« 国籍法 - 違憲判決を考えるGoogle Trendsから見た国籍法へ興味を持つ国 »

7 comments

Comment from: Yasuo Ohgaki [Member] Email · http://www.ohgaki.net/
いろいろ編集していたら数値がおかしくなっていました。申し訳ありません。今は直っています。

仕事柄、指数的に増加するケースには敏感です。ですから、国籍法の改正を知った時「有り得ない」と直ぐに感じました。極端な例ですが、日本と日本人の価値が急激に劣化する、そんなリスクもあります。人口や人口構成の急激な変化は国にとって大変重大な問題です。好ましくない急激な変化は、政治によりできるだけ制御すべきです。

このエントリで挙げた事例は、現行の国籍法でも行えます。日本よりヨーロッパの国々方が重婚を認めている国が近くにあるのでどのような対策を法的にとっているのか?また、対策とっていなくても大丈夫なのか?興味があります。

「最悪を想定し、最善を祈る」なら良いのですが「最善を想定し、最善だけを考える」、そんな国会議員や官僚では日本を守れません。日本が100年後に存在するのか、など15年ほど前には考えもしませんでした。しかし、今は、国籍法の以外の動きをみても、100年後の日本の存在は危うい、と思えてなりません。

世界中の国は、経済で競争するだけでなく、命がけの生存自体をかけて競争しています。日本人には「命を賭けた生存競争をしている」という意識が希薄すぎます。

今の子供たちの孫の代でも、最低限、今の日本と同じように暮らせるようにするのが、私たち大人の責任です。
2008/11/20 @ 03:54
Comment from: Yasuo Ohgaki [Member] Email · http://www.ohgaki.net/
ここで紹介したいリスクは、重婚を認めている社会や国では、今の日本人(国会議員と官僚)があまり予想しない(少なくとも議論していない)人口リスクがある、ということです。仮に何とかして日本国籍を取得した男性100人がおり、これらの国で日本国籍売買ビジネスをはじめた場合、歯止めが効きません。

平沼赳夫議員が「歯止めのない法律」と発言されていますが、まさにその通りです。

100*100*100*100*100 = 100億人

100年で100億人、とまでならなくても、認知ビジネスが横行すれば、短期間に1億人くらいの日本人が生まれる可能性が無い、とは言えません。エントリで書いたように国まるごと日本人ばかり!という国が出来上がるかもしれません。婚姻要件がないのでDNA検査を行ったとしても、あまり意味がないです。次のエントリでは婚姻要件と関連して、違憲判決について考えてみます。

改正国籍法は「歯止めのない法律」と呼ぶのがぴったりの法律です。


日本の国内法で重国籍を認めるのはもっての外ですが、日本政府は他国の動向をよく調査し、重国籍を認める国を注意深く観察する義務があります。改悪国籍法に続き、重国籍を認めると本当に「国まるごと日本人」の国が世界中にできる可能性があります。

2008/11/20 @ 10:35
Comment from: しばた [Visitor]
国会議員とはいえ実際何も考えてない人が多いですからね。
議案を一度も読まずに党の方針に沿って賛成票を投じる議員がどれほど多いことか。
そうすることが、業界で生き残れる一番の方法になってしまってるのが現在の政治なんだろうと思います。

個人的には、与党、野党、とわかれたら数の力で与党の言い分が通ってしまうのは当然なので、ほとんど民主的な政治はできないと思ってます。党という制度をやめて、すべての議員が自分で考えて行動すべき。
政治家という職業は、いかに国民の生活を豊かにするかではなく、いかに自分の権力を維持するか、という職業に成り下がってます。

オバマさんみたいな信念と行動力のある人希望です。(まだこれからお手並み拝見ではありますが)

この国籍法の問題も、おそらく実際に問題が起きてからあわてて改正するんでしょうね。
2008/11/20 @ 13:28
Comment from: Yasuo Ohgaki [Member] Email · http://www.ohgaki.net/
ここに書いていることが、本当に現実にすぐに起きるか?と考えると必ずしもそうではないと思います。

しかし、国はもしもの時の為の対策をする義務があります。極論とも言える状態も考えなければならないのが国なのです。でなければ、9条で軍事力の所有を放棄している日本が自衛隊を持っている理由はありません。軍隊や自衛隊があるのは、国際紛争の最終手段である戦争が発生した場合に対処するためであり、最終手段である戦争を発生させない抑止力でもあります。国籍法は国家を構成する国民を定める法律であり、国家の根幹に関わる法律です。このような重要な法律は、極論と言えるような事態が発生しても、問題なく対処できる法律となっているべきです。

> この国籍法の問題も、おそらく実際に問題が起きてからあわてて改正するんでしょうね。

残念ながら、そうなる可能性が高いですね。その場合、すでに遅い可能性があります。分かっているだけでも偽装結婚が毎年何百件もあるようですが、どうするんでしょうね? 市役所に聞くと、認知自体は非常に簡単で、出生証明書さえ本物らしければ認知できるようです。
2008/11/20 @ 15:39
Comment from: haraoka [Visitor]
多重国籍容認派、むしろ推進派かもしれませんが、いくつか書きます。

中国の様な多重国籍完全排他の法律だと在外日本人は確実に減ります。
そうなると非常によろしくないと思ってます。

また、現状でも1984年12月31日以前に多重国籍の人はそのまま多重国籍が認められています。
(国籍選択の義務が無い)
これは元ペルー大統領 フジモリ氏やプロ野球選手のマイケル中村とかがそれにあたります。

また、成人後に婚姻等で強制的に得られた国籍もそのままに出来ます。
後、最近ではオーストラリア国籍が永久もの(離脱不可能)になったので、オーストラリア生まれの人は国籍選択を日本にしても、そのままオーストラリア国籍も維持した重国籍になってしまいます。

私は多重国籍容認にした方が他国の国籍法との兼ね合いとの考え方が容易になり分かり易い物になって運用がし易くなると考えています。
私には現状の国籍法でも重国籍の部分はかなり複雑に見えますよ。

ちなみに、アメリカは最近重国籍に排他的になりつつあるけど、市民権だけでも十分だから市民権を維持すればUS国籍放棄しても平気ですけどね。
2008/11/20 @ 23:02
Comment from: Yasuo Ohgaki [Member] Email · http://www.ohgaki.net/
私は、重国籍には自体に大きな問題があるので、重国籍には反対です。

もっと若い頃はグローバリストとかリベラルと呼ばれる人達に近い考えを持っていましたが、留学してから考えが変わりました。自民党の牧野衆議院議員も世界の国を見て、日本の良い所、伝統や文化を守っていかなければならない、と考えるようになりました。若い頃に重国籍の事について意見を聞かれたら、今と違ったと思います。

国籍が離脱できない、などの問題やフジモリ氏が参議院に立候補で「え?」と思ったので、昔は重国籍が認められていたは、その時しりました。

重国籍には安全保障、選挙制度、日本の統治など国家の根幹に関わる問題があります。日本は、スパイ防止法や他の国々が定めている安全保障策やセーフガードが無い状態であり、まだ議論する以前の状態です。重国籍の議論などはこれらの、最低限必要な法制度を作ってから議論しなければならない、と考えています。





2008/11/21 @ 14:36
Comment from: Yasuo Ohgaki [Member] Email · http://www.ohgaki.net/
ところで、一つ非常に重要な事に気がつきました。

このエントリを書いた後に、違憲判決について判決は間違である、との考えを書きました。このエントリを書いている時は、現行法では、ここで書いたような「複数の女性に大量に日本人を生ませる行為はできない」と思っていました。

しかし、ここに書いている「複数の女性に大量に日本人を生ませる行為」は違憲判決による法解釈の変更により、すでに合法となっている、と考えられます。

これを防ぐ立法は可能なのか? いまの所は思いつきません。最高裁の判事15人に見解を聞けるものなら聞いてみたいです。
2008/11/21 @ 14:42

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