Print this Post Article Lists Back

LG電子の営業益、過去最高2兆5000億ウォン

 LG電子が世界的な景気停滞にもかかわらず、売上高と営業利益で過去最高の実績を記録する見通しだ。

 関連業界が23日に明らかにしたところによると、LG電子は今期、売上高48兆ウォン(約3兆800万円)、営業利益2兆5000億ウォン(約1600億円)を記録する見通しだ。営業利益は2004年の1兆4000億ウォン(約900億円)の約2倍に迫る数値。特に世界的な景気停滞が本格化された今年第4四半期(10‐12月期)に、売上高12兆ウォン(約7700億円)、営業利益5000億ウォン(約320億円)の達成が予想されている。

 LG電子の実績改善の立役者は携帯電話部門。携帯電話の今年の販売予想は約1億台と、前年比で20%の増加が見込まれている。同社の携帯電話は、プレミアム製品を主体に製品構成を全面的に一新した。これにより、今年の営業利益率は史上初めて10%を突破するとみられる。

 同社の関係者はこれについて、「1000万台以上売れている携帯電話が相次いで出ており、プレミアム製品中心の家電事業も海外のライバル社に比べ景気停滞の影響を受けていない。来年上期が心配だが、市場での懸念ほど悪くはないだろう」と語った。

 テレビなどのディスプレー部門は昨年に4400億ウォン(約282億円)の赤字を計上したが、今年は黒字転換に成功した。特にデジタルテレビの源泉技術を保有している米国の子会社ジェニスは今年、デジタルテレビの源泉技術によるロイヤルティー収益が約1000億ウォン(約64億円)に達する見込みだ。

 LG電子はまた、現金保有高が史上初の1兆ウォン(約641億円)を突破した。LG電子の現金保有高は第3四半期(7‐9月期)現在で1兆5000ウォン(約962億円)に達している。

趙亨来(チョ・ヒョンレ)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

このページのトップに戻る