倒産情報(速報)

　（株）金澤土建（京都市南区上鳥羽鉾立町１、設立昭和３３年４月、資本金５０００万円、金澤徳信社長、従業員２０名）と関連会社の日進舗道（株）、日進建設（株）の３社は、４月２６日事業を停止。事後処理を橋本長平弁護士（京都市上京区東堀川通丸太町上ル、電話０７５−２５６−３７２１）に一任、京都地裁へ破産手続開始を申し立てる準備に入った。金澤土建の負債は４２億２０９０万円

　金澤土建は土木工事、骨材の販売を中心に、官公庁からの受注と地元建設業者の下請で、昭和６３年４月期には年商４１億７９００万円をあげていた。しかし、近年は公共工事削減の影響から受注が減少、１８年４月期は年商２億９５００万円に落ち込み、低収益から資金繰りも悪化、平成９年以降は本社不動産が京都市から度々差押登記を付されるなど苦しい資金繰りを露呈していた。そうした中、金融債務の一部が債権回収会社や整理回収機構（ＲＣＣ）に移行され資金調達力が低下していた。

　関連会社２社の会社概要は次の通り。

１．日進舗道（株）　６４−１００７３６−１

　　京都市南区上鳥羽鉾立町１、設立昭和３２年７月、資本金５０００万円、金澤徳雄社

　　長、従業員２９名。

　　地元大手建設業者の資本参加を得て道路舗装工事を中心に、平成１０年４月期には年

　　商２４億６９００万円をあげていたが、１８年４月期は年商１１億円に落ち込んでい

　　た。負債総額８億６５９２万円

２．日進建設（株）　６４−２１０８０９−９

　　京都市伏見区淀美豆町３７２、設立昭和４５年１１月、金澤徳信社長。負債は調査中。