華麗に破綻した主張

痛いニュース(ノ∀`):カレーライスを全部混ぜますか?…78%が「混ぜない」派

あのね…。

カレーライスは、ルウとライスをミックスさせて、すなわち「混ぜて」食する料理では無いのですよ。

カレーライスは、ルウとライスが「層」になっているから美味なのです。「分離」しているからこその味わいがある。

考えてもご覧なさい。

あなたはオムライスを食す際に、チキンライスとオムレツをミキシングしますか? しないでしょう?

卵という「衣」を纏ったライスを口に放り込み、咀嚼しつつ混ぜ合わせる、その過程をも含めて楽しむ訳ですよ。

カレーライスも同様です。その場合には、ルウが「衣」に当たる訳であります。それを口に入れる前から混ぜ合わせるなど、

「無粋」

の一言でしょう。

大体、混ぜて食べるのならば、初めから混ざっていれば良いではありませんか。何ゆえに、ライスの上にルウが「掛かっている」、あるいは、掛けるように別になっているのですか?

混ざったのを食べたいならば、ドライカレーを食せば良い話なのです。

と、こんな事を書けば、「混ぜて食す」派の者達の総攻撃を受ける事、必定でしょう。

良かろう、私は誰の挑戦でも受ける。掛かってき給え。見事私を説き伏せてみよ。

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…。

……。

ごめんなさいごめんなさい。

私、どっちもやります(最初から全部混ぜる、というのはほとんど無いかなあ。子どもの頃はやってたけど)。気分次第で。それぞれ違う食感だし、両方美味しいじゃないですか。卵を掛けたりする習慣は無いですが。

それよりも、カツカレーを食べる時の、カツの下にあるご飯をどう処理すべきか、それを議論して欲しいものです。

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問題意識

偽科学発見テスト - finalventの日記

テストに関してとか、ニセ科学概念についての理解はどうか、というのは取り敢えず措いておきまして。

この部分が、端的にfinalventさんの認識を物語っているなあ、と思いました↓

 このエントリの提起ですが、よく見かける偽科学批判として出てくるものは、水伝、マイナスイオン、血液型性格判定など、ちょっと利発な小学生なら簡単にわかるようなものばかりで、そんなものを批判してもたいした意味もないに、私に対して「お前は偽科学だのオカルトだ」といったの揶揄が飛んでくる。それなら、もう少し難しい例題で、私を批判する人がどれだけ科学的に物事を考えるのか、例題をやってみましょうかということで提起ました。(原文ママ)偽科学発見テスト - finalventの日記(finalvent 2008/11/21 16:33)

特に、

水伝、マイナスイオン、血液型性格判定など、ちょっと利発な小学生なら簡単にわかるようなものばかりで、そんなものを批判してもたいした意味もないに(ママ)

この部分ですね。ニセ科学論に興味を持ち、継続的に批判的活動を行っている方は、頭を抱えてしまうのではないかな、と。

まず、マイナスイオンや血液型性格判断が「ちょっと利発な小学生」に簡単に解る、というのが理解出来ません。前者は物理学の知識が必要で、健康効果や美容効果に関しては、条件を統制した実験によって確認されたか、という所が重要であって(具体的にはたとえば、松下のナノイーの技報を検討したりしてますね)、後者に関しては、血液型―性格 の連関という部分と「性格判断」を分けて考える必要があって、そこを誤認している学者なんかもいます。そもそも、性格判断自体は、その現象があっても全くおかしく無いのですから。

水伝に関しては、その構造自体のおかしさは一般常識レベルで見抜ける、という判断は妥当であろうかと思います。しかし、現実に信じている人が、かなりいます。それは、現象の構造を把握する認識力よりも価値判断を優先したりする人がいるのを示しています。もちろん、自然のメカニズムとして信じている人もいる訳です。

たとえばゲーム脳は、保育学の教科書に、肯定的扱いで載りました(削除される予定)。現在も、森氏による講演は続けられていて、凶悪犯罪が起こると、未だに森氏の見解を訊く新聞社があるほどです。

そういう現状を鑑みると、「そんなものを批判してもたいした意味もない」という捉え方は、私には的外れと言うか、あまりにも「見ていない」としか思えないのです。

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パタポンが超絶面白い件

パタポン2 ドンチャカ ♪ Video Games パタポン2 ドンチャカ ♪

販売元:ソニー・コンピュータエンタテインメント
発売日:2008/11/27
Amazon.co.jpで詳細を確認する

体験版があったので、ダウンロードして、やってみました。

実は、ただ新作がダウンロード出来るというだけで目をつけて、このタイトル自体がどんなものかを全く認識出来ていなかったのです。だから、特に期待していたという訳でもありませんでした。

で、やってみた感想。

傑作。

大変面白うございます。

これは良いセンスだ。

いや、実際かなり良いソフトですよ、これ。

ジャンルとしては、リズムアクションとRPGの融合みたいな感じでしょうか。独特のシステムですが、これはハマります。

個人的には、子どもには、こういう、センスに溢れた丁寧でバランスの良い作りのゲームをやらせてあげたいですね。

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数学思考。ドーキンス

仕事力を10倍高める数学思考トレーニング: 大村 平: Amazon.co.jp: 本

仕事力を10倍高める数学思考トレーニング | 書籍 | PHP研究所

今読んでいますが、これは素晴らしい本。とても解りやすいですし、面白い。

こんな文章が書きたいものだよなあ、と痛感しますよ…。

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ドーキンスの本を借りてきました。

手始めに、これを読もうと思ってます↓

虹の解体―いかにして科学は驚異への扉を開いたか Book 虹の解体―いかにして科学は驚異への扉を開いたか

著者:リチャード ドーキンス
販売元:早川書房
Amazon.co.jpで詳細を確認する

ドーキンスの本に関しては、a-geminiさんがよく採り上げておられるので、読んだ後にそちらを参照しようと考えています。

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テストだそうです

偽科学発見テスト - finalventの日記

【偽科学批判者の科学的資質を問うための、偽科学発見テスト】

だそうですが、皆さん、どう思われますか?

私の疑問いくつか。

  • finalventさんの言う「偽科学的説明」という意味が掴み取れない。
  • 歴史的経緯の要約に関して「偽科学的」部分を指摘するという意味が掴み取れない。まずその記述が要約として適切か、という視点もあるし、それは知識にも依存する。
  • ある言説がニセ科学的であるかどうかというのは、様々な資料を検討して行われるものだから、どう答えるべきか判然としない。
  • ある言説がニセ科学的であるかどうかを個人で頑張って判断する必要は無い。解らなきゃ訊けばいいんだし。
  • 名指しして(dlitさんは、「偽科学批判ぽい言説を投げかけた」んですか?)解答を促すにしては、問題設定が曖昧。しかも、「科学的資質を問う」なんて言い方ですしね。

「少くとも「偽科学」は明らかに大げさ。知識自慢したいだけ?」

そうじゃ無くて、ニセ科学に関する知識の無さをどうにかすれば? じゃないかと。

個人的に見解を伺いたい方(本当は、こういうかたちで名指しするのは、リソースを消費させてしまうという意味でも、大変に失礼な訳ですが、アドバイス頂ければありがたいです)

⇒ちがやまるさん

⇒PseuDoctorさん

⇒complex_catさん

⇒たかぎFさん

⇒apjさん

選んだ理由は、ニセ科学論、実証科学の具体的方法、あるいは、医学や疫学の方法に関して明るい皆さんであるからです。

科学的に見て不充分な記述はどこか、という程度の問題ならともかく、わざわざニセ科学批判者を名指しして「科学的資質」を問うなどという言い方でテストと称して問題を出す、という所に違和感を持ちました。マジレスと言われようが柔軟で無いと言われようが、指摘します。

たとえば、finalventさんは、ゲーム脳や血液型性格判断が何故ニセ科学と言われているか、押さえておいでなのかな。

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«血液型性格判断関連2つ