私は元々はからい料理が好きではなかった。
美味しい料理が目の前にサービスされても、
その上に辛子がかかっているのを見ると、
急に食欲が無くなってしまっていた。
しかし、たまたま近所に韓国料理レストランがあり、
頻繁にその店で食べるようになって以来、
「からい料理」が好きになり、いつの間にか、
自宅のキッチンにコチュジャンが常備するほどの
マニアになっていた。
それまで知らなかったのだが、コチュジャンには
麻薬性&中毒性があるようで、料理を見た途端、
「パブロフの犬」みたいに、条件反射的に
コチュジャンをつけたくなる衝動に駆られる。
もちろん、これが韓国料理であれば問題は無い。
しかし、日本料理でもフランス料理でも、
とにかく、何にでもコチュジャンをつけて
食べたくなるのだ。
先日、大韓航空を利用した時、機内食の
Main Courseとして、豚肉のソテーを
注文した。赤ワイン・ソースの風味豊かな
香りが漂っている。
周囲の人々は、その香りを楽しみながら、
料理を食べ始めた。
しかし! その時、私だけ発作が出てしまった!
コチュジャンをつけたい衝動が襲ってきたのだ!
私は悩んだ。5分くらい悩んだ。そして、ついに
決心して、CAさんに「コチュジャンを下さい!」と
頼んだ。そして、一応は遠慮しながら、しかし、
幸せな気分で豚肉の上に、コチュジャンをつけた♪
ところが、その瞬間、隣に座っていた韓国人のおじさんに、
「この料理にコチュジャンをつけて食べるのは変だよ」と
笑われてしまった。私の目から、産卵中の海カメみたいに、
たくさんの涙が流れてきた・・・(ToT)
韓国人の皆さん!
豚肉のソテーは、そのまま
食べるのが正しいのは
理解しています。
しかし! BUT! でも!
いろいろと事情があるので、
日本人が豚肉のソテーに
コチュジャンをつけても、
笑わずに、優しい気持ちで
見守って下さい!
赤ワイン・ソースの状態
遠慮しながらコチュジャンをつけた状態♪
PS
正直に告白しますが、実は・・・豚肉ソテーに使用したコチュジャンが
あまったので・・・その後・・・・チューブに口を付けて・・・直接コチュジャンだけを
食べながら・・・・CASSビールを飲んでしまった・・・・幸せ♪