絶滅が心配されている植物、サワトラノオ。その全国最大級の群生地がある埼玉県上
尾市の湿地に予定されている国道建設をめぐり、地元で自然保護を行う16団体が 26日、国土交通省にルート変更を求める要請書を連名で手渡す。同省は困惑しつつも、「専門家の意見を聴き、保全策を決めたい」としている。
サワトラノオは地元の環境NPO「エンハンスネイチャー荒川・江川」(上尾市)が90年代前半に見つけた。同県生態系保護協会(さいたま市)によると、全国最大級の自生地とされる。
一方、同省大宮国道事務所はさいたま市と鴻巣市間に上尾道路建設を計画、90年に事業化したが、予定地には自生地が含まれていた。同省が03年度から湿地の動植物の分布状況を調べたところ、05年に約500個体、06年に300個体以上が確認され、9割以上が道路予定地と重なっていることがわかったという。
同事務所は「現時点で現行ルートを変更する予定はない。移植の可能性や道路構造が与える影響などを調べ、適切に対応する」としている。対する団体側は、県内では93年に国の水門工事のために移植して枯れた例があることから、26日提出の要請 書で移植の成功例は少ないと指摘。ルート変更や環境団体との合意形成を求めている。
同県は01年、サワトラノオを条例に基づいて県が保護する「希少野生動植物種」に指定。05年には、保全について専門家の意見を聴き、移植の場合は数年に分けて 行うことなどを同省に申し入れている。
〈サワトラノオ〉高さ40〜80センチになるサクラソウ科の多年草。白い花が咲く。環境省のレッドデータブックによると、全国5カ所で現存が確認されており、推計400個体(上尾市分は含まず)。近い将来絶滅の危険が高い絶滅危惧(きぐ) IB類に分類されている。(read)

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