浜田靖一防衛相は21日午前の記者会見で、田母神(たもがみ)俊雄・前航空幕僚長が統合幕僚学校長時代に新設した講座「歴史観・国家観」について「講師の選定が適切だったと判断するのはなかなか難しい。講座の見直しを検討したい」と述べ、見直しを明言した。「講師名のみで教育が偏向していたか否かを論じるのは適当でないが、ややバランスを欠いているとの印象を受ける人がいるかもしれない」とも語った。
防衛省が公表した講師名などによると、主な講師4人のうち3人が「新しい歴史教科書をつくる会」の関係者だった。【松尾良】
毎日新聞 2008年11月21日 東京夕刊