Print this Post Article Lists Back

ハーグ密使、100年ぶり写真で復活

 ちょうど100年前の1907年、イ・ジュン、イ・サンソル、イ・ウィジョンら3人の密使は、累卵の危機に見舞われていた大韓帝国の国権回復のため、オランダのハーグで開かれた第2回万国平和会議に派遣された。列強の冷淡な反応と日本の妨害工作のため最後まで会議に参加することができず、イ・ジュンは現地で殉国したが、彼らはメディアを通じ日本の侵略行為を世界に訴えることができた。

 社団法人「イ・サンソル先生記念事業会」(イ・ジェジョン会長)は、ソウルの世宗文化会館前の野外広場で、ハーグ密使事件100周年を記念する歴史記録写真展「ハーグ特使と光武皇帝」を開いている。展示会は31日まで開かれ、「ハーグ特使」「乙巳勒約(乙巳条約=日本での呼称:日韓保護条約)」「写真で見る100年前の韓国」の3部で構成されている。イ・ジュン、イ・サンソル、イ・ウィジョンら3人の密使の生涯と活動、「第4の密使」と呼ばれるホーマー・B・ハルバート博士、ハーグ密使の移動経路と万国平和会議本会議の写真、当時の密使の活動を紹介した「万国平和会議報」の報道内容や風刺エピソード、日清戦争から乙巳勒約に至る外部勢力による韓国侵奪過程、高宗の国権回復のための努力など、150点の写真と文書を展示した。

兪碩在(ユ・ソクジェ)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

このページのトップに戻る