年末商戦が始まり、次世代DVDも動き出した。
国内市場では、Blu-rayが優勢だそうだ。HD-DVDで孤軍奮闘
する東芝との市場占有比率は「98:2」だそうだ。
だが、DVDと次世代DVDとの占有比率も「98:2」なのだ。
市場は未だDVDが主流なのだ。
国内の場合は「プレーヤ」での勝負では無く、「レコーダ」で
凌ぎを削る状態。海外と大きく異なる点だ。
プレーヤで比較した場合、「PS3」が外せない。
実は、PS3の「1080P アプコン」の評判が良いのだ。
プラズマ/液晶フルHDテレビを購入しても、次世代DVDソフトが
まだまだ少ない。当面は手元のDVDソフトで我慢しようかと
思っても、フルHDパネルでは綺麗に表示されない。
拡大表示すると絵が汚いのだ(これはパネルの特性のため)。
低解像度の映像ソフトを楽しむためには、パネル解像度に
適合する様に「アップコンバート」が必要だ(ブラウン管は不要)。
そのような切り口でPS3を見ると「1080P」アプコンをサポートし、
その画質も意外と良い。
対するHD-DVDの低価格プレーヤ「東芝 HD-XF2」では
「1080i」アプコンに対応するが、拡大表示に問題があり、
評判が芳しくない。PS3より劣るのだ。
専用プレーヤがゲーム機に劣るのは許されないこと。
HD-DVDはDVDの上位規格(DVDを内包)であるから、
DVDの切捨ては許されない筈。
BD陣営はある時点でDVDを切り捨てる可能性が高い。
(ソフトの買い替えが必要だ)
DVDソフトを買い込んだユーザに対して、安心して
フルHDパネルで見続けられるHD-DVDプレーヤを
用意すれば、ソフトリリースの遅れなども問題でなくなる。
HD-XF2の設計を根本より見直し、PS3以上のアプコン
DVDプレーヤとしてリリースして欲しい。
これ無くして、HD-DVDの逆転はありえない。
「DVDもHD-DVDもキレイ」が必須。
BD陣営は対応が難しいのではないだろうか。
HD-DVDのアドバンテージは正にこの点ではないのか?
恐らく次世代DVDレコーダ(Blu-ray/HD-DVDの両方)は
DVDソフトのアプコン対応に積極的に対応出来ないだろう。
録画機能の充実が優先されるだろう。
DVDのアプコンは専用プレーヤにてサポートされるべき
機能だろう。東芝は、もっとプレーヤに傾注し、DVDソフト
ユーザのソフト投資を救って欲しい。
DVDソフトを多く所有するユーザから見て、両陣営の
争いはユーザ無視の不毛な戦いだ。
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