岡山放送局

2008年11月22日 19時15分更新

新型インフル合同訓練


世界的な大流行が懸念される新型インフルエンザに備えようと、玉野市で、行政や医療機関などが参加して感染の拡大を防ぐための訓練が行われました。

訓練には、県や玉野市をはじめ、地元の病院や企業の担当者など100人が参加し、外国で新型インフルエンザの感染が報告されたあと、外国から帰国したばかりの玉野市の男性が発熱を訴え、感染が疑われるという想定で始まりました。

まず、病院や保健所などの関係機関が男性の症状について情報を共有するため、あらかじめ決められた連絡網に従って電話で連絡をとりあいました。

そして、男性が病院に訪れた際に感染が拡大するとを防ぐため、診療や看護にあたる際の防護服の着かたや、空気が外に漏れるのを防ぐためのテントの張り方などの手順を確認していました。

新型インフルエンザは、鳥インフルエンザのウイルスが、人から人へと次々に感染するように変化したもので、発生が確認された時点で、感染の拡大を防ぐための対策をいかに迅速にとることができるかが重要とされています。
県では、今後もこうした訓練を通して関係機関の連携を図っていきたいとしています。