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「2025年の韓半島、統一するか緩い連邦制に」

 「2025年の韓半島(朝鮮半島)は統一または緩い連邦国家となるだろう」

 米国国家情報委員会(NIC)が20日に発表した「2025年の世界の趨勢:変化する世界」と題された報告書では、2025年の韓半島はどのような形であれ、統一すると予想している。この報告書は「もし単一国家として統一が実現しなければ、緩い形の連邦国家になるだろう」と予想した。

 同報告書では「北朝鮮の非核化に向けた外交努力は続くだろうが、統一の時点で北朝鮮による核施設の解体や核開発能力の除去が実現するかは不透明だ」とも予測した。

 しかし、統一した韓国は(北朝鮮の)再建費用を負担する必要性から、国際社会による認定と経済的支援を受けるため、韓半島非核化戦略を選択するだろう、と報告書は見通した。

 1991年のソ連崩壊後、ソ連の核兵器を大量に保有していたウクライナが核兵器をソ連に返還するなど、非核化路線を選択した事例に韓国も従うということだ。しかし緩い形態の連邦制となった場合、非核化に向けた努力は難しくなるだろう、と報告書は予測している。

 一方、主要国は韓国統一後に、▲非核化▲非武装化▲大量の難民発生と移動▲再建費用-などの新しい形の情勢に対応するため、戦略的な協力を行う可能性があるという。

 報告書ではさらに、「北朝鮮のように核兵器を保有する国では混乱した政権交代や崩壊が起こる可能性があることから、このようなぜい弱な国が核兵器を統制できるか疑問が残る」とした。報告書では北朝鮮を核兵器保有国として認めている。

ワシントン=崔宇晢(チェ・ウソク)特派員

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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