北京(AP) 中国南部、広西壮族自治区桂林市の七星公園で21日、飼育されていたパンダに抱きつこうとした20歳の学生が、腕や脚を噛まれて負傷する騒ぎがあった。中国メディアと同公園が22日、発表した。
噛まれた学生は、友人らと同公園に遊びに来ており、高さ約2メートルのフェンスを乗り越えて、パンダ「ヤンヤン」の飼育場に入り込んだという。近くにいた外国人2人が、噛まれている学生に気付いて、学生を助け出した。
新華社通信によると、噛まれた学生は病院で手当てを受け、「ヤンヤンがとてもかわいくて、抱きかかえたかっただけ。こんなに攻撃的だとは、想像だにしなかった」と話しているという。
ヤンヤンは昨年、四川省から七星公園にやってきたパンダ。飼育員は、学生を噛んだ日は特に機嫌が悪い様子はなく、通常通りだったと述べている。
パンダはかわいい容ぼうからおとなしいと考えられやすい。昨年は北京でも、飼育場に入り込んだ若者が、パンダから襲
われる事故が起こっている。