ドイツで心臓移植を 経費8600万円 「救う会」募金を訴え 拡張性心筋症で余命数ヵ月と宣告ん
難病の拡張性心筋症を患う熊本市の宮原敬助さん(17)を救おうと、両親の知人たちでつくる「敬助君を救う会」(高木健二代表)が21日、ドイツで心臓移植手術を受けるための費用8600万円の募金活動を開始した。
拡張性心筋症は心臓の筋肉が薄くなり、死に至る難病。宮原さんは中学生だった2003年6月に発症。今年9月に重症心不全となり、余命数カ月と宣告された。
心臓移植以外に命を救う手段がないが、国内では移植を待つ患者が約120人おり、年間10人程度しか実現していないという。このため、宮原さんの両親は入院先の熊本赤十字病院を通じ、ドイツの心臓病センターに手術を依頼。内諾が得られたとしている。
ただ、手術費や渡航費、滞在費など8600万円が必要なため、今月10日に「救う会」を結成、熊本市の中心市街地などで募金活動を展開する。
「救う会」はこの日、記者会見を開いた。宮原さんの父で会社員の広一さん(50)は「道が開けてきた。ご協力を」と呼び掛けた。母和子さん(51)は「元気になれたら、日本の移植問題の手助けが出来たらいいな」とする宮原さんのメッセージを紹介した。「救う会」=096(284)3988。
=2008/11/22付 西日本新聞朝刊=
拡張性心筋症は心臓の筋肉が薄くなり、死に至る難病。宮原さんは中学生だった2003年6月に発症。今年9月に重症心不全となり、余命数カ月と宣告された。
心臓移植以外に命を救う手段がないが、国内では移植を待つ患者が約120人おり、年間10人程度しか実現していないという。このため、宮原さんの両親は入院先の熊本赤十字病院を通じ、ドイツの心臓病センターに手術を依頼。内諾が得られたとしている。
ただ、手術費や渡航費、滞在費など8600万円が必要なため、今月10日に「救う会」を結成、熊本市の中心市街地などで募金活動を展開する。
「救う会」はこの日、記者会見を開いた。宮原さんの父で会社員の広一さん(50)は「道が開けてきた。ご協力を」と呼び掛けた。母和子さん(51)は「元気になれたら、日本の移植問題の手助けが出来たらいいな」とする宮原さんのメッセージを紹介した。「救う会」=096(284)3988。
=2008/11/22付 西日本新聞朝刊=
関連ニュース
- <心臓移植>敬助君を救おう! 友人ら、募金活動−−熊本 /熊本(毎日新聞) 11月22日 18:00
- <心臓移植>拡張型心筋症「彩ちゃんを救おう」 募金活動を開始 /埼玉(毎日新聞) 11月21日 13:00
- <肝臓移植>難病、生駒の川口さん 「支援する会」、募金への協力呼び掛け /奈良(毎日新聞) 11月19日 18:00
- <心臓移植>余命半年と診断、重い心臓病の聡太郎ちゃん 救う会、あす募金活動 /山梨(毎日新聞) 11月19日 18:00
- そうちゃん助けて 渡米、心臓移植へ募金求め(産経新聞) 11月09日 08:05
過去1時間で最も読まれた社会ニュース
- 「次官を殺した」男が警視庁に出頭、身柄確保(朝日新聞) 11月22日 22:42
- 夫婦げんか20年前より増加 原因はお金、博報堂調査(共同通信) 11月22日 17:17
- 「事務次官殺した」と男出頭 銃刀法違反容疑で逮捕へ(共同通信) 11月23日 1:28
- 「次官殺した さいたま市 小泉毅46歳」 刃物所持(朝日新聞) 11月22日 23:43
- 「次官殺した」出頭の男を銃刀法違反容疑で逮捕へ(読売新聞) 11月23日 1:28