ここから本文エリア

現在位置:asahi.comマイタウン岩手> 記事

西和賀町長「心から憤り」県の病院改革案に

2008年11月24日

 西和賀町の高橋繁町長は23日、県が先に公表した公立病院改革推進指針案で、国保沢内病院(西和賀町)の方向性を「病床の削減あるいは診療所化」と触れている点について、「心から憤りを感じる」と強く批判した。

 高橋町長は沢内病院でこの日に行われた「いのちの灯」の集会に出席。あいさつの中で指針案に触れ、「あまりにも無謀で軽率、住民の意思を踏みにじった案だ」と語った。また、集会を主催した地元のNPOの高橋典成代表もあいさつで、「過疎地の医療を採算性、効率性だけで考えていいものだろうか。住民の力で実現を阻止していきたい」と話した。

 県は19日の県医療審議会で、県立病院を含めた公立病院の改革、再編案を説明した。花巻、北上、遠野の各市と西和賀町の「岩手中部圏域」については国保沢内病院を取り上げ、「経営状況改善の観点から、病床の削減あるいは診療所化などについて検討が必要」と方向付けた。

 沢内病院は診療科目が内科、外科、小児科などで、一般病床は40床ある。

PR情報
朝日新聞購読のご案内

ここから広告です

広告終わり

マイタウン地域情報

ここから広告です

広告終わり