2008年11月22日 19時15分更新
倉敷市の酒津地区でかつてよく見られたホタルが舞う風景を復活させようと、22日地元の子どもたちが地区の池にホタルの幼虫を放流しました。
倉敷市の酒津地区ではかつては多くのホタルが舞う姿が見られましたが、年々その数が減っていて地元の住民のグループがホタルの保護に取り組んでいます。
22日は地区の公民館に地元の小学生などおよそ15人が集まり、グループのメンバーからホタルの生態などについて説明を受けたあと、近くの池に向かいました。
そして船に乗って植物が多く繁殖している場所まで行き、プラスチックの容器に入ったホタルの幼虫を放流していました。
放流したホタルは、ことし6月から7月にかけてふ化し、3センチほどに育ったもので、22日はあわせて1500匹が放流されました。
幼虫は順調に育てば来年の6月ごろには成虫になって光りを放つようになりますが、実際に成虫にまで育ち、夜空を彩るようになるのは全体の1%にも満たないということです。
参加した子どもの1人は「きょう放流したホタルが舞う姿を早くみたいです」などと話していました。