記事入力 : 2007/10/25 16:26:14
1430年前の韓国最古の「舍利荘厳具」出土(下)
専門家ら「武寧王陵以来、百済最高の発掘」
また、舍利荘厳具の周辺からは金の装飾品や耳飾り、厄よけ(鎮墓獣)型装飾、玉などの鎮壇具(建物を建てるときに厄除けのために置く物)も出土した。発見された玉はつながっていない状態で8000点を超える。
威徳王(在位554‐598年)は百済を45年間統治したが、家庭的には恵まれなかった。三国史記や日本書紀によると、威徳王は王子だったころ、高句麗の将軍を切り兵士と寝食を共にした勇敢で情の深い人物だった。
しかし、管山城(忠清北道沃川)の戦いを率いた威徳王に加勢しようと出兵した父・聖王が、待ち伏せしていた新羅軍に殺害されたことから、出家しようとしたが、臣下たちに引き留められ30歳で即位した。
53歳の時に息子に先立たれた威徳王は、王興寺木塔に舍利荘厳具を納め、息子の霊を祭った。威徳王の死後、ほかの息子たちは王位を継がなかった。
- 1430年ぶりに日の目を見た、百済王興寺木塔跡出土の舍利荘厳具。韓国で最も古いとされる。青銅製の舍利箱(一番奥)の中に銀製の舎利つぼ(中央)が、その中にまた金製の舎利つぼが入っている。青銅製の舎利箱には百済王・昌(威徳王の生前の名)が死んだ王子のために塔を建て、舎利荘厳具を入れたと記録されている。/写真=ホ・ヨンハン記者(扶餘)
扶餘=慎亨浚(シン・ヒョンジュン)記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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