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小泉容疑者 元次官連続殺傷の関与認める

銃刀法違反容疑で逮捕され、警視庁に入る小泉毅容疑者
銃刀法違反容疑で逮捕され、警視庁に入る小泉毅容疑者
Photo By 共同

 元厚生次官ら連続殺傷事件を捜査している警視庁は23日未明、銃刀法違反(携帯)の疑いで、「事務次官を殺した」と言って同庁本部に出頭した無職小泉毅容疑者(46)=さいたま市北区東大成町二ノ六七八=を逮捕した。連続殺傷事件への関与を認め、血の付いたナイフを持っており、警視庁は同事件でも容疑者とみて捜査する。

 警視庁と埼玉県警は23日午前、小泉容疑者の自宅を家宅捜索した。

 警視庁によると、同容疑者は22日午後9時20分ごろ出頭。警視庁は23日午前2時45分、任意同行した麹町署で逮捕した。同容疑者は「昔、保健所にペットを殺され腹が立った」などと話したという。

 逮捕容疑は、東京・霞が関の警視庁本部正面玄関に乗り付けた車の中で、刃渡り約20センチの血の付いたナイフ1本を携帯していた疑い。小泉容疑者は「自分のものに間違いない」と供述、警視庁はこのナイフが連続殺傷事件に使われたとみている。

 ナイフは後部座席の足元に巾着袋に入れてあり、片刃で、柄の部分まで血が付いていた。

 車内からは血の付いた手袋やサバイバルナイフ、段ボール箱、スニーカーなどが発見された。

 連続殺傷事件は、18日午前、さいたま市の山口剛彦さん(66)宅で山口さん夫妻が殺害されているのが見つかり、同日夜、東京都中野区の吉原健二さん(76)宅で、妻靖子さん(72)が刺され重傷を負った。

 小泉容疑者は出頭時「コイズミ・ツヨシ」と名乗っていたとされたが、警視庁のその後の調べで、名前は「タケシ」と判明した。

[ 2008年11月23日 09:16 ]

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