(cache) 北方4島含めた拠点病院を構想 北海道根室市 - 47NEWS(よんななニュース)
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  •  ビザなし交流で北海道根室市を訪れ、市立根室病院で健康診断を受けるロシア側訪問団の女性ら=10月14日

    北方4島含めた拠点病院を構想  北海道根室市

     北海道根室市が、市立根室病院を北方4島も含めた医療圏の拠点病院にする構想を描いている。ビザなし交流の枠組みなどで、4島在住のロシア人の患者受け入れや健康診断を行ってきており、4島側とともに国への要望も強めている。

     同病院はこれまでにロシア人患者延べ約50人を受け入れ、2006年からはロシア側訪問団への健康診断も実施。今年は初めて医療関係者の研修も受け入れた。07年には、重いやけどを負った国後島の男児が、ビザなし交流船などを使って初めて緊急搬送された。

     根室市はこうした実績を踏まえ、「北方4島医療支援拠点病院」に指定することや、緊急患者の搬送用ドクターヘリの配備などを求めている。

     築40年以上の同病院は老朽化が進み、改築には60億円が必要とされる。医師不足にも直面しており、拠点化構想には国から財政援助を得て機能強化につなげたいとの狙いもある。

     4島側もコワリ区長が10月に東京の外務省を訪れた際、根室病院改築のための財政支援を要望。ビザなし交流訪問団に同行し、自ら健康診断を受けたサハリン州政府関係者も10月の根室市での記者会見で「(医療面での交流は)島のロシア人にとっては非常に有意義だ」と強調した。

      【共同通信】

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