小学5年生ごろ(記憶は曖昧です。)スピッツを親が買ってくれました。
子供には何も聞かず。(好きな犬種)
ですが私はとても可愛がっていました。
ある時、犬(1年は経っていました。)の背中に1円未満のはげを発見!
子供心にとても心配しました。
タライに犬を浸け(足だけ)、背中のはげを石鹸で洗って上げました。
今考えると、そんな事にも嫌がらず、とても大人しい犬でした。
そんな事が3回ぐらい続き、犬のはげは大きくは成りませんでしたが、治りませんでした。
私は犬のはげを気長に直すつもりでしたが、祖母が保健所に犬を持って行くように電話しました。
とても悲しかったです。
子供だから何も言えませんでした。
祖母を怨みそうになりましたが必死で踏み止まりました。
子供心にこの事を忘れようとしました。
ですがその時の悲しさを思い出すと号泣しそうになります。
場所も何処にあるか解らない保健所を憎みました。
何故、祖母に「はげは直ぐ治るから」と保健所は言ってくれなかったのか?
1円玉の大きさのはげで大切なスピッツを殺された怒りは行き場が無く、多分未だに私の中でさ迷っています。
あの可愛い、従順な私の愛するスピッツが保健所の誰かに殴り殺されたかと思うと・・・。
あの白い綺麗な犬の体が血で赤く染まって殺されたかと思うと・・・。
あの時から保健所って何をする所?と疑問を持ちながら現在も生きています。
大人が考えるより遥かに子供の心には「犬猫の殺処分」はとても大きな失望の世界です。
命を大切にしなさいと言いながら・・・。
当然、大人や社会を憎む子に育つのでは無いでしょうか?
純粋であればあるほどに・・・。
 
 
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