誰もなじっていないのに、この書き方はよくないと思います。
お願いですから落ち着いてください。
無事でほんとうに良かったです。
投稿: | 2008年11月21日 (金) 21時12分
海に出る…と、このブログで読んだ時に何かジュンさんの「覚悟」めいたものを感じたのは私だけではないと思う。だけど、まさかこれほどの危険がジュンさんの身に起こっていたなんて…無事で何よりでしたよ。本当に無事でよかった。どれだけの人がジュンさんに励まされているか?自覚して下さい!どこかの誰かが自殺行為に近い形の事故で亡くなった、その人はホーボージュンのファンだったとジュンさんが知ったら、どうですか?
なんだか、書くことに追い込まれてわざと無理したみたい…中華街での食事も、ラーメンも「ジュンさんの」書く文章。いろんな雑誌でホーボージュンの文章に惹かれてこのブログにたどり着いて、身近にジュンさんを感じて、またさらに雑誌のジュンさんの文章にたどり着くのです。自宅近くの海に出たあの画像、夕陽のやつ…あれ保存してあります。おだやかな心情が伝わってきたから。どうか無茶しないで下さい。誰かの励みになっていること、忘れないで下さい。怖くて読み返せないよ。
投稿: ゆみこ | 2008年11月21日 (金) 22時00分
根本的にアナタは間違っています。
アナタのカヤックは、内湾、湖沼向けのリクレーション用。直進性も弱く、外洋に向きません。
犬を乗せてるので、スプレーカバーもないでしょう。波を食らえば浸水まちがいなし。
シットオンか、長いラダー付きシーカヤックでスプレーカバーが当たり前。
なんぼ泳げる能力があっても、洋上では屁のツッパリにもならないことは、誰でも分かる。
天気予報は少し前から確認していれば、裏切られる範囲も予想がつくはずです。
私は20年近くカヤックをやってますが、そんな目にあったことはありません。
その海域でのカヤック禁止等、いろんな問題の引き金になり、あなたが怖くてやめても、あなかの知らないカヤックを愛する者が迷惑したりするのです。
少なくとも、今のカヤックで出るのは、人の技術でカバーできる域を超えたおろかな行為です。
やめてください。
投稿: あるカヤッカー | 2008年11月21日 (金) 22時48分
あなたも人間ならオイラ達も人間。同じ血の色、同じ体温で生きている。時にはとんでもない失敗をしてへこたれる事もあるさ。あるスキージャンパーがオリンピックで失敗して日本中からブーブー言われた事があったけど…彼は4年かけて金メダルを取った。失敗なんていくらだってチャラに出来るよ、だから友よ、今はへこたれろ。そして飽きたら顔を上げて歩き出そう!!
投稿: ストレイマン | 2008年11月21日 (金) 23時15分
HOBOさん、生きててよかった。生きてなくちゃ何も始まりませんから。反省も学習も進歩も。生かして貰った命を大切にするためにも、まずはゆっくり休んで下さい。
投稿: Calla | 2008年11月21日 (金) 23時56分
ジュンさん、生還おめでとう!いいじゃないか!とにかくおめでとう!少なくとも僕はそう思うよ。
投稿: 柳 | 2008年11月22日 (土) 00時31分
ラダーなしの4メートル未満のカヤックではきつくて引き帰したのか、海保から注意を受けたのかとかいろいろ想像してたけど・・・・・う~~~ん
大変な騒ぎだったんですね
救助鯛とか菌親者には、ドMな姿勢で叱られてくさい・・・
今回の事故で新たな領域を体験したHoboさんとラナ 目の前の大波を乗り越えて成長した姿を見せてくさいね
なめこ
投稿: 腐れなめこ | 2008年11月22日 (土) 05時50分
あの日、南西の風が強く、八幡野漁港から見て沖合いには白波が・・・。
ホーボーさん大丈夫なんだろうか・・・と案じておりました。
何はともあれ、命があって何よりです。
いろいろ大変でしょうが、頑張ってください。
投稿: ぴっころ♪ | 2008年11月22日 (土) 08時31分
まずは、無事に帰還できてなによりです。
貴重な経験談ありがとうございます。
自分も家族でカヌーに乗ることがありますが、どのような事態になっても家族を守れるよう細心の注意と準備を怠らないようにと肝に銘じました。
偶然近所の本屋でジュンさんと同郷であると知り、他人とは思えない存在でした。
今回の経験でくじけず、これからも色々な話を聞かせてください。
では、今は暫しの休憩で心身を休めてください。
投稿: さとやす11 | 2008年11月22日 (土) 10時27分
今回の件、受け取り方は様々でしょうね。①世間では「海難事故」、②ファンの間では「冒険」、③ジュンさん自身には「体験や教訓」或は「記事」になるのでしょう。
僕はアウトドアズマンの1人として、『カヤッカーへの悪影響、即ち過剰な規制』が心配です。
今回の件で何か書くとすれば、まず、カヤッカーに迷惑を掛けない(カヤッカーを守る)為に筆をとって欲しいです。
ジュンさんに憧れてカヤッカーになった人(ファン)には勿論のこと、海、川、湖を愛するベテランカヤッカーの為に、是非お願いします♪
投稿: 同世代のアウトドアズマン | 2008年11月22日 (土) 10時52分
生きててなにより!
冒険もいいけど、死んでしまったらなんにもなりません!
投稿: ホーボーファン | 2008年11月22日 (土) 11時36分
なんだっていい。ジュンさんの命が続けば。僕はジュンさんの友達でもないただの読者だ。勝手に影響を受け、憧れ、尊敬の念を抱いているのだ。僕が視野を広げ、人生をより楽しく過ごすきっかけはジュンさんだ。それだって勝手に影響されたんだけど。そんなジュンさんが無事でいてくれたことが嬉しい。そしてジュンの事後の覚悟にBig respect!しぶとく生きなくちゃね!
投稿: レイマン | 2008年11月22日 (土) 13時36分
>そして僕が遭遇したような事故は、どんな人にも起こりうる。しかもおどろくほど簡単に……。
違うと感じます。ある程度の経験を積んだカヤッカーなら、この時期にあの海域であの予報をふまえてあのレジャー用のオープンコックピットの艇で海に出たりはしないはずです。準備・判断・手段を間違えなければ起こり得ない事故ではないでしょうか。
一番残念なのは、アウトドア業界に多くの媒体を持っているホーボージュンというライターが、「海をなめている」と言われてもしかたないような事故を起こしてしまった事です。
ジュンさんのいちファンとして、あの海域に出かける事の多いカヤッカーとしてはかなりショックです。ご無事だったのは本当になによりですが、「生還おめでとう」では済まされない影響や世間の目がある事も忘れないで下さい。
投稿: カヤック5年生 | 2008年11月22日 (土) 15時43分
カヌーイストとして辛いです。
でも、生きてこそ。です。
誰の命も失われずに戻ってきてくれてありがとうございます。
自分の身にも起こりうる事象として背筋に冷たいものを覚えました。
旅を続けて、書いてください。
筆の力を信じます。
投稿: 魚子 | 2008年11月22日 (土) 18時49分
生きていてくれてなによりです。
筆を折ることなく、カヤックを降りることなく、これまでどおりいろんな媒体を通じて、アウトドアのすばらしさを伝えて欲しいと思います。
カヤックについては、艇種やコンディションなどついて、みんなが間違えないようにたくさん啓蒙していただければと願います。
投稿: ベテランカヤッカー | 2008年11月22日 (土) 18時55分
生還とてもとても喜ばしいです。お疲れさまでした でもこの「生還しました」にはちとおぶじぇくしょん、っす。
道具に対してのこだわり屋のホーボーさんとしては、今回の海旅用のカヤックの選定は大失敗だったのかな...
それとも、それ以前の問題なのかな
最近の実践主義連載も、使い込んでない(と思われる)ブツの登場に面食らったりして...
おいら、あんたの文章大好き。酒呑み系インドア系おやじをアウトドアにひっぱりだすだけのパワーすごいしねぇ。
ぜひ、初心者に警鐘を鳴らすような、ライターとして、っていうよりも遭難した者としての、
渾身の「遭難〜救出レポート」を期待します。
初心にもどれば 良し..
投稿: 海神+酒神÷2 | 2008年11月22日 (土) 23時43分
ヨット乗りです。
海に出る前に先ず起き抜けに遣る事は、天気予報の確認です。
天気図の確認、時間単位での潮の流れの確認、風の予測、、、等々、海に出る者の基本的な事項です。
朝方無風でも昼から吹き上がってくることは良くあることです。
わたしも午前中は無風でも、午後から黒い雲が迫ってきて、30ノットオーバーの波風に巻き込まれるような事は、
ありますが、予想はして突入することと、突然巻き込まれる!と思うことは準備が違います。
無謀と冒険を勘違いしないで下さいね。
己で出来る限りの準備をして挑む事は冒険です。
白石康次郎氏、斉藤実氏、堀江謙一氏、等々の名だたる海洋冒険家の本を一度読んでください。
ケープホーンの海、タスマン海、吠える40度線、、、、。
出来る限りの万全の準備をし、海に出て行きます。
それでも、命を落としていく、方々の話が出てきます。
出来る限りの準備、最高の技術、、、それでも襲う不幸や自然の脅威、、、
出来ないのでしたら、、海には出ないで下さい。
川や湖等の直ぐに他の方の救助を仰げる範囲で遊んでください。
海に出たら一人です。
決めるのは貴方です。
貴方がスキッパーです。
一人ならまだしも他の命も預かっている身なら、難しいと思う日は、出ない事も勇気です。
それが船長です。
ご自分の技量の範囲で遊んでくださいね。
先ずは、天気図(一日の何時、最新の天気図が気象庁から発行されるか、ご存知ですか?)を読めるようになって、
海図を読めるようになって、潮せきチャートを読めるようなって、気圧計を常に眺める癖をつけて(最近は携帯や腕時計にも気圧計つきのものがあります。)、
今は風の風向、風速予測(US Navyが発行する物も、保安庁の者もネットから見れます。)各地の港湾ガイドを読んでから、当日の航海計画を建て、
出航為さって下さい。出航前に各地の非難するための港も決めて置いてください。
船乗りだと当たり前の事です。
良い経験を成されたと思います。
人間成れた頃が一番危ないです。
でも、、、海はいろんな顔があります。
私は南海の海辺で育ちました。
海は、、、いろんな顔を見せますが、良いときもあり、怖いときもあります。
子供の頃から、どんなに凪て居ても、海辺に居るときは、絶対に海に背を向けるな!と言われて、
育ってきています。(下まで10M以上のがけに居て、お化け波で突然さらわれそうに成った事もあります。)
出来たら、、優しく色んな物を与えてくれる海の表情だけみながら、過ごしたいとは思いますが。。。
最後に一言、、、
”海上は風速15メートルまで強まり、波高は3メートル”なんて状況は、東京湾&相模湾でも良くあることです。
でも、、90%以上で天候を事前確認すれば、予測可能なことです。普通に、、、、。
投稿: 海が好き | 2008年11月23日 (日) 01時37分
規制が厳しくなるとやだな・・・ブログで書くこと無いのに・・・少ない休みで遊んでいるいるサラリーマンの身になってよ・・・嫁に止められるよ・・・雑誌にも掲載しないで下さい・・・
投稿: | 2008年11月23日 (日) 03時33分
ご無事で何よりです。
今はゆっくりゆっくり休んでください。
投稿: 越後屋^^ | 2008年11月23日 (日) 07時01分
無事で何よりです。
今の世の中、いろいろな規制にあふれています。
ここでは泳いではいけない、ここでは滑ってはいけない、ここでは潜ってはいけない、などなど・・・。
これらの規制には、当然ながら理由があり、その理由は沖に流され溺れて死んでしまうからだとか、雪崩に巻き込まれて死んでしまうからだとか、自然を破壊してしまうからだとか普通に考えられますが、究極のところ、後世を含め他人に迷惑をかけてしまうからであると私は理解していました。
そこで、きちんとした装備がある場合、きちんとした状況判断ができる場合、きちんとした身体能力ある場合は、どうなの?といった議論になるわけですが。
絶対に人に迷惑をかけないと言い切れないことから、正直、難しい課題だと思います。
今回、判断を誤り、他人に迷惑をかけてしまったことを随分反省されているかと思いますが、きちんとした装備と状況判断で生還できたことも事実です。
私たちが同じ状況に立たされた場合、いかに行動すべきか。
どのように、海や雪山などの危険をともなう自然と接していったらよいか。
是非、実際に体験した者として誌面で投げかけていただきたいと思います。
応援しています。
「俺たちはもう昔のようなガキじゃない。いろんなのものを抱えている。いろんなものを背負っている。」この言葉に強い勇気をもらいました。
いつも、ありがとう。
投稿: いとーし | 2008年11月23日 (日) 12時23分
ほーぼーさん、ラナ共に無事でなによりです。
心配しながら見ていましたが、このような事態になっているとは
思ってもいませんでした…
私はほーぼーさんの地元、某店で色々な話を聞かせてもらっていたもので
それ以来 その『冒険魂』に憧れてます。
厳しい声も多いと思いますが、無理せずこれからも
“冒険的な”匂いのする行為 応援してます。
投稿: spring | 2008年11月23日 (日) 15時29分
この漂流事故が起きた本当の背景は、第三者ゆえによくわかりません。
しかし事故をうけてのご本人の記述の各部に、この期におよんでの甘さを感じてしまう者です。
>海が好き様
おっしゃること、まことにごもっともと思います。
ただ、シーカヤッカーという人種が海の事を勉強していないわけではないことは、どうかご理解ください(そのような
論調に読めました、誤解でしたらお詫び申し上げます)。
こうした事故が起きたとき、カヤックの世界でも、何が足りなかったのかが盛んに議論されていますし、
ホーボー氏も含めてだろうと思いますが、ほとんどのカヤッカーは、気象通報や海図や潮汐表など理解できなきゃ
いけないことはわかっています。
もっと知る、ことも大切ですが、既にわかっていることを、なぜその時は実践しなかったのか、うっかりなのか(うっかり
じゃ済まないのですが)、わかってるけど面倒だからまぁ今日はいいや、だったのか、なんとなく行けるだろうと考えたのか、
まぁいいやとかなんとなくという自分の意識はどこから来たのか、そっち側を突き詰めないと、ボートであれカヌーであれ、
事故はなくならないのだろうと思っています。
投稿: 元カヤック乗り | 2008年11月23日 (日) 16時03分
自分はホーボーさんには幻滅しました。
助けてもらったから生きているということ、事実はそれだけだと思うのです。
あなたのGPSがどんだけ優秀かなんてどうだっていい。
ホーボーさんは自力で生き延びた部分もあるなど
本気で言っているのですか。
事故をおこしたことよりも、そんな発言にショックなのです。
投稿: コナン | 2008年11月23日 (日) 16時25分
コメントが多くて少しびっくりです。
日本って「この国の人間はみな“冒険的な”匂いのする行為を糾弾する」っていうのは核心だと思います。
山や海では、ごく普通に起こることだと私は思うし、救助したり助け合うのはごく当たり前の行為だけど、それを聞いた人たちは好き勝手言うのはいつものことですね。
で、記事にすることは大いに賛成です。死んだとしたら大きな記事になったことでしょうし叩かれまくったでしょう。
死ぬ一歩手間前の、本当にやばいけど助かったっていう事例って言うのはなかなか表には出てこないから、
その理由は、書いてらっしゃるとおりですね。
誰だって、例えば車を運転・仕事によっては大事故一歩手とかきっと経験はあると思うけど、
表に出てこない隠すっていうのがこの国だから、記事にしたらもっと反響があると思うけど、書くことはよき事だと一読者は思います。
投稿: サウスクラウド | 2008年11月23日 (日) 17時17分
●長谷川京子フ ルヌ ード映 画&温 泉盗 撮映 像!!
映画「愛の流刑地」では女検事役として、不 倫した上司に後ろから抱 擁され、接 吻される艶 めかしいシーンも披露。乳を揉 まれ、ディ ープキ スされるハセキョーの姿に話題騒然となった。
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盗 撮マ ニアが撮 影した温 泉映 像もどうぞ。
投稿: ●長谷川京子フ ルヌ ード映 画&温 泉盗 撮映 像!! | 2008年11月23日 (日) 18時02分
シーカヤックに乗っている方を責めているように聞こえてしまったのでしたら、
申し訳ありませんでした。
私は、海に出る者の準備を、再度定義させて貰った積もりでした。
シーカヤックであろうと、ヨットであろうと、パワーボートであろうと、
海に出たら一緒です。(対抗性の違いはあるにせよ。)
冒険を凶弾するつもりもまったくありません。
文中で申し上げたとおりです。
”無謀と冒険を勘違いしないで下さいね。
己で出来る限りの準備をして挑む事は冒険です。”
海に出るのですから、起こり得る事態を想定されて、
出来る限りの準備をされましたか?と言うだけです。
川や湖のように、叫べば誰かが助けに着てくるような場所に
出て行くのではないのです。
それだけです。。。
ただ、ただ、、残念なだけです。
海洋民族であった我々の民が、鎖国の自体を経て、
海をしならない民族に成り下がった事を、、、嘆いている日々ですので。。。
良い経験をされたと思います。
でも、また海に出てくださいね。
これに懲りずに。
次回は、準備をしてから、出航してくださいね。
何に乗られているにせよ、一度陸から離れたら、彼方が”船長”です。
生きて変えるための出来る限りの準備をして、出航してくださいね。
そして、また海を楽しめる事を祈ります。
投稿: 海が好き | 2008年11月24日 (月) 00時37分
ホーボーさん、体の疲れ・精神的な疲れ、少しはとれましたか。私は全く素人で今回の事には触れませんが、何より気持ちを素直に書くホーボーさんの文章を読んで3ヵ月前からファンになった一人として、私はホーボーさんを応援してます!!
投稿: snow Mt. | 2008年11月24日 (月) 00時41分
私は野田さんのファンです。
犬まで乗せて、あなたはかなり意識されているようですが、伝えようとしていることが根本的に違います。
犬はクマ避け等の仕事を受け持つパートナーであり、乗っているだけではないのです。
海上でペットを乗せると記事の人気が上がる。それだけではないですか?
アウトドアをしない人に、凄いことをしているんだと驚かすことに意識が行き過ぎです。
あなたの記事を読む人の殆どは、記事を通してアウトドアを疑似体験しているんでしょう。
そのファンを否定するつもりはないし、アウトドアをやっている人としない人の比率はしない人のほうが多く、そういう記事のほうが、発売部数が伸びるのでしょう。アウトドアの雑誌の編集者も売れる記事が正解なのでしょう。
気象学や天気図を読めなくても、風や波の天気予報を2,3日前からちらちら見ていれば、行くかやめるかの判断はついたはずです。
3mにもなる波が、突然発生などしないはずです。
アウトドアをする人からみれば、突然、誰でも巻きこまれるなんて書き方に、かなり反発があるはずです。
そうなりそうな急な変化は、パソコンで見る一般的な天気予報で十分確認できるし、怪しければ出ないのです。
あえて冒険的な記事を書きたくて、そういう日を選んだんではないでしょうか。
犬を乗せて、スプレーカバーなしのリクレカヤックで海に出るのであれば、アウトドアをする人が続きを読んで期待するのは、「天気もよくて、なぎで、ほんとに気持ちよかった~。」なのです。
動物愛護の人が読んだら、「死ぬならあなた一人でどうぞ」「犬は文句言えないんだよ」となるのです。
記事で伝えたいものはいったい何なのか。
「のほほん」なら日を改める。「ちょっぴり冒険」なら風裏を選んで犬を乗せずに長いラダー付きシーカヤック。
いきあたりばったり風は、こと、外洋に出る遊びではやめてほしいし、記事を出すなら、アウトドアをする人が買う雑誌に育てて欲しい。
投稿: 野田さんのファン | 2008年11月24日 (月) 08時31分
何はともあれホーボーさんが無事でなにより、とても嬉しいです。それにしても今回のコメントの数々をみて思うのは卑怯な男(大人)達の多さです。ヨット乗りの海が好きさんに始まってカヤッカー歴5年20年の方々、野田さんのファンとか言う人…人それぞれ考え方やものの見方、色々違って当たり前だしコメントするのも言うまでもなく自由ですが、批判めいた事をだらだら長きに渡ってコメントするなら最後に本名書けよ!アドレス記せよ!匿名だから言いたい事書けるんだろ!本気で生きてる人に対して本気でぶつかれよ!!
投稿: 常連 立石 凛 | 2008年11月24日 (月) 12時11分
経験を積めば大丈夫という考えは危険です
経験を積んでも事故は起こるしゼロには出来ない
しかしそれでも経験は積まないといけない
なぜなら経験を積まないと経験が役に立たないということを本当に理解できないから
経験を積んだ人は用心深くなり、事故を起こしにくくなる
ある人の言葉です
ホーボーさんは用心深くなってください
もしホーボーさんが死んでたら私は怒りました
でもカッコ悪くても生きて帰ってきてくれました
本当に良かったです
投稿: tazi | 2008年11月24日 (月) 12時34分
冒険とは生きて帰ること でしたね。
自由について語ることと、自由であることは別の事だ でしたね。
ジュンさんは、自分を晒し、すべてを包み隠さず、書いてくれるでしょう。
ジュンさんと共に旅したことがある方が言ってました。
「ジュンは礼儀正しいし、義理堅い奴だから・・・」
これからもどんな形でも書き続けてください。僕らはジュンさんを信じて待ってます。
投稿: K.Sato | 2008年11月24日 (月) 13時43分
まずは無事生還出来たことで、全て良しと思います。
たとえどんな形であれ、生きて帰ることが大前提だと思います。
自然の中に身を置くと言うことは、それが遊びでも冒険でも、たとえ仕事であっても100%の安全は無いと思います。
いかにリスクを0に近づけるか、それが経験、技術であり、装備であり、時には運であると思います。
今回のツーリング、何かが足りなかったのかもしれないし、逆にジュンさんだから生還できたかもしれない。
本文でもあるように、全てを書き記してくれるのを待っています。
それがホーボージュンであり、かっこいい男、かっこいいライターだと思います。
投稿: やあこふ | 2008年11月24日 (月) 16時51分
ジュンさんファンも、そうでない人も、ちょっと感情的な意見が多い気がします。
私はジュンさんのファンですが、正直今回のことは信じられない気持です。
前にジュンさんが書いていた文章の中で、『自分の技量の限界を超えているのでここで旅を中断する』というようなくだりを読んだことがあるから。
危険を冒すことだけが冒険ではないと理解している人だと思っていました。
リスクとの距離感を読み違えたこと、そして多くの人の手を借りて生還したにもかかわらず『自分の能力によって助かった部分も多少はある』と考えていること。
自然の中で遊ばせてもらう以上、自らのアウトドアスキルに対する評価を含め、いくら謙虚になっても謙虚過ぎるということはないと思うのです。
文章から、今回の件でジュンさんがかなり打ちひしがれている様子は伝わってきます。
もしかしたら、『自分の能力によって…』と思わないことには気持を支えきれないところまで追い詰められているのかもしれません。
しかし、必ずしも盲目的に擁護することがジュンさんの為になるとは思いません。
同様に、ファンでない人の辛らつな意見が“卑怯な大人”の言うことだとは全く思いません。
ネットの中では匿名は当たり前のことだし、自分の名前を公表することが正義だとも思いません。
むしろ感情的になって、理論的でない反論をするほうがジュンさんにとってよっぽどマイナスです。
ファンも、過ちは過ちとして受け入れるべきです。
以前BE-PALの連載の中でジュンさんが病気から復活したことを読んだ時、心から驚き、またカムバックしてくれたことを嬉しく思いました。
あんな思いをして拾った命を粗末にしてほしくないです。
今回の事故は非常に残念なことですが、やっぱりジュンさんの書いた文章が面白いことには変わりないし、早く立ち直ってまた書き続けてほしいと思います。
最後に。
“海上でペットを乗せると記事の人気が上がる。それだけではないですか?”
これはさすがにかなり穿った見方かと思います。
犬と一緒にいることが楽しくてはしゃぎ過ぎてしまっただけじゃないですかね?
野田氏のファンということですが、自意識過剰というか。
立場的にはジュンさんの盲目的ファンと同じですね。
ファンはファンとして、自分が支持する人が何でも一番だと思わないことです。
投稿: | 2008年11月24日 (月) 19時37分
ジュンさん!何よりご無事でよかったです。ラナも。
偉そうにあーだこーだいってる自称海の男たちの肝っ玉の小ささは無視して
ご自分の経験を今後の活動にポジティブに生かしてくださることを
僭越ながら願っております。や、ホントなに偉そうに語ってるのか全く意味
わからんですわ。おまえ何様だと。まして、シーカヤック規制云々なんか
いってる器の小っけえ人間は、基本的に「自分さえよければ」よい発想。
次回以降は、ポジティブなコメント投稿します。
でも、あまりにも生死をさまよった人に対するコメントとしてはあまりに
稚拙で大人じゃない投稿ばっかなので、一言言わせていただきました。
結局そういうこと言う人は記名する勇気もない人なんだ。
投稿: コナン | 2008年11月24日 (月) 20時19分