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【ドラニュース】浅尾、えっボクが代表候補? 第2回WBC2008年11月14日 紙面から
来春の第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表候補として名前が挙がっている中日・浅尾が13日、驚きと、選ばれたときの代表への思いを口にした。大学までは全国的にまったくの無印選手。もちろん日の丸を背負った経験などない。候補入りのニュースはまだ浅尾のもとに届いていないため、半信半疑だが、正式に決まれば、期待に応えられるよう全力を尽くす構えだ。 浅尾が「サムライ ジャパン」の一員になるかもしれない。失礼ながらウソのような話は、浅尾にとっては、まだ本気になれない段階なのだ。日本代表候補に、その名が入ってはいるが、肝心の本人にまだ連絡がないのだ。 「何にも聞いてないですよ。うそに決まってますよ。まだ2年目で、1軍でもいっぱいいっぱいの選手なんですから」 これまで野球人生で“代表”と名がつくものにはまるで縁がなかった。それがいきなり日本代表といわれてもピンとこない。それでも、今年の北京五輪で、ドラゴンズの4選手がジャパンのユニホームを着て戦ったのを見て「代表はすごい人ばかり。頑張ってほしいなと思って見てました」と、代表のすごさ、素晴らしさを感じた。 今度は自分に役目が回ってくるかもしれない。「仮定の話だから答えようがないんですけど」と困惑しつつも「もし、選ばれるというのなら、最後まで残してもらえるように頑張りたいとは思います」と話した。 2年目の今年は右肩痛で出遅れた。しかし、昇格後は中継ぎを中心に、岩瀬が五輪で不在の間は抑えもやった。 「去年は悪いときは悪いままでどうしようもなかったんです。今年だって日によってばらつきはあった。けど、結果を出せたときがあった」と、昨年との違いを振り返る。 場数を踏んでいくうちに、ブルペンでの肩の作り方や、悪いときの修正の仕方が少しずつわかってきた。「ちょっとは成長したかなと思います」。学習能力が高いからこそ、登板回数も増えていったのだ。 確かに夢のような話。それでも夢のままで終わらせたくはない。浅尾を代表にと評価してくれている人がいるのは確かなのだ。それを糧に、この秋も成長し続ける。 (山本諭)
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